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消火器 “機能点検” の不都合な真実と意見

外観のみの“自主点検”がされた痕跡のある消火器
外観のみの“自主点検”がされた痕跡のある消火器…。

前ブログ “ついに点検報告書内の印鑑が省略されます!” について多くの方から反響を頂いているのですが、それと時を同じくして業界内で動きが見られるテーマがあります。

 

それは消火器の “機能点検” についてです。

 

兼ねてより『📞:消火器の機能点検って、どうやってます~?』等と勤務中であるにも関わらず何のメリットもない電話対応を何度かしたことがある程、実は問題になるテーマでした。

 

またとない機会であり、主になって動かれている有志の方より支援の依頼もありましたから、精一杯書かせて頂く事とします。✎

①“機能点検”って…?


消防用設備点検 消火器 外観

消防用設備点検時に行われる消火器の定期点検には以下の2つのものがあります。

  • 外観点検(毎回、目視によるもの)
  • 機能点検(製造年から3年経過した加圧式・5年経過した蓄圧式、分解を要する)

ここで問題になってくるのが “蓄圧式” を分解する事による機能点検です。🔧

 

加圧式はフタを開けてもまた元に戻せますが、蓄圧式は空気を再充填しなければならず、現地での作業が困難な為、点検費が高額になり新品と取り換えた方が割安になるという事態が発生しているのが業界の現状です。


②何故そんなルールができたか


消防法 改正 機能点検 消火器

老朽化した消火器の破裂事故など、メンテナンス不足と結論付けられることが起こったことで法改正が行われるタイミングがありました。

 

その際に『消火器は点検時に分解して中まで見た方が良い!』という当たり前の意見があったことで加圧式消火器の機能点検というルールが追加されたのですが、その際にメンテナンスの費用が取れるという事で我々のような消防用設備業者が大きく声をあげたというのも背景にあったようです。

 

この時点で機能点検がオーバーメンテ云々はさておき、今やコレが仇となりました


③蓄圧式への移行という“変化”


消火器 蓄圧式

従来の主流であった加圧式から、皆様ご存知の通り現在は噴射時に急激な容器内圧力上昇を伴わない比較的安全な蓄圧式の消火器へと変更しており、その割合は増加の一途を辿っています。

 

つまり、消火器点検・メンテナンスを行う現場の環境が変わっているわけです。

 

そこに則していないルールを適用しようとするならば、例えば機能点検のような “後から目視で行ったか行っていないかを判断できない” ようなサービスは果たしてどのように処理されると思いますか?是非一度、想像してみて下さい。💭


④至極納得のいく提案


以前は加圧式消火器の安全性を担保する為にと制定されたルールが、マトモに点検をした業者が損をする、言い方を変えると全ての点検業者にウソをつかせるようなものに変わってしまっている為、この機能点検という云わば “名ばかり法令” は無い方がいい!というのが合理的に考えた末に、導き出される結論になるのは自明でしょう。💡

 

ただ、これまで “コレで安全性を保っていた” という建前に対して何かしら後付けしてやらないと『おいおい、大丈夫か?』という意見も出てくるでしょうから、今後は蓄圧式消火器についてメンテナンスフリーの規格を増やして点検が簡素化されることや、報告書内で従来の加圧式と蓄圧式の点検一覧を別で設ける等の措置が取られる事が望ましいかと。


⑤否決された…!?


ところがどっこい、上記の提案に反対される方がいらっしゃるんです。💔

(夢じゃありません…!現実です…!これが現実…!)

 

管理人が現在、耳にしている反対意見は以下の2つです。

  1. 機能点検が無くなると、消火器の点検自体が無くなってしまう可能性がある。
  2. 時間がない

上記について、1. に関しては消火器の外観点検を食い扶持の一つにしている人が困るという事で、2. に関しては何に対して時間がないのかはイマイチよく分かりませんが、要は面倒だという事ではないかと思っています。実にくだらないですね


⑥すみません論破します


まず、1. の “消火器の点検自体が無くなる可能性” ですが、これは考えにくいですね。

 

消火器が存在するかどうかも点検の一つですし、外観点検の手間を消防設備士がサービスとして負っていくことに変わりないでしょう。また、比較的少ないですが、例えば大型消火器等の一般的でないものを扱うのはプロの方が無難だという需要は残るかと。

