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放水口という送水口の相棒たち

放水口に接続された配管を歩くタマスケ
放水口に接続された配管を歩くタマスケ…。

消防用設備等の一つに “連結送水管” という「建物の上階で消火活動をする為に、消防隊の方のみが使用する設備」があります。⛲

 

地上にある “送水口” という接続口と消防ポンプ車の消防ホースを繋いで配管内へ加圧送水し、上階の「放水口」から消火活動が可能な圧力の水を確保できるという仕組みです。💯(;´Д`)👌✨

 

これによって、消防隊の方々がハシゴ車を伸ばしても届かない箇所でも、消防ホースを持って建物内に進入できれば、放水口より消火用水を調達する事が可能になっています。🚒💦

 

そんな “相棒” の様な連結送水管「送水口」と「放水口」ですが、注目度には歴然とした差があるんです。💔

「放水口」見た事あります?


「放水口」って書かれた箱 連結送水管
こんな「放水口」って書かれた箱です。
バルブが「放水口」 連結送水管
こんな感じのバルブが「放水口」なんです!

地上から「放水口」へ送られた水で消火 連結送水管
地上から「放水口」へ送られた水で消火…!

では一体、何故 “送水口博物館” という送水口に歓喜されるマニアな方々すらおられる程に注目されている事実と比較して、放水口が『ホウスイコゥ…興味ナシ。』的な位置づけになっているのでしょうか。❔

 

管理人が思う、その理由は以下の通りです。👑

  • 放水口は建物の3階以上にしかない🥇
  • 送水口は形も様々で何かカワイイ🥉

🔍(´-`).。oO(皆様も是非‥、、街中の送水口をチェック‥!!)


連結送水管の「送水口」から


消防ポンプ車と接続される “送水口” には、以下の二種類があります。📃

上記の内「放水口」は、連結送水管の “送水口” と繋がっています。🔗

 

スプリンクラー設備の送水口は、火災が発生している建物へ消火活動をする為に進入できない場合に用いられます。🔥(;´Д`)💦

 

消火水槽内の水を放水しきった後にでも、外から加圧送水して建物内のスプリンクラーヘッドから放水が可能になっています。

 

🌹(´-`).。oO(前ブログ “消防検査時にスプリンクラー設備の放水試験を行いました” も併せてご覧下さいませ(※玄人の方)…!!)

 

送水口の見た目 連結送水管
送水口の見た目はこんな感じです…!
スプリンクラー用と連結送水管用 送水口
スプリンクラー用と連結送水管用があります…!

「放水口」に水、送るってよ


連結送水管は消防隊専用の設備ですが、他の消防用設備等と同様に消防設備士点検・整備を行っています。📝👷♪

 

設置後10年を経過した連結送水管以降3年毎に、配管が消防ポンプ車の加圧送水に耐えられるかを確認する “耐圧試験” をします。

 

送水口へ消防ホースを繋いで加圧送水 連結送水管
送水口へ消防ホースを繋いで加圧送水…!
消防ポンプ車と同様の機器を使用する場合
消防ポンプ車と同様の機器を使用する場合も…!

ガス管なら1㎫が最大設計送水圧 スケジュール管
ガス管なら1㎫が最大設計送水圧ですね…!
最遠の放水口で圧力を測定 連結送水管耐圧試験
最遠の放水口で圧力を測定します…!

✍(´-`).。oO(この辺の設計送水圧による配管種類の話は…、、前ブログ “スプリンクラー用送水口の設計圧力範囲について” も参考にして下さいね(※玄人の方のみ)…!! )

「放水口」あかんパターン


📝(´-`).。oO(消防用設備点検で「放水口」周りをチェックして…、、異常が見受けられる場合もあります…。。)

 

配管から水漏れ 連結送水管
じんわり配管から水漏れしていたり‥。
加圧送水で水がダダ漏れ 放水口
加圧送水で水がダダ漏れだったり…。
サビ過ぎて扉が開かない「放水口」箱
サビ過ぎて扉が開かない「放水口」箱も…。

探せ!「放水口」の在り処


🔍(´-`).。oO(屋内消火栓と配管が兼用になってて「放水口」が消火栓BOX内にあったり‥、、消防法施行令第29条で『11階以上の放水口は二つ‥』となっていたりするんです…!!)

