消火栓は防火対象物の “利用者” が主に2人(1人で操作できるものもある)で使用して、消火活動を行う為の消防用設備です。
1類の “水系設備” に分類され、消火水槽・消火用ポンプ・配管及び継手類・消防用ホースで構成されています。
屋内消火栓の1号消火栓や屋外消火栓には、最も一般的な “平ホース” が設置されています。
一方で、有事の消火活動の際に “遠隔起動ボタン” を押して消火ポンプを回されず本来の能力が発揮できないというトラブルが実際に起こっており、簡単に操作できる2号消火栓などを普及させる動きがあります。
消火栓などに用いられる消防用ポンプは、水道用等とは異なり、普段は動作しません。そのため、非常時に正常に機能するかという点検が重要になってきます。
建物最上階に、試験用のバルブがある場合はそこに試験用のホースを繋いで放水します。
この試験用バルブがない場合は、放水しやすい屋内消火栓から放水試験を実施します。
ポンプ室内に、ポンプ起動・停止ボタンが設けられているので、放水の準備が整い次第、起動ボタンを押します。各屋内消火栓に設けられている“遠隔起動ボタン”でも起動はできますが、停止の操作はポンプ室内でしかできません。
放水バルブを徐々に開け、前回になった時の圧力を測定します。
バルブを一気に開けると、ウォーターハンマーという急激な水流の変化で配管に衝撃が加わるので注意です。
屋内・屋外消火栓設備やスプリンクラーがある建物には、実はどこかしらに水槽がついています。
水槽には水位維持のため、ボールタップが備えられており、水が減ると浮きが沈んで補水します。
しかし、さび等が配管に詰まること等が原因で不具合が生じる場合があります。
満水の警報が出続けたり、水道代が急に高くなった場合は要注意です。
水槽の給水に関するトラブルはボールタップ以外にもありますが、水源の不良の際はまずボールタップが正常に機能しているかを確認すべきであると言えます。
工事が必要な際は青木防災までお問合せ下さい。
✍(´-`).。oO(以下…、、屋内・屋外消火栓のブログページになります…。。)
消防法施行規則第12条〔屋内消火栓設備に関する基準の細目〕7のへにて、消火ポンプの “起動装置は、直接操作できるものであり、かつ、屋内消火栓箱の内部又はその直近の箇所に設けられた操作部(自動火災報知設備のP型発信機を含む。)から遠隔操作できるものであること。” と謳われています。📙(´∀`*)ウフフ
屋内・屋外消火栓は防火対象物の至る所に設置されていますから、それを使用する為に逐一ポンプ室に行って消火ポンプを起動させなくてもその場で遠隔起動できるようにと定められているわけです。👉🔘
ところが、この遠隔起動ボタンの認知度が低いという異常事態がTwitter上にて発覚してきたので、声を大にして広報します!📣
先日Twitter上にて、地下鉄ホームの屋内消火栓が後ろから見ると全くそれと分からないという問題について活発に議論されていました。👀💦
通常、消火栓ボックスは壁際に設置することが多く、その視認性は赤い表示灯を設けることで確保されているという前提なのですが、地下鉄ホームや両側に店舗がある廊下等では、その中央などに設置せざるを得ないといった状況が生じます。🚇(;´Д`)❕
また、この消火栓ボックスが周囲と異なる色、例えば消防・防災の分野でイメージされる赤色であれば、それと予想し易いかも知れませんが、話題提起されたものは周囲の景観と同じような色味をしており余計に判別し難いモノでした。💔
✍(´-`).。oO(ここでは、その議論の模様とそれに対する解決案を纏めてご紹介させて頂きます、続きをご覧下さいませ‥。。)
2018年の日本の今年の漢字が「災」になる程、自然災害が相次いで起こりまして、その被害を受けた物の中に御多分に漏れず弊社が取扱う消防用設備も含まれております。🍥(;´Д`)💦
この記事では画像の “暴風でなぎ倒されたホース格納箱” の、復旧工事を行った模様を紹介させて頂きます。🌀
また、併せてコチラの屋外消火栓ホース格納箱に関する消防法にも触れていきたいます。📝✨
