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防災管理者ってなんなん

避難所である“平野公園”の方向を示す標識
避難所である“平野公園”の方向を示す標識…。

弊社の社名に “防災” というワードがついているのは、このブログをご覧下さっている皆様であればご存知の通りです。🏢✨

 

しかし、厳密に言うと消防法上の “防火” に関するハード面の業務が9割以上を占めているのですが、勿論 “防災” に纏わるサービスも取扱っております。💯(´∀`*)ウフフ

 

消防法上で、防火管理者ともう一つ “防災管理者” という単語が登場するのですが、後者はあまり聞きなれないかと思います。💡

 

✍(´-`).。oO(いや前者の “防火管理者” も聞いたことないわ…、、という方は絶対に続きを確認して下さいね…!!笑)

まず防災管理者について…


歌手の宇多田ヒカルさんの「歌姫ってなんなん」というツイートがバズっておりましたが、防災管理者ってなん…なのか?💃

 

滅茶苦茶ざっくり言うと、大規模・高層の防火対象物では火災の予防に努める防火管理者に加えて、火災以外の災害をによる被害を軽減する為の担当者を置きましょう!…というわけでそれが防災管理者になります。🍵


防災管理点検資格者講習テキスト
石崎部長の防災管理点検資格者講習テキスト‥。

防災管理者は “火災に対する高度な知識と技能” が必要とされており、その資格は “甲種防火管理者講習を修了かつ、防災管理に関する講習を修了した者” が有する事となっています。🎫(´∀`*)ウフフ

 

防災管理者の業務は以下の通りです。📝

  1. 消防計画の作成
  2. 消防計画に基づく避難訓練の実施
  3. その他防災管理上必要な業務

ここで宣伝なのですが上記の防災管理業務の実施状況をチェックする為の点検・報告制度として “防災管理点検” というものがあり、勿論サービスの一つとして弊社でも行っております。💡

 

✍(´-`).。oO(新しく防災管理者になられた方、既に防災管理者だが正直適当にしちゃってる方、是非一度 “” 下さい‥!!)


読み替えて準用という分かり辛さ


防災管理者 読み替え

消防法第36条第1項〔防災管理者等〕にて “防災管理者” について定められているのですが、それが “防火” 管理者等について定める第八条から第八条の二の三までの「読み替え」という形になっていまて、要は大体一緒だから一つの条文にまとめて都合よく “準用” されているわけです。🗼

 

例えば “防火管理者” を “防災管理者” に、“火災の予防に” を “火災以外の災害で政令で定めるものによる被害の軽減に” 等と対応した表があります。📃💦

 

✍(´-`).。oO(なんか遠回りで分かりにくい気がします…、、一度確認してみて下さい…。。笑)


防災管理を要する“火災以外”の災害って…?


消防法施行令第45条〔防災管理を要する災害〕にて以下の2つであると謳われています。📂

  1. 地震
  2. 毒性物質の発散その他総務省令で定める原因により生ずる特殊な災害

また、2. については消防法施行規則第51条の3〔総務省令で定める原因〕にて詳細が言及されています。☠

要は2. については “テロ” を対象とした防災管理であって、大規模・高層の防火対象物で、万が一にも上記のような災害が起こると悲惨な事態を招きかねませんから、事前の準備・計画を行い被害を軽減できるよう取り組みましょうというルールです。🏢


“水防法”とかもありますけど…!


 

上述した通り、消防法上は “火災” と “火災以外の災害 (地震・テロ等)” の括りにおいては、水防法上で扱われている水害について言及される箇所が少ないですが、地震により引き起こされる「津波」については、水防法と同様に消防計画上でも関わりがあります。✎

 

🌊(´-`).。oO(この辺りはまた触れると長くなりますから…、、別記事に纏める事と致しましょう…。。)


まとめ


  • 弊社の社名に “防災” というワードがついているが、厳密に言うと消防法上の “防火” に関するハード面の業務が9割以上を占めていた。✅
  • 勿論 “防災” に纏わるサービスも取扱っており、防災管理者の業務の実施状況をチェックする為の点検・報告制度として “防災管理点検” も行っていた。
  • 消防法上では“防火”と“防災”があり、その防災の対象となる“火災以外の災害”として①地震と②テロに大別されていた。✅

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