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防火戸・防火シャッターが閉まっても脱出可能‥!?

地下鉄駅構内の“くぐり戸”にあった誘導標識
地下鉄駅構内の“くぐり戸”にあった誘導標識…。

皆様、防火戸や防火シャッターが実際に閉まっているのを見たことがありますでしょうか。👀❕

 

一度、例えば防火シャッターが閉まってしまい、そこに自分が閉じ込められているところを想像してみて下さい

 

🚪(´-`).。oO(テレビでよくある…、、廊下とかで前後を塞がれて出れなくなってるやつ…。。)

 

そして、安心して下さい。“くぐり戸” という、防火戸・シャッターが閉まっても脱出できるようにドアがついています。🔦✨

 

では、関係法令も絡めて続きを確認していきましょう!📚♪

防火戸・シャッターが閉まるのを想像‥


大阪府建築基準施行条例第8条の3〔防火戸〕にて、以下の文言が謳われています。

  1. (くぐり戸付きの防火戸にあっては、当該くぐり戸の幅)は、80cm以上とすること。
  2. 車椅子を使用している者(以下「車椅子使用者」という。)が通過する際に支障となる段を設けないこと。

🔍(´-`).。oO(見かけた防火戸の幅が本当に80cm以上になっているかや‥、、設置面に段差が無いかを確認してみて下さい‥!!)

 

✍(´-`).。oO(まあ防火戸の場合は…、、ヒトの力で開けられるモノが殆どですけどね…。。)

 


くぐり戸に付される標示類


消防法施行規則第28条の3第三項に、以下のような条文があります。

  • 屋内から直接地上へ通ずる出入口” または “直通階段の出入口” の避難口に通ずる廊下又は通路に設ける防火戸で直接手で開くことができるもの(くぐり戸付きの防火シャッターを含む。)がある場所には、避難口の上部又はその直近の避難上有効な箇所に避難口誘導灯を設ける

ただし、自動火災報知設備の感知器の作動と連動して閉鎖する防火戸誘導標識が設けられ、かつ、当該誘導標識を識別することができる照度が確保されるように非常用の照明装置が設けられている場合避難口誘導灯を省略する事が可能になっています。

 


 

✍(´-`).。oO(防火戸・防火シャッターが閉まって逃げられない…、、なんて事がないようにドアありますよ~ってわけです…。。)

パニックオープンという仕組み


非常時に“強く押すと全開”する自動ドア
非常時に“強く押すと全開”する自動ドア…。

最後に、閉じ込め関連でいうと “パニックオープン” という機構についても軽く触れておきたいと思います。💡

 

自動ドア等には電気錠がついていますが、火災が起こった際には自動火災報知設備と連動して開くように設定してあり、それをパニックオープンといって消防検査の際にも必ず確認されます。📝

 

また以前、馴染み深いピクトグラムがあしらわれた「自動ドア表示ステッカー」が貼られており、よく見ると非常時に “強く押す” ことで全開するという、大変重要なことが書いてありました。🔍

 

✍(´-`).。oO(確かにパニック状態になった時を想像すると押してしまいそうなので、納得の手動によるオープン機構です…。。)


まとめ


  • 防火シャッターが閉まっても “くぐり戸” という、ドアがついており脱出できるようになっていた。✅