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トンネルにある消防用設備等について

弊社内のトンネルに潜むタマスケ
弊社内のトンネルに潜むタマスケ…。

子どもの頃、車の後部座席からトンネル内の照明を見て『わぁ~、何か綺麗だな』と思ったという記憶があるのは管理人だけでしょうか。🚇(´∀`*)ウフフ✨

 

トンネル内という情報量の比較的少ない環境下にて、道路関係法令に基づき設置されている消火器ボックス等の存在に気付かれた方、いらっしゃいましたら是非続きをご覧下さいませ。🔍

 

実は “消防用設備等” という用語は消防法第17条にて謳われているのみで、関係法令が異なれば同じ様なモノでも取扱いが異なったりします。💡

 

✍(´-`).。oO(トンネル内は “防火対象物” では無いのです…!!)

トンネルにあるのは“非常用施設”‥!!


トンネル内にある非常用施設
トンネル内にある設備って…。

トンネル内にある消防用設備等については、道路法の関係法令である道路構造令の第34条にて以下の通り謳われています。📝

  • 「トンネルにおける車両の火災その他の事故により交通に危険を及ぼすおそれがある場合においては、必要に応じ、通報施設、警報施設、消火施設その他の非常用施設を設けるものとする。」

そもそも、総務省管轄である消防法第17条にある “消防用設備等” という用語は使われておらず、国土交通省管轄の道路法では “非常用施設” と呼ばれており、該当する設備も異なります。🚛💨

参考:道路トンネル非常用施設設置基準


4つに分類されている非常用施設


非常ベル装置
梅田界隈の地下通路で見かけた“非常ベル装置”‥。

トンネルに設置される非常用施設は、大きく以下の4つに分類されています。🎨

  1. 通報・警報設備
  2. 消火設備
  3. 避難誘導設備
  4. その他の設備

また、トンネルには “延長” と “交通量” に応じて「AA・A・B・C・D」の計5つの等級区分が設定されており、その等級毎に原則設置する設備や必要に応じて設置する設備が決まっています。🥉

 

例えばボタン部分が蛍光オレンジ⁉である “非常警報装置” については、トンネル等級がAA~Cのトンネルに原則設置します。🍊

参考:トンネルの等級区分


「誘導表示板」と呼ばれているアレ


“誘導灯”と呼ばれる消防用設備
コチラは“誘導灯”と呼ばれる消防用設備だが…。

従来の蛍光灯タイプ通路誘導灯(両矢印)と同じピクトグラムで、かつトンネル出口までの距離が記された標識を目にされた事があるかと思います。🔦✨

 

アレは「誘導表示板」と呼ばれる代物で、“出口までの距離、または避難通路までの距離、方向、位置等の情報を表示しトンネル内の運転者等をトンネル外へ誘導するための設備” になります。🔰

 

勿論、消防関係法令にて誘導灯・誘導標識の設置基準が詳細に定められているのと同様に、誘導表示板も道路関係法令にて仕様・設置基準が細かく規定されています。🛸

参考:トンネル非常用施設


誘導表示板の寸法は規定
誘導表示板の寸法は規定されている…!
トンネル内には“表示板”が沢山
トンネル内には“表示板”が沢山ある…!

関係法令は違えども…


トンネル内もGoogle Earth
トンネル内もGoogle Earthで見れました…!

上述してきました通り、トンネル内については弊社が日常的に携わっております “消防用設備等” は設置されておりませんが、モノの機能的には共通している部分があるかと思います。🤖♪

 

前ブログ “火災の原理・仕組みを学んで誤報をゼロにする作戦” のコメント欄にて『トンネル内に設置されている炎感知器について‥』と頂いた3つの質問について、以下にその回答を…。🎩

  1. 誤発報する原因⇒赤外線センサーや内部回路の故障など
  2. 発報時間⇒モノに寄るが、受信機は復旧するまで発報継続
  3. 感知器連動で消火ポンプ作動⇒移報とっていればします

✍(´-`).。oO(メーカーの仕事とかされてる方…、、補足お願いします…!!笑)


まとめ


トンネルっぽい場所ば好きなタマスケ
トンネルっぽい場所ば好きなタマスケ…。
  • 総務省管轄である消防法第17条にある “消防用設備等” という用語は使われておらず、国土交通省管轄の道路法では “非常用施設” と呼ばれており、該当する設備も異なった。✅
  • トンネル内については弊社が日常的に携わっております “消防用設備等” は設置されておりませんが、モノの機能的には共通している部分があった。

参考資料


ダウンロード
道路トンネル非常用施設設置基準.pdf
PDFファイル 577.4 KB
ダウンロード
道路トンネルにおける非常用施設.pdf
PDFファイル 2.3 MB
ダウンロード
トンネルの等級区分.pdf
PDFファイル 7.9 MB
ダウンロード
トンネル非常用施設.pdf
PDFファイル 809.5 KB
ダウンロード
ホーチキ㈱トンネル非常用設備カタログ.pdf
PDFファイル 1.9 MB
ダウンロード
炎感知器3波長式@ニッタン社.pdf
PDFファイル 675.4 KB

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コメント: 1
  • #1

    名無しさん (金曜日, 20 9月 2019 17:37)

    >炎感知器
    誤報同等の注意として、監視窓の汚れ(検知せず・監視範囲が狭まる)がありますね。
    各製品とも重要ですが手入れが難しい(高所・トンネル他)場合もあり、自己診断や波長(赤外線・紫外線)他により適材適所(適用可能な汚れ他:油・埃・排気ガス)が決まるそうです。