 

次に、2. の “時間がない” ですが、仰る通り時間がないんです。だから、もっとこれからリソースを割くべき分野に注力できるルールにしなければ。例えば電気自動車の急速充電設備の消防用設備・防災等を最適化していく事は我々も取り組むべき問題の一つでしょう。


⑦個人的な意見


消火器の機能点検については、兼ねてよりずっと思うことがありました。⏰

 

消防法の第17条の12〔消防設備士の責務〕で “業務を誠実に行い…” と謳われているにも関わらず、事実上は現場の消防設備士や経営者に半ばウソをつかせるような仕組みになっており、真面目に遂行した人が価格競争に負ける…というような市場を作っていると思っています。

 

どの業界もそのような面があるのだとは思いますが、時代の遷移に伴う環境の変化に対応した、現場の実態に即したルールに基づいて業務を行えればと思います。


⑧個人的な意見 part.2


我々の業務は “加熱試験をすること” ではなく “火災による被害を軽減すること” で、その為に消火・警報・避難設備などを建物に防火対象物に設置、点検しているわけです。

 

消防設備士 点検 加熱試験

そして今後、それに従事できる日本人がどんどん減っていきます。これまで我々が行ってきたことを工夫して減らさなければ業務が持続不可能になるわけです。

 

例えば現在、P型(一般的な)受信機“自動試験機能付き” の物がありますが、それが普及すれば消防設備士シンボリックな動作である “あぶり試験” も不要になるかもしれません。それについて反対派の方々は一体どのようにお考え何なのでしょうか?🚨

 

今後も消防設備士が防災に寄与し続ける事は間違いないでしょうから、どうか “誠実” にやっていきませんか。


まとめ


  • 消火器の “機能点検” に際して分解を要する蓄圧式は空気を再充填しなければならず、現地での作業が困難な為、点検費が高額になり新品と取り換えた方が割安になるという事態が発生しているのが業界の現状であり、今回その法改正をパブコメで提案しようという動きが業界中で広がっていた。✅
  • 従来の主流であった加圧式から、皆様ご存知の通り現在は噴射時に急激な容器内圧力上昇を伴わない比較的安全な蓄圧式の消火器へと変更に伴い、点検・メンテナンスを行う現場の環境が変わっている為、現行のルールでは不適切な部分があった。✅
  • 全ての点検業者にウソをつかせるようなものになってしまっている為、この機能点検という云わば “名ばかり法令” は無い方がいい!というのが合理的に考えて導き出される結論であるので、声をあげていた。✅

参考資料


ダウンロード
消火器の規格・点検基準等の改正概要について.pdf
PDFファイル 1.4 MB

このブログ記事を書いた人


平成元年生まれ、三重県鈴鹿市出身。

 

鈴鹿工業高等工業専門学校 材料工学科卒業後、静岡大学工学部物質工学科に3年次編入学

その後、静岡大学大学院工学研究科物質工学専攻を修了。

就職活動をして大手企業に入社するも直ぐに転職し、青木防災に入社。

 

入社三年以内で実務に必要な消防設備士全類や第二種電気工事士、AI・DD総合種(工事担任者)や第三種電気主任技術者の免状を駆け足で取得した経験より当ページを作成。

 

現在は消防設備士として実務に携わる傍ら、月刊誌 “電気と工事(オーム社)” のコラム執筆や、自社ホームページのブログ執筆、Twitter企業アカウントの運営などを手掛ける。


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コメント: 44
  • #1

    question (金曜日, 26 7月 2019 15:52)

    代弁してくださって本当に有難いです。
    今までを否定はできないですからメンテナンスフリーの規格が出るのがいいですね。
    カルミエには期待していたのですが^^;

  • #2

    管理人 (土曜日, 27 7月 2019 10:58)

    >questionさん
    コメントありがとうございます!!
    誰も指摘したがらないアンタッチャブルなルールでしたが、現場側にウソをつかせる仕組みが日本のものづくり等も軒並み不正行為などのアカン事をさせる温床になってしまっていると思いますので、僭越ながら意見させて頂きました。

