あちこちで「人手不足」だと言われ続ける今ですが、皆様はどの様に感じられていますか?👂
業界によって状況は異なるでしょうが、建設業全般は有効求人倍率より明らかに「求職者より、求人数の方が多い」状態になっています。📖(;´Д`)💦
要は『人に来てもらえてない状態』になってるワケです。💔
消防設備業界も建設業界に属しますから、ご多分に漏れず「人手不足」に該当してくるはずなのです。👥‥が
調べてみると、そう一概に言えない事実も確認できました。🕵
業界の「人手不足」について
「人手不足」について、管理人は以下の様に捉えています。💡
- やる人がいないんじゃない、やりたい人がいないだけだ。
例えば後継者1人がいなくても、それは人手不足で困ってるって言えちゃうんじゃないかと。⛳
つまり、求められる “仕事” や “役割” といったパイに対して、求められる “能力” や “やる気” のある人が見つけづらいといった現象が「人手不足」の内実であると思っています。⭐
勿論、その状態のままだと困った事になる部分もあるので、消防設備業界をモデルケースにして改善策を考えてみましょう。🧯
【🔍目次】
「消防設備士」の受験者数に変化ナシ
消防設備業界で働く為には、一般的に消防設備士という消防法で定められた国家資格を取得し、その免許に基づいて実務に携わる事となります。🎫
実際「人口」は激減しているが‥
近年における消防設備士の数は “横ばい” でしたが、ご存知の通り日本の人口そのものは激減しています。🗾💦
参考:人口推計_総務省統計局
逆に、この少子高齢化かつ人口爆減の時代に受験者数が変わってない消防設備士って凄いとさえ思えてきましたよね。📊笑
確かに、昔から “働き盛り” と言われるような世代の人口は徐々に減っていて、全体的に人手は不足するはずだというのは、以前 “消防・防災業界シンポジウム” でも触れていた通りです。🦒💭
しかし、人口減少に伴って消防設備業界も「人手不足」になるのは仕方ない‥というワケではなさそうです。🐈♪
冒頭で述べました有効求人倍率で “人余り” になっている業界・分野もありますので、工夫次第で改善できる可能性はあります。🌎
「人手不足」の改善策はコレ⁉
上述した通り消防設備業界の “人手不足感” というのは、まず候補者の “採り合い” で敗れなければ「目先の解決」はできちゃいます。🎤
※マッチングサイトへの警鐘
新規参入障壁の低い消防設備業界では、一定の職務経験を積んで “独立” される方の割合が比較的多い傾向にあります。🚲
独立した一人親方をニーズのある現場に送り込むサービス自体は何ら否定しておらず、むしろ素晴らしい事だと応援しています。📲
ただ、一つ気になっているのが「サービスがITにより “市場化” された後に、本来の価値とかけ離れた価格付けがされた状態でも “人手” が調達されちゃう」という可能性です。💸
例えば、誠実な点検をしていた現場の担当者が¥50,000円かかる業務を¥5,000円でマッチングサイトに掲載できたとします。📃
それを、仕事が無くて困っている一人親方みたいな業者が無理に “請けちゃう” 現象が起こると、どうなっていくと思いますか?🌐
人生自転車操業状態を回避せよ
プラットフォーマー側が値付けに関与し、はじき出された不適切な価格の案件を無理に請け出す人たちが現れだしたら地獄です。👿
👇実際そうなっちゃってる話の本
青木防災㈱についてのマジ話㊙
誰も知らない間に “コソッ” と過去最高益である売上高2億円超えを達成しており、実は右肩上がりで伸びている組織になってます。📈
今回、この記事を書くに際して弊社長に「人手不足について、どう感じてますか?」と質問してみた所、以下の回答が…。
- 👦:『‥感じてません。』
((((;゚Д゚)))) えっ、なんで‥。
コリャ弊社長に「人手不足」を感じてもらう為に、もっと仕事をお任せして頂かなければならんということですね。🙇💦
これから益々 “残る組織” と “消える組織” が分かれ、また「人手不足感」が蔓延する中でも、候補者に選ばれ続ける組織として右肩上がりで繁栄し続けますので、皆さま宜しくお願い致します。🐈♪
まとめ
- 「人手不足」の内実は『やる人がいないんじゃない、やりたい人がいないだけだ。』で、求められる “仕事” や “役割” といったパイに対して、求められる “能力” や “やる気” のある人が見つけづらいといった現象と管理人は思っていた。✅
- 数字をみれば “人手不足感” は、消防設備士という「人手となる候補者」が不足したから生じたのではないと分かり、消防設備士の有資格者は、単純に消防設備業界を「選んでない」だけであった。✅
- 候補者の “採り合い” で敗れなければ「目先の解決」は可能であり、適切な市場環境作りに「業者」が取り組んでいくべきであった。✅
コメントをお書きください
HY (土曜日, 08 2月 2020)
まったくもってその通りだと思います。
そもそも「有効求人倍率」という指標は日本経済の動向に対して使うものであり、
種々の業界当事者たちが言い訳として使う言葉では無いと考えています。
自社にとって有益な人を採用する為に努力を怠ってはならず、
同業他社や他業界よりも魅力的な情報を発信し、
工夫を凝らしたアプローチを生み出す必要があります。
人出不足を業界の動向とし他責的に捉えてしまうと、
自社(自分)の本質的な問題を蔑ろにしてしまいそうです。
別件で、今後はマッチングサービス等によって、
価格破壊に始まり、雇用形態の変化、企業の短命化等の問題がいずれ起こっていくのでしょうね。
ワーカーマッチングの側面としては正規社員の置き換えですから、
企業にとっては経費を抑えることが出来て、消費者から安い価格で受注できる訳ですよね。
市場における競争は必要ですが、過当競争の末に待っているのは言わずもがなです。
消防法の意義を守る業者が減ってしまっては、あまりよい未来にはなりそうもありません。
業界全体が人出不足なのであれば、本来は単価を上げるチャンスなのでは無いでしょうか?