 

消火栓BOXに「放水口」標識が
ムムッ‥消火栓BOXに「放水口」標識が⁉
屋内消火栓 放水口BOX兼用
扉を開けるとジャジャジャジャーン‥♪
BOX内に「放水口」二つ 11階以上
BOX内に「放水口」二つ見ぃつけた…!

「放水口」は常時 “閉” で!


🚽(´-`).。oO(現地調査の際『何かアンモニア臭するなぁ‥』と思っていたら…、、「放水口」に放水口気取りの何者かが聖水を放水する事を禁じる貼り紙があった建物も…。。笑💦)

 

放水口 不備 標識
いや「放水口」が隠れちゃってるから…!!
「放水口」も“閉” 連結送水管
アンタの「放水口」も“閉”で頼んます…‼

点検時にも「放水口」が“閉”か確認 連結送水管
点検時にも「放水口」が“閉”か確認‥‼

連結送水管には “湿式” と “乾式” があり、湿式は常時配管内に水が満たされており、乾式は配管内が空っぽで有事の際にのみ消火用水が通過するものとなっています。💮(´∀`*)ウフフ

 

湿式であれば、もし放水口が “開” にだと水が出てくるので分かりますが、乾式の場合は放水口が “開” でも水は出ません。💡

 

その為、乾式の点検時に万が一、放水口が “開” になっていようものならエライ事になりますので必ず耐圧試験前には全フロアの放水口を確認します。🕵💦

 

🚾(´-`).。oO(用を足す際に思い出してね「放水口」‥。。笑)


放水口の改修も青木防災㈱にお(文字数


👷(´-`).。oO(おっと危ない危ない宣伝を忘れるとこだった‥、、また “このブログを書く理由について” 言わなきゃ(文字数‥。。)

 

経年劣化により発錆し使用不可な放水口 連結送水管
経年劣化により発錆し使用不可な放水口…。
放水口の改修工事も青木防災㈱ 連結送水管
放水口の改修工事も青木防災㈱にお任せ下さい…‼

まとめ


猫耳タマスケ
  •  “連結送水管” という「建物の上階で消火活動をする為に、消防隊の方のみが使用する設備」があり、地上にある “送水口” という接続口と消防ポンプ車の消防ホースを繋いで配管内へ加圧送水し、上階の「放水口」から消火活動が可能な圧力の水を確保できるという仕組みであった。
  • 連結送水管の「送水口」と「放水口」という云わば “相棒” の様な関係の物ですが、注目度には歴然とした差があり、その理由に①放水口は建物の3階以上にしかない事や、商店街の放水口に至ってはアーケード上にある事、送水口は形も様々で何かカワイイ事が挙げられた。
  • トイレで放水活動をした際は、「放水口」の事を思い出して欲しかった。✅

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コメント: 2
  • #1

    いつか青木防災で消火器を購入したい者 (土曜日, 30 11月 2019 00:25)

    これからは、建物内などで、放水口の存在を意識してしまいそうな私がいます(笑)

    まさに、縁の下の力持ち的な役割ですね!
    いざと言う時のためにこそ、点検は、とても大切な事ですね。

  • #2

    管理人 (土曜日, 30 11月 2019 13:41)

    >いつか青木防災で消火器を購入したい者 様

    毎度コメント有難う御座います!!(´∀`*)ウフフ♪

    これからは「送水口(連結送水管の)あるところに、放水口あり…。」と想起してやって下さいませ。

    仰る通り、メンテナンスされており使用できる状態であってこそ有事の際に使用できる本来の意味を果たせるものであり、わざわざ火災による被害で悲しむことを防ぐ為に消防法というルールがある訳ですから、大切であるという事を理解して頂き、我々も業務に励められればと思っています。

    今後共、何卒宜しくお願い致します!!\(^o^)/✨