そもそも世間一般的に “カサイホウチキ” と言われているものは、消防法上だと自動火災報知設備や非常警報設備に該当するものでして、我々の業界では略して “ジカホウ” と呼んだりします。🚨
ところが何と “ジカホウ” の発信機に “火災報知機” どデカデカと書かれちゃっているわけです。アンタ “発信機” でしょ。まあ “発信機” って言葉こそ他の業界でも使われますから曖昧さ回避の為に書いてくれてる訳ですが、“キ” が『機』やんけワレぇ!🏍💨
どうして俗称の “火災報知器” と製品記載の “火災報知機” が分かれてしまったのでしょうか。はたまた、どちらかが正解なのでしょうか。答えを続きに示しましたのでご覧下さい!🔍(´-`).。oO
『機』と『器』の 一般的な使い分け方
✍(´-`).。oO(何気なく調べたら…、、ちゃんとルールがありました…。。)
【機・器の使い分け】
「機」‥「精密な構造を持ち、複雑な原理で動く物」(例:印刷機)
「器」‥「単純な構造で動きのほとんどない物」(例:消火器)
((((;゚Д゚))))ソウダッタノカッ!!
参考:漢字・漢和辞典-OK辞典
いや単純を代表して我々消防設備士が扱う消火器が挙げられてますから、皆様『何か専門的で難しそう…』って感じて就職・転職の候補から外さないように!どうぞ宜しくお願い致します。👔♪
自動火災報知設備に『機』は贅沢では…!?
『器』という漢字の成り立ちが…笑
「祭器の並べられた」象形と「いけにえの犬」の象形から、祭りに用いられる「うつわ」を意味する「器」という漢字が成り立ったとのことです。🐕💦
((((;゚Д゚))))💭(生贄のイヌ…だと…!?)
🍵(´-`).。oO(上記の「祭器」のマークと、差動式スポット型熱感知器の図面記号が…、、ソックリではありませんか…。。笑)
こりゃ、感知器に『器』って文字が宛てがわれるのも納得ですね。💡あ…違う違う、あくまで単純な構造だからでした。
というわけで一般的に目撃される、天井の感知器や、表示灯・ベル・発信機からなる総合盤の仕組みは単純である為、 “火災報知器” と呼ばれているのは、至極真っ当な解釈じゃないかと管理人は改めて思いましたとさ。🗾
まとめ
- 世間一般的には “火災報知器” と言われているが、“自火報” の発信機に “火災報知機” どデカデカと書かれていた。✅
- 漢字的には、「機」‥「精密な構造を持ち、複雑な原理で動く物」で、「器」‥「単純な構造で動きのほとんどない物」を指していた。✅
- 天井の感知器や、表示灯・ベル・発信機からなる総合盤の仕組みは単純である為、 “火災報知器” と呼ばれているのは、至極真っ当だと解釈できた。✅
コメントをお書きください
akabako (月曜日, 30 3月 2020 02:19)
発信機は単純な構造なのに何故「機」なのかは自分も疑問に思っていたのですが、その歴史を遡ってみると、なるほど!と思える事実を発見しました。まず日本において最初に登場した「火災報知機」とは、自動火災報知設備ではなく、電話がまだ一般に普及していなかった時代に誰でも素早く消防に火災を通報するために街頭に設置された「M型発信機」だったのですが、それはゼンマイ仕掛けで発信機固有のパルス信号を発信することで、消防署側の受信機で発報位置を把握する、というものだったので、
発信機=ゼンマイ仕掛け=複雑な機構を持つ装置ということで「機」が使われ、今もその名残という事だと思われます。
管理人 (水曜日, 08 4月 2020 18:24)
>akabako 様
コメント有難う御座います!!��
「ゼンマイ仕掛け=複雑な機構」ってところに歴史を感じます!!
素敵なコメント、本当に感謝です!!✨
今後共、何卒宜しくお願い致します!!