近年、リング型の表示灯が主流になり注目を浴びていますが、その中にひっそりと従来と同じ形状で潜んでいる “発信機(火災報知機って呼ばれてます)” にスポットライトを当ててみましょう。🔦
Twitter上にて『全体がボタンそのものに見えるので、どこを押してもいい機能を付与してもふさわしいのでは…?』という意見を頂きました。🐦♪
確かに…、と思いましたので消防関係法令をチェックしてみたところ、消防法施行令第24条8の2ではなく “火災報知設備の感知器及び技術上の規格を定める省令” にて、その形状云々について細かく規定されていましたので、一緒に確認していきましょう。📖
発信機のデザインについてのご質問
強く、強く押す。#あなたを覚醒させる方法は pic.twitter.com/sBqdIZMV5D
— 青木防災㈱【公式】🧯 (@aokibosai) 2019年2月19日
いい質問、ありがとうございます!🐙♪
— 青木防災㈱【公式】🧯 (@aokibosai) 2019年2月19日
火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令、にて押しボタン云々について細かく言及されています。https://t.co/tgJzAwQ8uT
では、発信機に関する技術上の基準について、詳細を確認していきましょう。🔍✨
P型発信機の構造及び機能
✍(´-`).。oO(“火災報知設備の感知器及び技術上の規格を定める省令” の第三十二条 にて、以下の通り謳われています…。。)
P型発信機の構造及び機能は、P型一級発信機にあっては次の各号に、P型二級発信機にあつては次の第一号から第五号まで及び第八号に定めるところによらなければならない。
- 火災信号は、押しボタンスイッチを押したときに伝達されること。
- 押しボタンスイッチを押した後、当該スイッチが自動的に元の位置にもどらない構造の発信機にあっては、当該スイッチを元の位置にもどす操作を忘れないための措置を講ずること。
- 押しボタンスイッチは、その前方に保護板を設け、その保護板を破壊し、又は押し外すことにより、容易に押すことができること。
- 保護板は、透明の有機ガラスを用いること。
- 指先で押し破り、又は押し外す構造の保護板は、その中央部の直径二十ミリメートルの円内に二十ニュートンの静荷重を一様に加えた場合に、押し破られ、又は押し外されることなく、かつ、たわみにより押しボタンスイッチに触れることなく、八十ニュートンの静荷重を一様に加えた場合に、押し破られ又は押し外されること。
- 火災信号を伝達したとき、受信機が当該信号を受信したことを確認することができる装置を有すること。
- 火災信号の伝達に支障なく、受信機との間で、相互に電話連絡をすることができる装置を有すること。
- 外箱の色は、赤色であること。
そうなんですよね。万人のイメージとして『火災報知機(発信機)って、こういう形!』というイメージがある他、無暗にその作られたイメージを塗り替えてしまうと今度は『デザインされ過ぎて、押し方が分からない!』という事態も招きかねませんから、工夫可能な範囲が細かく指定されている訳なんです…。 pic.twitter.com/lGiHk23HLF
— 青木防災㈱【公式】🧯 (@aokibosai) 2019年2月20日
まとめ
- Twitter上にて『全体がボタンそのものに見えるので、どこを押してもいい機能を付与してもふさわしいのでは…?』という意見を頂いた。✅
- 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令、にて発信機(火災報知機)の押しボタン云々について細かく言及されていた。✅
- 万人のイメージを塗り替えてしまうと今度は『デザインされ過ぎて、押し方が分からない!』という事態も招きかねない為、工夫可能な範囲が細かく指定されている訳であった。✅
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