スプリンクラー設備は、1類の消防設備に分けられています。
天井などから、“水” が直接炎に降り注ぐことで消火に至ります。
消防用設備等の中でも、知名度はかなり高い方ではないでしょうか。
このスプリンクラー設備は、弊社のような “防災屋” が設置工事をします。
なぜなら、甲種1類消防設備士の免状を持っていないとスプリンクラー設備の工事のすべてを行うことができないからです。
以下に、スプリンクラー設備の設置工事に関する実績を紹介させていただきます。
水系の消火設備において、漏水トラブルはつきものです。
特に地中埋設配管部分で漏水している(※目視できないので消去法で判断)ことによる改修工事は定期的に御座います。
※本記事は従来の塩ビ被覆の配管用炭素鋼管についての性能等を非難するものでは決してなく、今回弊社にて用いた耐震性に優れた新しい消火用樹脂管(令和2年の通知に基づく)の魅力を発信する意図で作成しています。
最近、イシューから始めよでお馴染みのYahoo!の安宅和人さんが執筆された「シン・ニホン」が話題ですね。📖(´∀`*)ウフフ✨
その中で『この国は妄想では負けない』って話があって、確かに日本人は幼少期からドラえもんをはじめとするSF作品に当たり前の様に触れて育ってきなぁと思います。👽💭
消防設備業界はアナクロで、そんな近未来的なものなんて無いよなぁ‥と物思いにふけっていると『あ、そういえばパッケージ型自動消火設備って「どこでもスプリンクラー」とも捉えられるよな』って気付きました。🧠( ゚Д゚)❕
皆さんのお部屋の天井からも、設置すれば放水できますよ。⛲笑
大規模災害が起こった際、例えば停電から復旧した際に発生する「通電火災」の様な二次災害時にも消防用設備等が適切に動作する事で被害の軽減が期待されます。((((;゚Д゚))))🔌⚡💦
ところが、自然災害によって想定外の影響が消防用設備等に与えられてしまい、壊れてしまうという事故が起こっています。🌀
あ、一番被害の大きい消防用設備等は何だと思いますか❓(・・?
火災発生時に消防用設備等の機能が停止してしまっている状態にならない様、耐震措置などのガイドラインが制定されている他、災害によって生じる消防用設備等に関するトラブルについても報告されています、今一度ご確認下さいませ。🔍
消火ポンプを用いて加圧送水されるスプリンクラー設備には、その消火水槽内の水を放射し終わった際も追加で放水できる様に、スプリンクラー用の送水口が設けられます。⛲(´∀`*)ウフフ💦
この送水口より消防ポンプ車が加圧送水する事で、火災盛期で侵入が困難な場合にも建物のスプリンクラーヘッドより消火活動が可能になっているという訳です。🚒💨
ところがどっこい、スプリンクラー設備には “設計送水圧” がある為「これ以上の圧力で送水せな上手い具合に放水されへんけど、圧力かけ過ぎたらスプリンクラーヘッドがワヤになってまうで…。」という値を標識に記しておく必要があるのですが、それを求める考え方について知られていないので広報します。🐈♪
前述しました通り、スプリンクラー設備の工事を行うに際して、甲種1類消防設備士が工事着工の10日前までに “着工届” を提出しなければなりません。
スプリンクラー設備には、専用の水源があり、そこからポンプで給水して各ヘッドから水が撒かれる仕組みです(水道直結のものもある)。
その規模や間仕切りよって、ヘッドの個数や配管長をを算定して書類に記載します。
また水源の容量や、ポンプのパワーも計算をもとに決める必要があります。
その際の図面の書き方や、計算方法を簡潔に紹介させていただきます。
スプリンクラーヘッドの散水半径は決まっており、その包含円に隙間ができないように図面上で位置を設定します。
(´-`).。oO(高感度型であれば半径2.6 mです。。)
また、作動温度は通常の場所であれば60℃~75℃(通常72℃程度)のヘッドでいいのですが、厨房などの周囲温度の高い場所は75℃~121℃(通常98℃程度)の標示温度が高いスプリンクラーヘッドを選定する必要があります。
そして配管径によって設置できるヘッドの個数も定められています。
(32 Aの配管径では3つまで・40 Aの配管径では5つまで、等です。)
それらの情報を図面上にヘッドは〇と◎で、配管は実線で表記します。
アイソメとは、アイソメトリック (isometric) の略で、等角投影図法のことを示します。
配管経路を図面で表そうとすると、X軸(ヨコ)・Y軸(タテ)・Z軸(高さ)の3つの方向要素を反映しなければなりません。
そこで、あらかじめ角度と方向を設定した実線によって、3次元的に配管経路を図面上に記します。
このアイソメ図があれば、配管経路が一目でわかります。
そのため、着工届にはアイソメ図を添付することが不可欠です。
また、作成したアイソメ図をもとに、その配管経路で生じる “摩擦損失” を計算して着工届に添付します。
圧力損失計算書は、配管に水が流れる際にどれくらいの摩擦が生じて勢いがなくなるかを計算したものです。
作成したアイソメ図より、配管の径・長さ・継手類が分かるので、それらの情報をもとに摩擦損失を計算します。
また、配管の摩擦による損失の他に、実揚程やアラーム弁損失などを加えたポンプ揚程算出後、ポンプの仕様を選定します。
この圧力損失計算書は4つ必要で、①ポンプから最遠ヘッドまで、②ポンプから補助散水栓まで、③送水口から最遠ヘッドまで、④送水口から補助散水栓まで、をそれぞれ計算して着工届に添付します。