◎ 消火は「衛生設備」の一つ
建設現場におけるスプリンクラー設備や屋内・屋外消火栓設備などの「消火設備」は、大きな「衛生設備」という括りの一つでしかありません。🌠✨
「衛生設備」といえば、主にトイレや水道といった「給排水設備」やエアコンや換気扇などの「空調設備」をイメージされる建設業関係者様が殆どかと思われます。🚿\(゜ロ\)(/ロ゜)/🚽💦
何故なら「衛生設備」における建設単価の多くを「給排水設備」や「空調設備」が占めており、消防用設備等の一つである「消火設備」は商売的に “ついで” の様な位置づけになっている(※そもそも現場によっては無い)からです。⛳(;´Д`)💨
◎ 警報は「電気設備」の一つ
◎ 避難は「建築設備」の一つ
上記の設備以外、その他は「建築設備」に該当するでしょう。🏢
「建築設備」は多岐にわたり、その中で「避難設備」である救助袋や緩降機及びベランダの避難はしご等の存在感は非常に小さいものとなります。🎪🤡💭
ハッチ式の避難はしごについては、サッシ・金物屋さんが製作所より直で取り寄せて建設現場に納入するケースも多々ある為「避難設備」については消防設備士の出る幕が無い場合もあります。👷💬
よって「建築設備」における「避難設備」についてが、数ある設備の “ごく一部” になります(※そもそも現場によっては無い)。🧩
避難設備であるハッチ式の避難はしごをサッシ・金物屋さんが現場に納入する様に、消火設備や警報設備といった消防用設備等についても、手掛けられる衛生屋さんや電気屋さんが現場にいらっしゃれば防災屋(消防設備士)という専門家が不要になるパターンもあります。💡
◎ なぜ防災屋(消防設備士)が必要に?
商売上、他業者さん的にはヘタに手を出して大損する位なら『消防、苦手やから慣れとる防災屋に任して他の本業で稼ご‥。』といった心境になっているかと。💡
また、消防本部によって消防法の取扱いが異なる為、例えば『C消防署ではOKだったけど、お隣の市町村となるH消防署では認められません。』といった現象に対応できる「地域に根付いた防災屋(消防設備士)」という存在にも価値が生じています。🚒💨
㊙ 大手ゼネコン建設現場のカースト
◎ 業界のマジ話が描かれた漫画3選
- ☑ ブルーカラー・ブルース
建設現場の監督として “滅茶苦茶ブラック” な環境下で働いた、著者の実話ベースの漫画。📖💦
職人や会社とのやり取りがリアル過ぎて笑えないがゾックゾクする、当ブログで書けない話も。((((;゚Д゚))))💔
業界について知りたい就職・転職希望者や、点検メインで工事をしない消防設備士は必見の1冊‥。👷💬
- ☑ 正直不動産
嘘をついて契約を取ってくるのは当たり前の不動産業界(※本当かどうか管理人は知りません)で営業成績トップだった主人公が、地鎮祭の祠(神様がいるやつ)を蹴り壊した結果、呪われて本音しか言えなくなってまう話。👻
『業界構造の理解に繋がる‥』と寿防災工業㈱安永さん(@Shuhei_kotobuki)がTwitterでツイートしていたので拝読させて頂きましたところ、管理人も完全にハマってしまいました。📚(´∀`*)ウフフ♪
あらゆる建物が職場となる消防設備士は不動産業界の方々と仕事で接点を持つことも多々あるので、お客様側の事情や気持ちを察する為にも必見の漫画です。🕵✨
【🚨警告】ご用心!情弱ビジネス
サービス提供の原価を抑える為「耳障りの良い“夢”とか“やりがい”で人件費が節約された情報弱者」を集めて「安い人工を探す元請け(◯次下請け)に対してギリギリの日当で調達してきた作業員を放り込むビジネスモデル」が在る様です。💔(;´Д`)💨
その買い叩かれた作業員となれば当然、マトモに家庭すら持てぬ給与水準に留まる仕組みとなっています‥。💸
消防設備士というプレイヤーが薄給となる仕組みを放置すると、単純に魅力的な人材が来づらい市場になるので業界全体としても宜しくありません。🧯💦
自分達は知らぬ顔で食えるとこ食って去るという短期的利益を優先するのではなく、未来を担う次世代達に苦労を背負わせない様に「仕事に対して適切な対価が得られる市場」を目指して長期的利益を優先させましょう。🔭✨
◎ まとめ
- 消防用設備等は大きく「①消火設備」と「②警報設備」及び「③避難設備」の3つに分けられ、建設現場によっては他業種の方が消防用設備等の工事を担当することもあるのに何故、他の業者さんでも手掛けられる消防用設備等の施工について、未だに防災屋の様な専門家が存在し、必要とされているのか質問した。✅
- 消防用設備等は、設備の括り的に「衛生設備」や「電気設備」の一部となっているがそもそも現場によっては無い場合も多々あり、慣れていない業者が手を出すと『メインでない工事の割に、面倒なことが多い』為、我々防災屋(消防設備士)の専門家が必要となった。✅
- 消防本部によって消防法の取扱いが異なる為、例えば『C消防署ではOKだったけど、お隣の市町村となるH消防署では認められません。』といった現象に対応できる「地域に根付いた防災屋(消防設備士)」という存在にも価値が生じていた。✅
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ぴょんぴょん (火曜日, 04 10月 2022 07:35)
建築屋さん、設備屋さん、電気屋さん、、、。工事現場では防災屋はいっちゃん立場が弱いでんな。本領発揮するのは消防検査の時だけですわ!!せやけど、逆に消防さんから指摘受けたら監督さんにボロクソに怒られます。((+_+)) 面目丸つぶれになったこともしばしばおます、、、。( *´艸`)