管理人 (月曜日, 10 2月 2020 11:07)
>HY さん
いつもコメント有難う御座います(毎度お世話になっております)!!�✨
有効求人倍率について‥
①その職種が特別な技能等を必要としており、適切な人材がレアカードなんで人が“来れない”
②ただ単に人に選んでもらえず、“来てもらえてない”
って二つのパターンが混ざっちゃってて、消防設備業界は後者ではないかと思ってます。
実際、弊社を含む多くの中小防災屋が「未経験可」でも募集できちゃってる位ですから…。
マッチングサービスについては、既に動いているものもあればこれから狙おうとしている方まで知っています。
それはそれで、目をつけて下さって有難う御座います!!と心から感謝をしております。
一方で、消防設備業界の内部はどうかというと、これからただ“変えられるだけ”になっちゃってないかなと。
そもそもお客様に伝わり、届く発信ができれば直で繋がれます。
そこで消防法に則った健全な仕事をすることで潤いが生まれ、人が来るといった好循環を生み出すべきではないのかなと。
その為の工夫も、業界内でやってかないと…って思ってます。『変わらなければ、替えられる。』が結構目前に来てる感じします。
単価を上げる為にも、人手不足感を解消する為にも、自分らで工夫しないと…って思ってます。
例えば、管理人の場合は馬鹿の一つ覚え的に「発信」を掲げて、邁進しています。
HYさん、今後とも何卒宜しくお願い致します!!��⛄
九州地方消防設備士 (月曜日, 10 2月 2020 18:02)
こんにちは!
いつも楽しく読ませています(^-^)
自社は特に人材不足はありませんが、同業者様のところではよく話をききますね(((^_^;)
話しはかわってしまいますが、最近気になる事がありますので記事にしていただければうれしいですm(_ _)m
1、火災通報装置に関して2024年1月以降に折り返しの不具合が生じる現象
条件とその後の対応は複数あるみたいで、調べてみたんですがよく理解できずに苦戦中です(*_*)
管理人 (水曜日, 12 2月 2020 13:41)
>九州地方消防設備士 さん
いつも有難う御座います!!コメント有難う御座います!!�
火災通報装置が電話回線のIP化で一部不具合でそう…って話は、実は前ブログ「火災通報装置の電話回線について」で触れておりまして、そのコメント欄に “へぼ担当” 様が大変分かり易く詳細を言及されておりますのでご確認下さいませ!!�
今後とも、何卒宜しくお願い致します!!�♪
管理人 (水曜日, 12 2月 2020 13:42)
>九州地方消防設備士 さん
すんません、URL貼り忘れました。
�「火災通報装置の電話回線について」
https://www.aokibosai.com/2019/02/28/%E7%81%AB%E7%81%BD%E9%80%9A%E5%A0%B1%E8%A3%85%E7%BD%AE%E3%81%AE%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E5%9B%9E%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
九州地方消防設備士 (水曜日, 12 2月 2020 14:43)
管理人さま有難う御座います。
すでにあったんですねm(_ _)m
大変失礼しました(T-T)
今後も宜しくお願いします(((^_^;)
お初 (木曜日, 13 2月 2020 18:57)
初めまして。
楽しく猫ツイッター見てます。
マッチングサービスは悪い点ばかりでもないのかな、と思います。
ブローカーのような中抜き業者が淘汰されて、建設業界で問題になってる多重請け構造の解消に期待しています。
けど価格破壊を呼ぶ恐れも確かにありますね…。
動向を見守っております。
管理人 (金曜日, 14 2月 2020 09:03)
>お初 様
いつも “猫ツイッター” ならびに、本業ネタへの興味・関心有難う御座います!!�笑✨
建設業界のブローカー問題、以前とある会議にて弊社が200万で出した見積りが最終的にお客様の所に行った際に700万円になっていたのには驚きましたが、その差額については情報化社会の恩恵で建設業界とて流石に徐々に縮まっていく、既にそうなりつつあるのではないかと思っています。
弊社の様な零細企業でも、お客様から直接お仕事を受注できるくらいですから。
上記の例で言うと、プラットフォーマー側は700-200=500万の無駄払いを抑制する役割を果たすというメリットと、ルールがなければ本来200万はかかる業務の部分についても不当に安く入れる業者さんが現れるというデメリットがあるかと思っています。
後者について、仕事内容にも寄りけりで、例えば工事だと完成した状態というゴールがあって、それが目に見えて分かりますが、消防用設備点検とか今でもただのシール貼りって業者がいて、その様な経営判断を助長しそうだなと懸念しています。
本文中でももう少し触れれば良かったのですが、マッチングサービス自体は私も革命的だと思っていて、かなり好きです。サービスの質と、利便性が上手いこと天秤にかかり、最適化されていけばと思っていますし、そうする工夫・努力も主体的にしていきたい次第です。
今後とも、何卒宜しくお願い致します!!