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消火器の中身って‥⁉

ご存知ですか?消火器の中身
ご存知ですか?消火器の中身

消防法に則って至る所に設置されている消火器ですが、皆さん消火器容器内に何が入っているか知っていますか?🧯(´∀`*)ウフフ♪

 

最も一般的な消火器の薬剤が "粉末" であることも、ご存知で無い方がおられることはTwitter上の反応より察しております。🧪💦

 

また、消火薬剤は同じですが、以下の通り噴出機構が異なる二つの消火器があります。🎈\(゜ロ\)(/ロ゜)/💣

  • ☑ 蓄圧式粉末ABC消火器
  • ☑ 加圧式粉末ABC消火器

加圧式については破裂事故が起こる危険性がある為、現在は取扱っておらず廃棄処分時に蓄圧式への交換が進んでいます。💥

◎ 現行の蓄圧式粉末消火器の中身


蓄圧式消火器には「圧力ゲージ」
蓄圧式消火器には「圧力ゲージ」がある!

現在、主流の消火器は「蓄圧式粉末ABC消火器」です。🧯✨

 

この "蓄圧式" の消火器には「圧力ゲージ」という、消火器本体容器内に常時かかった圧力を表示するための計器があります。⌚

 

蓄圧式粉末ABC消火器の中身は、以下の2つです。🧪(´∀`*)ウフフ

  • ☑ リン酸アンモニウム(消火薬剤)
  • ☑ 窒素ガス(薬剤放出の圧力源)

常時、容器内に圧力がかかっており、レバーを握るとホースから消火薬剤であるリン酸アンモニウムが噴出される仕組みです。🐄💨


消火薬剤であるリン酸アンモニウム
①消火薬剤であるリン酸アンモニウム
消火薬剤を放出する圧力源であるN₂ガス
②消火薬剤を放出する圧力源であるN₂ガス

◎ 従来の加圧式粉末消火器の中身


加圧式消火器の容器内にあるCO₂ボンベ
加圧式消火器の容器内にあるCO₂ボンベ

以前、主流であった「加圧式粉末ABC消火器」の中身は、以下の2つでした。🛸(;´Д`)💡

  • ☑ リン酸アンモニウム(消火薬剤)
  • ☑ CO₂ガスボンベ(薬剤放出の圧力源)

レバーを握るとCO₂ガスボンベに針が刺さって穴が開き、消火器容器内の圧力が急上昇して消火薬剤を噴出する仕組みでした。⛲

 

点検が容易で消火薬剤詰め替えも簡単な加圧式消火器ですが、本体容器の劣化による破裂事故が相次いだ為、現在は廃棄処分が進んで圧力の急上昇を伴わない蓄圧式消火器に変更されています。🎈


◎ 消火器ハイボールの作り方(※ネタ)


1⃣CO₂ボンベ、2⃣圧力調整弁、3⃣小型消火器
1⃣CO₂ボンベ、2⃣圧力調整弁、3⃣小型消火器

オマケとして昔、エイプリルフールにTwitter上に投稿したネタ(※弊社長はガチでやってる)を紹介させて頂きます。🥚(´∀`*)ウフフ♪

 

【消火器ハイボールの作り方🥃】

  1. 何も入っていない消火器の容器に、水を半分程入れます。
  2. 専用の圧力調整弁に、使わなくかった加圧式消火器用のCO₂ガスボンベを装着します。
  3. 消火器の薬剤噴射口にカチャっと接続して、ボタンを押します。
  4. 好みのウイスキーを適量入れたら出来上がりです。

もう使用しないCO₂ガスボンベで、炭酸水が作れるんです。🍸笑


つまり「消火器ハイボール」を作る際の消火器の中身について、最初は "水" で圧力注入後は "炭酸水" ってな具合になってますね。🧯♪

※よい子はマネしないでね(一応)

◎ まとめ


  • 粉末ABC消火器消火器には「蓄圧式」と「加圧式」という噴出機構が異なる二つの消火器があり、主流である「蓄圧式粉末ABC消火器」の中身はリン酸アンモニウム(消火薬剤)窒素ガス(薬剤放出の圧力源)であった。✅
  • 以前、主流であった「加圧式粉末ABC消火器」の中身はリン酸アンモニウム(消火薬剤)CO₂ガスボンベ(薬剤放出の圧力源)であり、レバーを握るとCO₂ガスボンベに針が刺さって穴が開き、消火器容器内の圧力が急上昇して消火薬剤を噴出する仕組みであった。✅