前ブログ “熱電対式差動分布型感知器の設計方法” にて着工届に添付する平面詳細図などを作成し、その次に “熱電対式差動分布型感知器” の製作にて現場に収めるモノを準備しました。📝✨
✍(´-`).。oO(まだ見てない人は…、、まず “設計方法” と “製作” を読んでから当ブログをご覧になった方が些か分かりやすいかもしれません…。。)
熱電対式が空気管式と比べて何が優るかと言えば、施工の手間が省ける事ですから、特に今メインで空気管を使用されていらっしゃる業者さんに熱電対式を試して頂くキッカケとなればなと思います。💯(´∀`*)ノ🔧ウフフ
設計の“おさらい”
✍(´-`).。oO(前ブログ “熱電対式差動分布型感知器の設計方法” にて…、、以下のような設計図例を提示していましたね…!!)
まず、前ブログ “熱電対式差動分布型感知器の製作” にて、以下の三本が一対になったモノを図の①②③に張ります。
- メッセンジャーワイヤー
- 接続電線
- 接続電線に熱電対部を圧着したもの
そして、④にあっては電気的に検出器と接続する為の縦のラインですから、熱電対部が圧着されていないモノを使います。🔌
また、オレンジの “◯” は接続電線同士のジョイントが必要となる箇所です。🍊\(゜ロ\)(/ロ゜)/🌇
敷設及び接続はおそらく高所作業でしょうから、予め位置を把握し、確実に遂行して『あ、あそこ…』と言う様な二度手間を防ぐようにしましょう。🚛💨
“熱電対”の敷設要領
①“固定金具”へのメッセン固定
②端っこで“行き”と“返り”を接続
上述した通り熱電対式は三本一対ですから、設計図の①②③の箇所にてメッセン以外の二本の接続電線を繋げる必要があります。🎀
『ちょっと何言ってるか分かんない』と思いますから、皆様の “左手” を熱電対式は差動分布型感知器と見立てて説明しますね。✋
左手の人差し指・中指・薬指で “3” を作るじゃないですか、その中指が固定用のメッセンジャーワイヤーで真っ直ぐ「ピンッ!」と張る為の役割を担っているんですよ。💡
それで残った人差し指と薬指が離れたままですと電気の流れが端っこで止まってしまうので、コイツ等をくっつけてやらなアカンという訳です。⚡(;´Д`)👌
この左手の例で言うと、メッセン付きの空気管は “チョキ” ですね。チョキだと端っこで接続する電線が無い為、しいて言うなら右手のチョキを持ってきてやらねばなりませんから、手だけに “手間がかかる” ってわけです。✌✌✌
✍(´-`).。oO(なお…この接続電線同士の圧着にも専用の “銅スリーブ” を用いますので…、、高所作業車の上で『やべっ、持ってない…!』と気づくという事が無い様に注意しましょう…!!)
③かわして「ピンッ!」と張る
消防法施行規則第23条〔自動火災報知設備の感知器等〕の四の二にて、差動式分布型感知器(熱電対式のもの)の設置基準が以下のように謳われています。📃
- イ 感知器は、取付け面の下方0.3m以内の位置に設けること。
- ロ 感知器は、感知区域ごとに、その床面積が、72㎡(主要構造部を耐火構造とした防火対象物にあっては、88㎡)以下の場合にあっては4個以上、72㎡(主要構造部を耐火構造とした防火対象物にあつては、88㎡)を超える場合にあっては4個に18㎡(主要構造部を耐火構造とした防火対象物にあっては、22㎡)までを増すごとに1個を加えた個数以上の熱電対部を火災を有効に感知するように設けること。
- ハ 一の検出部に接続する熱電対部の数は、20以下とすること。
- ニ 感知器の検出部は、五度以上傾斜させないように設けること。
④もう一方の端っこを固定
設計図の④側の電線を接続するのですが、ピンと張っている各メッセン及び接続電線同士を直接つなぐことは難しいですから、実際にはこれらを繋げる用に電線を延長してジョイントしてやります。👷♪
⑤検出器まで配線し接続
まとめ
- 製作しておいた「メッセンジャーワイヤー」「接続電線」「接続電線に熱電対部を圧着たもの」の三本が一対になったものを現場に張った。✅
- 消防法施行規則第23条〔自動火災報知設備の感知器等〕の四の二にて、差動式分布型感知器(熱電対式のもの)の設置基準が謳われていた。✅
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