放送区域の用途 | ホテルの宿泊室と廊下 |
内装仕様 |
天井:孔あき石膏ボード、壁:モルタル、床:パイル カーペット |
放送区域の寸法 | (図による。) |
放送区域の壁、床等内面積の合計 |
廊下1=320㎡ 、廊下2=441㎡ 客室(最大室)=112㎡ |
放送区域の体積 |
廊下1=188㎡ 廊下2=262㎡ 客室(最大室)=76㎥ |
放送区域の平均吸音率(500Hz) | 廊下1=0.14 、廊下2=0.14 、客室(最大室)=0.25 |
放送区域の平均吸音率(2kHz) | 廊下1=0.11、 廊下2=0.11、 客室(最大室)=0.22 |
スピーカーの音響パワーレベル | 97dB |
スピーカーの指向係数 | 指向特性区分W |
T = 0.16 × V/( S × α ) より
廊下1 T = 0.161×188/(320 × 0.14)=0.67秒
廊下2 T=0.161×188/(441×0.14)=0.68秒
客室 T=0.161×76/(112×0.25)=0.44秒
避難経路である廊下が20m以上の空間となるため明瞭度を重視したスピーカー配置とすると、次式で求めるrの値以下の距離となるように設置することとなる。
r=3/4×√(Q×S×α/(π×(1-α)))より
角度(°) | 0°~15°未満 | 15°以上30°未満 | 30°以上60°未満 | 60°以上90°未満 |
Q | 5 | 5 | 3 | 0.8 |
廊下1 r(m) | 6.06 | 6.06 | 4.7 | 2.43 |
廊下2 r(m) | 7.06 | 7.06 | 5.47 | 2.82 |
客室 r(m) | 5.43 | 5.43 | 4.21 | 2.17 |
○ 受聴点における音圧レベル
スピーカーからの最大距離点における音圧レベルの計算は、 P = p +10× log(Q/4 × π ×r²+4 ×(1-α)/ S × αより、
メリット(廊下の場合)
1 軸方向を受聴方向に向けられる事から、明瞭度が向上する。