    また近いうちにカルミエの様な変革をもたらす製品がしっかり登場してくるのかなと思っています。
    早く、メンテナンスフリーを“謳って”ほしいです。

    今後とも宜しくお願い致します!!�

  • #3

    ぽん (火曜日, 13 8月 2019 10:50)

    消火器の機能点検についてですが、私の住む富山県のシールには機器点検しかかいてありません。薬剤充填の場合は各社各々で充填済みのシールを貼り付けております。
    蓄圧式の消火器の場合は製造年より丸5年超過(6年目)より機能点検の対象となりますが、以後5年以内に全数の機能点検を終えるようにとなっております。実際には11年経過で耐圧試験をされるお客様は居られないので、11年目には新規更新となってしまいます。したがって、外観検査ではねられなかった消火器は一度も機能検査を受けることなく廃棄されるようになっています。消防もそれで通っていますので、わざわざ中の窒素ガスを抜いてまた再充填すると、圧抜けの原因を作っていることにもなるかと思いますがどうなんでしょうかね?

  • #4

    管理人 (火曜日, 13 8月 2019 13:13)

    >ぽん様
    コメントありがとうございます!

    薬剤充填、の箇所ですが大阪でも全然使われていないと思います。
    もし、本体容器の寿命がまだ長く誤噴射等が起こった為、詰め替えたというケースであれば大阪でも例えば弊社であれば消組(大阪消防設備協同組合)で昔買わされたゴホンゴホン…シールを貼っています。

    そして、富山県さんの仕組み‥言葉巧みですね!
    要は5年以内に “全数” ということは11年目まで機能点検の本数が0本でも問題ないという解釈で宜しかったでしょうか。
    実質、日本全国どこでも10年経過で本体容器の水圧試験が…のタイミングで蓄圧式消火器の交換がされている(推奨)でしょうから、言葉巧みでも何でも構いませんから胸張って堂々とルール守ってますと言える様に整えられればと思います。
    メンテナンスフリーの製品です、と謳ってくれればそれで済む話なんですが、色々な問題があるようなんです。
    今後とも宜しくお願い致します。

  • #5

    馬の骨 (水曜日, 30 10月 2019 21:39)

    消火器の機能点検について調べていて、こちらにたどり付きました。消防点検業者のものです。
    蓄圧の機能点検について、10年経過で交換もしくは、5年経過で順次交換の方向で業務を行っています。
    実質、機能点検はやってないのですが・・・

    先日、報告書を提出したときに
    消火器の機能点検をやってないことを指摘されまして、
    「毎回の点検で、10%交換してます」と答えたところ、
    「交換と機能点検は別だ。不備がある報告書は、受理できない」と言われました。
    嘘でもいいから、機能点検やってますって書いてほうが楽だなと思いましたよ。

    実際の問題として、機能点検と変わりとして全数の10%を交換するのは、合法なのでしょか?

  • #6

    通りすがり (土曜日, 18 1月 2020 11:56)

    機能点検と交換は別物です。
    機能点検は消防庁告示における点検基準の為、行っていなければ法令違反と思われます。
    また、機能点検を行っていない点検表は未完成の点検表である為、消防署によっては受理されない事もあると思います。
    機能点検を行ってから報告するか、面倒であれば5年を経過した消火器すべてを交換すれば良いかと思います。
    ロット別けした消火器だけを交換する方法では、同時期に生産された消火器の不良を見つけられません。
    (点検要領では機能点検で欠陥が発見された場合、同一メーカー、同一質量、同一製造年の全数についても確認するよう記載されています。)

  • #7

    管理人 (月曜日, 20 1月 2020 13:24)

    >馬の骨さん、通りすがりさん

    コメント有難う御座います!
    馬の骨様、お返事遅れまして申し訳ございません。通りすがり様、馬の骨様の質問への回答有難う御座います!!��

    真面目な人・業者が損をする様なルールだと、正当なサービスを遂行する妨げになり良くない影響が出るので、全体で最適なルールに改変されて欲しいと強く思っています。�

    馬の骨様、通りすがり様、今後とも何卒ご意見宜しくお願い致します!!

