動力消防ポンプ設備は、屋外消火栓の代替設備として設置されることもある消防用設備等の一つです。💡
その為、消防設備士にとっては馴染みの深いものかと思いますが、多くの方はご存知ないものかと思っています。(;´Д`)💦
しかし、実は消防団や自衛消防隊の方々も使用するものであり、例えば近くの公園等にある『100人乗っても大丈夫そうな物置』に収納されているんです。⛳
もしかしたら『あれって…こんなものが入ってたんだ!』と今後の “見る目” が変わるかもしれません、続きをご覧下さい!🔍
100人乗っても大丈夫そうな物置の中身
何で大阪市のマークのあるコレが公園やら何処やらに設置されているかと言えば、お察しの通り大きな火災があった場合に消防団の方々が消防用水から水を加圧送水して消火活動を行う為です。💡
🚒(´-`).。oO(所轄消防署の警防課の消防隊の方々は消火ポンプ車がありますので…、、これは使わんでもええわけです…。。)
また、消防用設備等の設置義務のある防火対象物、例えば(12)項イ 工場などにも置いてありますが、建物関係者の方も有事の際に適切に使用できる様にしておかなければなりません。🏭(;´Д`)👌💦
つまり消防設備士だけでなく、お持ちの皆様が使用できなければ飾りになってまう訳ですから続きのマニュアルをご利用下さい!📝
“動ポン” 操作マニュアル
【永久保存版】…と言いたいところですが、違うんです。⏰
この動力消防ポンプ…色んな大きさや種類があって、原理は殆ど同じですが、少しずつ操作方法が違ったりします。💔
社内用に以前、作ったマニュアルを引張り出して公開します。📖
ですから、これから以下に紹介していきます操作方法は、あくまで参考程度のものになってしまいますが、ご了承下さいませ。🧠💦
💯(´-`).。oO(たまたま同じ機種やった方々は…、、『ラッキー!』と思ってもらって大丈夫です…!!笑)
【開始時】
①車体と水槽にホースをセットする。
②燃料コックを開ける(※燃料があるかを、試験前と試験後に確認する)
③チョークを閉め、ティクラーを2~3回引っ張る(特に寒冷地など)
チョークを閉めることで、揮発した燃料と吸気の比率が変わり始動しやすくなります。🚒💨
これは、チョーク弁がキャブレターによってエンジンに吸入させる空気量を絞ることで燃料の混合比を高めているからです。⛽⤴
但し、始動後は吸気をしないとカブる(燃料が必要以上に出すぎて点火プラグが濡れる)ので注意が必要です。⚠
ティクラーでは、キャブレターのベンチュリ内にガソリンを故意に溢れさせて(オーバーフロー)燃料供給量を増やします。燃料を多めに供給できますが、やり過ぎると始動しにくくなります。⛲💦
④エンジンをかける(スターターの紐を引っ張る・スイッチをひねる)
⑤エンジンがかかったらチョークを開らき、スロットルレバーを起動から低速にする(ティクラーは触らない)
⑥切替コックハンドルを放水から吸込に切り替える
⑦ホースから水が出てきたところを確認し、切替コックハンドルを吸込から放水に切り替える
⑧バルブを “ゆっくり” 開けていき、ホースに水を送る
この時、放水ノズルを使用者が安全に構えているかを必ず確認するようにして下さい。🔍
さもなければ、水圧で消防ホースが暴れて大変危険です。🐉💦
加圧送水されている消防ホースはカチンコチンに固くなっており “踊る鈍器” と表現できる状態に…、滅茶苦茶怖いですよね。🔨
また、放水時にも相当な力が消防ホースにかかっていますから、屋外消火栓設備の放水時と同様に女性一人だと支えるのが難しい可能性があります。💃💃💨
✍(´-`).。oO(こういう話も消火訓練等で一度体験して頂けると…、、理解が早く深くなるのかもしれません…。。)
⑨放水を開始したらスロットルレバーで放水圧力を調節する
【終了時】
🌐(´-`).。oO(大体 “開始時” の逆の操作になりますので…、、サッと紹介させて頂きます…。。)
順調の行けばこの様な流れになりますが、まあ古いものであったり暫く動かされていないものだとエンジンが全然かからず大変だったりします。💔
⛳(´-`).。oO(スイッチONでエンジンがかからなければ…、、ひたすらスターターの紐を引っ張って『ドゥルルル…』と繰り返したり…。。)
しばらく乗っていなかった車やバイクでも、エンジンがかかりにくくなっていたり、動かなくなっていたりする事をご存知の方もいらっしゃるかと思います。🚙💨💦
動力消防ポンプをはじめとする消防用設備等も、適切に使用される(無い方がいいですが)為にメンテナンスを行うべきなのです。🔧
まとめ
- 動力消防ポンプ設備は消防設備士にとっては馴染みの深いものであるが多くの方はご存知ないものかと思われた。✅
- 実は消防団や自衛消防隊の方々も使用するものであり、例えば近くの公園等にある『100人乗っても大丈夫そうな物置』に収納されていた。✅
- 建物関係者の方も有事の際に適切に使用できる様にしておかなければない為、機種によって少しずつ操作方法が違うが、マニュアルを公開した。✅
- 定期的にメンテナンスを行い、維持管理されるべきであった。✅
コメントをお書きください
たけ (水曜日, 28 8月 2019 19:41)
ウチは近くの集会所に長ーいホースがあって、消化水栓に直接繋ぐ方法を町内の防火訓練の時にやりましたが、ぶっちゃけ火事で慌ててる時に出来るかどうか…かと言って勝手にホースを伸ばすワケにも行かず…
すけさん (水曜日, 28 8月 2019 21:16)
タマスケ可愛い~
知らない事が知れて、いいね�
名無しさん (木曜日, 29 8月 2019 12:59)
>⑧バルブを開け、ホースに水を送る
「放水ノズルを使用者が安全に構えているかを必ず確認」と共に、バルブ操作はゆっくり(急開・急閉厳禁)を徹底したく。さもないと放水ノズルを落として、
https://www.youtube.com/watch?v=Xuih98-QZdE
のように大変危険。ホースのキンクなども合わせて気をつけたいですね。
管理人 (木曜日, 29 8月 2019 13:43)
>たけ 様
コメント有難う御座います!!�
仰る通り、有事の際は慌てているので “咄嗟” の行動として正しく消火活動ができるように、訓練しておくことが大変重要という訳です。しかし‥、なかなか訓練をすると言っても参加すらまともにしてもらえないことが殆どなので、何とかこの現状を変えていきたい思いです。
今後とも宜しくお願い致します…!!�♪
管理人 (木曜日, 29 8月 2019 13:45)
>すけさん 様
コメント有難う御座います!!_(._.)_✨
タマスケきっかけで、消防・防災について知って頂ければ本望です。
今後とも宜しくお願い致しますね…!!��
管理人 (木曜日, 29 8月 2019 13:49)
>名無しさん 様
いつも有難う御座います!!\(^o^)/✨
仰る通りです!バルブ操作は(ゆっくり)ですね!追記しておきます!!
今後とも宜しくお願い致します…!!�
むき (水曜日, 23 6月 2021 23:14)
動力消防ポンプについて調べていたらヒットしました。
勉強になります!
管理人 (火曜日, 29 6月 2021 17:58)
>むき 様
コメント有難う御座います!!
微力ながら、お役に立てて幸いです。
今後共、何卒宜しくお願い致します!!