✍(´-`).。oO(既設のホース格納箱についている “あるモノ” が…、、消防法上は無くてもいいという扱いでしたね…。。)
製造年から10年経過した消防用ホースは “耐圧性能検査” を行わなければなりません。🚒💦
そして10年が経過したホースは、その後3年毎に耐圧試験をし、消防用設備点検結果報告書にその合否を記し、所轄消防署に報告します。📝
この法令は1号消火栓に用いられる “平ホース” のみに適用され、
易操作性1号消火栓及び2号消火栓の “保形ホース” は耐圧試験をしなくて大丈夫です。🍥(・ω・)ノ♪
✍(´-`).。oO(以下に作業手順などを記していきます…。。)
消火設備の水槽系には必ず写真のような “ボールタップ” がついています。⚾
これが経年劣化等の様々な要因で故障した結果、「水が減っても給水されない」や逆に「水がずっとちょろちょろ出ていて警報盤にて “呼水槽満水” を出しやがる」等の諸問題が起こります。
写真のボールタップは単式の13A という大きさで、そこらの水洗便所のタンクに付いているようなものと何ら変わりはありません。🚾(;´・ω・)🚽💦
ですから、工事なんて超カンタン…なはずでした…。(;´・ω・)🔨
弊社のTwitterアカウントにて、消火栓についてツイートした所、日本消防放水器具工業会の会長殿(送水口博物館の館長さま兼任)から直々にリプライを頂きました。|д゚)❕
その際、“広範囲型2号消火栓” の啓蒙活動を行われている旨を伺いまして、画像の “消子ちゃん” の存在を知りました。💡
そして、今朝デスクを見ると「青木防災㈱ ウェブ担当」宛に郵送物が…、、開封すると、消子ちゃん2体が!!(*´▽`*)📪
✍(´-`).。oO(これは調子に乗って広報せずにはいられないということで、記事にさせて頂きます…。。)
“フート弁” は、消火に用いる水源の水位が消火ポンプより低い場合のみ、吸水管の先端に設けるものです。👷❕
ポンプ側の水が水源に戻らないように “逆止弁構造” となっている他、異物が消火用水に混ざらないように “ろ過” する装置の役割も果たしています。🔎
本工事では、経年劣化による腐食により、フート弁を通して水を吸わなくなっていたため、交換に至りました。💔(;´∀`)
フート弁交換工事の模様を、写真と共に記していきます…。✍(´-`).。oO
動力消防ポンプは消防法施行令第19条第4項に基づき、屋外消火栓の代替設備として設置可能な場合があります。📝
どのような場合に代替可能かというと、動力消防ポンプから半径100mの包含円内に防火対象物が収まる場合です。💡
これは、消防ホース5本までなら延長可能であり、1本20m ×5=100mとなり、その円周分を消火範囲とすることができるとされるからです。🚒💦
では、なぜ動力消防ポンプで屋外消火栓を代替することを検討すべきなのかを、続きに記していきます。…✍(´-`).。oO♬
補給水槽は、消火用配管の中に水を満たしておくための設備 です。💡
その水にかかる重力によって、配管内に消火用水を行き渡らせる役割を担うため、屋上など建物の高い位置に設置されます。🏢
また、逆止弁が錆などで機能しなくなると、この補給水槽に配管内の水が逆流するという現象が発生することがあります。💦
✍(´-`).。oO(その場合、以下のように逆止弁を交換するほか、他の配管も交換しなければなりませんので、地味ですが非常に手間がかかります…。。)💸
“電極棒” の設置工事は、青木防災㈱では主に消火水槽用で取り付けます。
これの目的は、消火水槽内の “満水” と “減水” を感知してその信号を制御盤や自動火災報知設備の受信機に送ることです。
電極棒の長さは、水槽によって様々に設定します(規定なし)。
“満水” を感知する棒は、ボールタップより上(通常の水位より上)で、オーバーフローより下に来るようにカット・設置します。
“減水” の棒は、ボールタップより下(30 cm程度)に設定します。
水槽の水位状態を知るために欠かせない “電極棒” について以下に記していきます。……