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大地震や台風等による消防用設備等への影響

消火ポンプの衝撃を吸収する“可とう管継手”
消火ポンプの衝撃を吸収する“可とう管継手”‥。

大規模災害が起こった際、例えば停電から復旧した際に発生する「通電火災」の様な二次災害時にも消防用設備等が適切に動作する事で被害の軽減が期待されます。((((;゚Д゚))))🔌⚡💦

 

ところが、自然災害によって想定外の影響が消防用設備等に与えられてしまい、壊れてしまうという事故が起こっています。🌀

 

あ、一番被害の大きい消防用設備等は何だと思いますか❓(・・?

 

火災発生時に消防用設備等の機能が停止してしまっている状態にならない様、耐震措置などのガイドラインが制定されている他、災害によって生じる消防用設備等に関するトラブルについても報告されています、今一度ご確認下さいませ。🔍

大規模地震によって被害を受けやすい設備


東日本大震災における消防用設備等の被害
東日本大震災による消防用設備毎の被害内訳

参考:スプリンクラー設備等の耐震措置に関するガイドライン概要

地震が発生した際の二次災害で火事が起こるケースある為、勿論その時にも消防用設備等が有効に機能しなければなりません。💡

 

しかし過去の大規模地震において消防用設備等にも被害が及んでおり、他の消防用設備等と比較すると特にスプリンクラー設備が適切に動作しなかった事が報告されています。(;´Д`)📝

 

有事の際に出番がやってくる消防用設備等も非常事態時に共倒れになると火災予防上宜しくないので、これらの課題に対しては以前から継続的に解決策が検討されています。🧠💦

 

ではスプリンクラー設備は、どの様に “ぶっ壊れて” いるのか、計47施設の原因について次のグラフで確認してみましょう。📈


スプリンクラー設備の被害の内訳(複数回答あり)
スプリンクラー設備の被害の内訳(複数回答あり)

圧倒的に「地震の揺れでヘッド、配管が破損」した事が、スプリンクラー設備が受ける被害の原因となっています。👑(;´Д`)💦

 

以前、弊社長が配管工事の現地調査に行った際『どんな力が加わったら太い配管がこないなんねん…』という具合に、配管がグニャりと曲がっていたのを写真に収められており、管理人もそれを見て『えっ…⁉』と驚いたのを覚えています。🥄

 

そして例えばスプリンクラー設備の配管グニャりと曲がって穴が開いたりしようもんなら、配管内の圧力低下を検知した消火ポンプが加圧送水をスタートして『…ぶわっしゃぁぁ!!』と勢いよく放水されて水浸しになるという最悪の事態に…。((((;゚Д゚))))💔


被害を受けたスプリンクラー設備の配管


👻(´-`).。oO(以下の通り人外な “自然のチカラ” によって…、、通常は折れない箇所からスプリンクラー設備の配管がパキッと…。。)

 

ねじ込み継手と配管の接続部分が離脱
ねじ込み継手と配管の接続部分が離れている…。
ねじが切ってある少し薄い部分が折れ
ねじが切ってある少し薄い部分が折れていた…。

最近は揺れに強い巻き出しフレキ(弊社も多用)や樹脂製の配管が使われている他、耐震支持を適当な間隔で行う事になっています。🧩

参考:防災レポート「スプリンクラー設備等の耐震措置マニュアル」の概要

例①:立上り配管


  • 立上り配管は地震による管軸直角方向の過大な変形を抑制し、かつ建築物の層間変位に追従することができるように耐震支持を設ける。
立上り配管の耐震支持例
立上り配管の耐震支持例
耐震支持 スプリンクラー設備等
これを見たら『耐震支持!』と思いましょう…!

例②:スプリンクラーヘッド


  • 閉鎖型スプリンクラーヘッド(コンシールド型を除く。)は地震時にスプリンクラーヘッドの感熱部が、 天井ボードと接触・衝突しないように、感熱部を天井ボードより下方に取り付ける。 
ヘッド感熱部は天井面から突き出る様に施工
ヘッド感熱部は天井面から突き出る様に施工…!
天井ボードと衝突すると漏水の原因
天井ボードと衝突すると漏水の原因に…!

✍(´-`).。oO(上記はガイドラインにある一例ですが…、、現場ではボードの厚みより突き出して固定するのは当たり前ですね…!!)

参考:スプリンクラー設備等の耐震措置に関するガイドライン概要

消防用設備等に異常があった際の対応方法


🚨(´-`).。oO(大地震や台風発生時には弊社の電話も故障や誤作動等の連絡で鳴りっぱなしになります…、、冷静で余裕のある今に消防用設備等について以下の様な事柄を確認しておいて頂きたいです…!!

 

スプリンクラー設備の破損・漏水時の対応

まとめ


タマスケバズーカー
  • 自然災害によって想定外の影響が消防用設備等に与えられてしまい、壊れてしまうという事故が起こってしまっていたが、地震が発生した際の二次災害で火事が起こるケースある為、機能が停止してしまっている状態にならない様、耐震措置などのガイドラインが制定されていた。✅
  • 他の消防用設備等と比較すると特にスプリンクラー設備が適切に動作しなかった事が報告されており、圧倒的に「地震の揺れでヘッド、配管が破損」した事が被害の原因となっていた。✅
  • 冷静で余裕のある今に消防用設備等について以下の様な事柄を確認しておいて頂きたかった。

参考資料


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スプリンクラー設備等の耐震措置に関するガイドライン.pdf
PDFファイル 152.7 KB
ダウンロード
スプリンクラー設備等の耐震措置に関するガイドライン概要.pdf
PDFファイル 726.3 KB
ダウンロード
防災レポート「スプリンクラー設備等の耐震措置マニュアル」の概要.pdf
PDFファイル 727.7 KB
ダウンロード
スプリンクラー設備の破損・漏水時の対応.pdf
PDFファイル 385.8 KB