火災通報装置のロムパックという人質

大阪市の運用基準にて、音声情報には以下の事項を自動で読み上げるよう定めされています。📃✨

①通信信号音 (プーッ プーッ‥みたいな音)

②音声情報

• ㋐“火事です。火事です。”
• ㋑コード番号 (２回読み上げ)
• ㋒防火対象物の名称
• ㋓所在地 (住所)

着工届提出後に、㋑のコード番号という火災通報装置のある建物毎に割り振られる数字を所轄消防署から貰えるので、それ以降に音声ロムパックの発注手配が可能になるわけです。📞

参考：大阪市 運用基準 第４節

上述したのは大阪市内の場合で、例えば大阪府内だと富田林市や松原市では自動音声の内容に関する指導が異なります。☎💦

富田林市では以下の通りです。

1. 防火対象物の名称
2. 所在地 (住所)
3. 電話番号 (火災通報装置の電話番号ではなくて、当該施設等と連絡がとれる電話番号)

これを忘れて着工届を作成してしまうと、松本統轄部長の細かいチェックで真っ赤になって返ってきますので注意が必要です。🌹

また、3. の “火災通報装置の電話番号” とは、火災通報装置専用のアナログ回線の電話番号のことで、それが無い場合は直接お客様に通信工事から手配して頂くことになります。

参考：消防法施行規則第２５条

• 火災通報装置が起動すると自動で所轄消防署に通報される“声” が録音されているのが “ロムパック” であった。✅

• AIによる音声読み上げの精度が上がっている中、現在もメーカーに注文して音声情報をヒトに吹き込んでもらう必要があり、納期がかかった。✅

• 大阪市の運用基準の音声情報と、富田林市や松原市では通報内容が異なった。✅

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