弊社員より『今回のスプリンクラーヘッドの増移設工事の補助金って「プライバシー保護」に係るものらしいですね。』と聞いてハッ!とした管理人が言いたいことが以下の通りです。🏹✨
- ☑ プライバシー保護の工事でも「壁を上まで立ち上げて間仕切る」ことが可能なら、そうした方が良い。
- ☑ 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う “個室化改修事業” に関する補助金を有効活用すべき。
- ☑ 施工実績が豊富で最適な提案ができる弊社だからこそ、役に立てることがある!
自分だけでなく、大切な人の命に係わる話です、ご確認を!🚨
◎ プライバシー保護の為の補助金って?
以前より『既存の特別養護老人ホームにおける多床室の “プライバシー保護” の為の改修』に際して補助金が活用される事例は多くあり、それに係る改修工事に弊社も長らく携わってきました。👷🔧
補助金という予算で可能な範囲の工事が計画されるので、これまではプライバシーさえ保護できれば「間仕切りを天井まで立ち上げず、60cm以上開ける。」ことによって、空調設備や消防用設備等の改修工事が省略されることもありました。💡(;´Д`)👌✨
しかし今後は “感染症のリスク” も鑑みると、多床室をユニット型個室にする改修工事に際して『間仕切りを天井まで立ち上げた方がいいのでは?』と考えられるのが自然かと。🧫💦
【💡補足】
“多床室” と “ユニット型個室” とは、以下の様な部屋・スペースの取り方を指します。
参考:厚生労働省 介護老人保健施設(参考資料)
◎ スプリンクラーの増移設がネックに!
天井まで壁を立上げて完全に間仕切ってしまうと、福祉施設については以下の工事が追加で発生する事となります。🚪( ´∀` )💔
- ☑ スプリンクラーヘッドの増移設
- ☑ 自動火災報知設備の感知器の増移設
- ☑ 空調・換気設備の増設
特にスプリンクラーヘッドの増設については、配管の径によってスプリンクラーヘッドの個数が決まっている為、例えば『32Aの配管で既に3個ヘッドを取っているので、もう一個増やすには奥の太い配管から分岐して‥』という手間がかかる可能性が‥。⛲💦
当然、手間がかかる分だけ工賃も上がってしまいますので『感染症対策はしたいけど、費用が‥。』という問題に直面して断念されるかたもいらっしゃるかと。💸(;´Д`)💨
そこで、新型コロナウイルス感染拡大防止のための “補助金” を充てて改修工事を検討されることを提案します。🌐✨
◎ 補助金が全然利用されていない‥⁉
参考:令和元年度社会福祉施設等施設整備費補助金の内示について
補助金の財源は “税金” であり、国の施策に合致した用途に使用されるべきかと思います。💰
今後、福祉施設の多床室をユニット型個室化する際は、プライバシーの保護だけでなく「新型コロナウイルス等の様な、自分や大切な人の “命を脅かすリスク” の回避」も鑑みられた構造が選択されるようになっていくことを願います。👾\(゜ロ\)(/ロ゜)/🔐💦
弊社は新築の福祉施設だけでなく、既設の福祉施設へのスプリンクラー設備を含む消防用設備等の施工・メンテナンスの実績も豊富ですから、お客様に最適な提案が可能ですので気軽に “✉お問い合わせ” 下さいませ。📞(´∀`*)ウフフ♪
◎ まとめ
- 既存の特別養護老人ホームにおける多床室をユニット型個室に改修する際の補助金が “プライバシー保護” に関するものであったが、今後は “感染症のリスク” も鑑みて「壁を上まで立ち上げて間仕切る」ことが可能なら、そうした方が良かった。✅
- 天井まで壁を立上げて完全に間仕切ってしまうと、スプリンクラーヘッドの増移設や自動火災報知設備の感知器の増移設などの手間がかかる分だけ工賃も上がる為、新型コロナウイルス感染拡大防止のための “補助金” を充てて改修工事を検討されることを提案した。✅
