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“屋外警報装置等” という次の当たり前

火災が発生した建物の外で警報音を聞くケース
火災が発生した建物の外で警報音を聞くケースも…!

無線式で連動している住宅用火災警報器が普及してきている中で、今後より火災を有効に放置する為にはどうすれば善いかが考えられた結果 “屋外警報装置等” の設置が検討されています。🚨

 

建物内にいても違う部屋の警告音に気づかないケースや、高齢者であれば気付いても初期消火等の動きがしづらい可能性も有り得る為、建物の外にも警報音を鳴らして近所の方や通行人に気付いてもらい、初動対応をしてもらおうという訳です。🔥👥❕

 

こちらについてガイドラインが策定され、徐々に話が前に進んでいっている様なので、消防設備士の観点から当該ニュースを切り開いていきますので、続きをご覧下さいませ。🔍(´∀`*)ウフフ♪

住宅用火災警報器の音に気付く場所は…


図 住宅用火災警報器の警報音に気付いた場所の割合
図 住宅用火災警報器の警報音に気付いた場所の割合

こちらの円グラフは、東京消防庁管内で平成18年~20年の二年間に発生した住宅用火災警報器に係る奏功事例(住警器が鳴ったおかげで助かった事例)における警報音に気付いた場所の分析結果です。🎯

 

ご覧の通り屋外にて、室内にある住警器の警報音に気づき、消防署への通報や初期消火等の対応をしたことによって、火災より命が守られたというケースが10%もあるという事が分かりました。📞

 

✍(´-`).。oO(『火災報知器が鳴っている』というお電話を承る中には…、、ご近所さんや通行人の方が屋外にある受信機を確認して記載されている弊社の電話番号に連絡したというパターンも一定数ありますね…。。)


既にインターホンでは屋外にも報知


インターホン 火災警報音
部屋内の感知器作動で屋外にも警報音が…!

前ブログ “インターホン交換工事について” でもインターホンが火災報知設備でもあることに言及しておりました通り、現在も屋外に火災報知器の作動を知らせる為の設備は既にあります。🚨✨

 

しかし今の所、GP型3級受信機という名目でインターホンが自動火災報知設備の受信機の様な扱いになって設置されているケースについては、一定規模以上の共同住宅等のみとなっています。🏢💦

 

✍(´-`).。oO(消防用設備点検の際にも共用部のインターホン(俗に言うピンポン)から『火事です、ビューッ!』‥と言う様な音声が鳴っていますから、どこの部屋で点検をしているか一目瞭然で合流する時なども便利ですよね…!!笑)


住宅用火災警報器等と連動するタイプも…


参考:Panasonic

実は既に、弊社が代理店をさせて頂いておりますPanasonic社さまからも住宅用火災警報器と連動して屋外に警報音を知らせましょうという製品は御座います。📣

 

しかし、消防法 第9条の2〔住宅用防災機器〕として住警器の設置は義務付けられていますが、こちらは今の所は任意設置という扱いですから普及率はとても低いでしょう。💔

 

🚨(´-`).。oO(今後はこのような役割の機器も…、、徐々に設置されていくのでしょうか…。。)


 

他にもアンケート調査の結果として、外部の人に火災発生を知らせる機能としてはや “光でお知らせする” だけでなく、 “スマートフォン等の携帯端末にお知らせする” という回答も多かった様です。

光を用いたアプローチ


💡(´-`).。oO(これからは “光” を用いるのも当たり前に…!!)


まとめ


  • 無線式で連動している住宅用火災警報器が普及してきている中で、今後より火災を有効に報知する為にはどうすれば善いかが考えられた結果 “屋外警報装置等” の設置が検討されていた。✅
  • 建物内にいても違う部屋の警告音に気づかないケースや、高齢者であれば気付いても初期消火等の動きがしづらい可能性も有り得た。✅
  • 建物の外にも警報音を鳴らして近所の方や通行人に気付いてもらい、初動対応をしてもらおうというのが、“屋外警報装置等” の役割であった。✅

参考資料


ダウンロード
「屋外警報装置等の技術基準ガイドライン」の公表.pdf
PDFファイル 1.5 MB