- “補助金の内示” について見てみると、3月末の時点では全国的に殆ど利用されていない状況であった為、プライバシーの保護だけでなく「新型コロナウイルス等の様な、自分や大切な人の “命を脅かすリスク” の回避」も鑑みられた構造が選択されるようになっていくことを願った。✅
コメントをお書きください
名無しさん (水曜日, 13 5月 2020 20:15)
>新型コロナウイルス感染拡大防止の為の個室化に伴うスプリンクラー設備
現在は緊急事態ですが、医療機関等各所での取組が気になっています。徹底した所では以下。
https://www.life-kawagoe.com/prk9vu/
それぞれは医療上、感染予防上、必要で正当なのですが、防火・火災上気になる典型例は以下の写真のように天井まで完全に覆っている場合。
https://www.life-kawagoe.com/wp-content/uploads/3b2487136ac5ed21d671b9bfdf106a06.jpg
例えば上部を開けておかないと、万が一の火災発生時に「煙感知器」による火災発見が困難になったり、スプリンクラーによる散水・初期消火を邪魔する可能性があり。「消毒用アルコール使用増加」も相まって、火災リスクの増加を心配しています。
(病院・ホテル等の難燃カーテン義務化連想)
もっとも塩ビ樹脂はそもそも難燃傾向(※1)のため「緊急時の代用」には良いと考えます。
※1:http://www.vec.gr.jp/enbi/enbi2_4.html
ただ、銀行やJRの切符売り場のように「元々、本設のアクリル樹脂他」で区切っていた建物に比べ、「仮設=建物設計段階での火災想定範囲外」+「消毒用アルコール使用増加」が思わぬリスクにならないか。
特にビニールでも種類があり、難燃性が高いものと、そうで無い物の区別が難しい上に、以下記事(※2)では「正確な消防法に対するビニールカーテンや間仕切りシートなどの使用に関する法令が定めれられておりません」とあるだけに、今回の感染対応が落ち着いた所で、消防署さんに改めて意見を尋ねてみた方が良いかも知れません。
※2:https://vinypro.com/mamechishiki/shoubou
よろしければ管理人様のご意見をお聞かせ下さい。
名無しさん (水曜日, 13 5月 2020 20:24)
補足:病院用カーテンの事例
https://www.styledartpro.com/curtain/byouin.html
何故病院では上部がメッシュになっているのか、ずっと不思議だったのですが、スプリンクラーを阻害しないためとは初めて識りました。
<それでも「※範囲基準は各自治体により異なりますのでご確認ください。」とあるのが難しいですね。
管理人 (金曜日, 15 5月 2020 13:59)
>名無しさん 様
コメント有難う御座います!�( ゚Д゚)✨
ご指摘の通り、確かに天井まで完全に仮設のビニールで覆っている様な箇所ありますね。
消防法的には違反ですが、緊急事態の為に咎められる事は未だ酷だという様な認識です。
ウイルス対策による後付けの区切りによって通気性も悪くなり、アルコールが揮発したらリスクが‥という視点・想像力に脱帽です、仰る通りだと思いました。
ウイルスも、アルコールに引火した際の炎も目に見えないので、正しい情報を元に想像して対策しなければなりませんね。
防炎物品は主に本来燃えやすい “布” の仕切りについて規定されているものなので、これ程までに塩ビ樹脂による仕切りが一般的になった今、新たな扱い方の基準の様な話があると現場でも安心して採用され続けるかと。
私個人の意見では「素人の手作りビニール区切り」ではなく、消防法も鑑みられた既製品が普及すればいいなと思っています。
特定防火対象物でも「この素材でOK」って話と、スプリンクラーの散水障害の話云々も周知された上で、どこでも設置されている‥みたいな状況が理想です。
ウイルスの脅威が一過性ではないという話も含めて、世の中の関心レベルが高水準なうちにルールが浸透して “当たり前” になって欲しいです。
今後共、何卒宜しくお願い致します!!