  • #8

    同業者A (水曜日, 22 1月 2020 15:38)

    同業界の従事者としていつもブログを参考にさせていただいております。
    消火器の機能点検については弊社では該当するものに対して機能点検後に本体更新済と報告しています。実際には交換して機能点検はやりません。交換だけの記載だと機能点検をなぜしていないのかと消防に突っ込まれました。まったく、お役所仕事もいいところです。
    製造年もバラバラになってしまい管理もし難いですし、やはり機能点検自体なくしてしまうのが一番だと考えます。
    「嘘」をついて消火器も持ち帰らず報告書だけ〇をして(もしくは封印シールのみ貼り直す等)楽している業者様も多いのが現実です。
    同じ意見の同業者様がいると私も勇気づけられます。

  • #9

    管理人 (月曜日, 27 1月 2020 11:59)

    >同業者Aさま
    コメント有難う御座います!!�

    消防署の方からすれば「ルール通りの事を突っ込むのが仕事」という設定なので、仕方ない部分はあるかと思いますが、正直者が馬鹿を見る様なルールに基づいて営利目的の商売をするのは非常に厳しい部分があるかと思っています。

    現在、業界内でこの“不都合な真実”について意見し、改善しようという動きもあるので、今後のルール変更に期待です。

    今後とも、何卒宜しくお願い致します!!
    同業者Aさん、この業界を共に良くしていきましょう!!�

  • #10

    クロスフォレント (土曜日, 18 4月 2020 11:18)

    ペーパー資格者でアパートオーナーしています。
    記事とコメント欄、とても参考になります。
    ありがとうございます。

    所有物件の消火器交換時期についてお尋ねします。
    お金もかかるので水圧試験はするつもりはありません。
    物件には2本の消火器が設置されています。
    ここで思ったのが、6~10年目で均等に水圧試験をしろとのお達し。
    2本の場合、均等って・・どうするんだろう?(時期は6&8年? 7&9年? 8&10年?)
    6年目の報告時に1本でも試験してないと指摘うけますか?

    6年目の報告時に指摘されるなら交換しときたいし、
    大丈夫なら9年目の報告まで使えるのでもったいなくないし・・
    2本程度なのでさっさと買えばいいのですが、もったいないですよね。寿命の半分程度で捨てるの。

    みなさんはどのようにされていますか?アドバイスいただけると嬉しいです。

  • #11

    整骨院 (水曜日, 13 5月 2020 11:39)

    とても良いやり取りをされているのを拝見して私も質問させていただきたいと思いました。
    一般人で整骨院を営んでいます。去年防災点検業者の人から、この消火器は2014年製造なので交換が義務付けられていると聞きました。2020年の点検時に変えることにしました。もうすぐその点検日です。設計標準使用期限は2024年と書いてあります。2024年まで使えないのでしょうか?
    申し訳ありませんが、もうひとつ質問をさせて下さい。当院は一階にあり12坪です。入り口と裏口に「非常口」と書かれた非常灯があります。前回の点検の時に裏口の表示灯は、もうすぐ~~が切れますと言われました。多分安定器と言われたと思います。確かに最近、点灯が切れました。お金がかかるので「非常灯」は一つでいいのならそうしたいと思っています。ドアで仕切られた部屋は無いので、容易に入り口の表示灯は分かります。ネットで「消防用設備設置基準」を見ても専門用語が多すぎて理解できません。教えていただけたら助かります。補足として、以前このテナントは隣の店とつながっていて30坪位のそば店でした。点灯が切れた表示灯は外観の古さから見て、その時に使用していた物と思われます。
    ご回答よろしくお願い致します。

  • #12

    管理人 (水曜日, 13 5月 2020 12:04)

    >クロスフォレント 様
    コメント有難う御座います!!��

    消火器の交換時期ですが、一般的な粉末ABC消火器であれば10年経過で本体容器の耐圧試験義務(全数)があるので、そのタイミングが適当かと。(実際お客様には、その様に案内しています。)

    6年目~の話は、おそらく『機能点検できないなら、本体ごと交換してね。』って主旨かと思いますが、蓄圧式消火器の機能点検を正確に実施する事は現状ですと困難ですから、それを適切に実施して新品交換を免れる‥という手段を取れている方は皆無かと。いらっしゃるなら私共も教えて頂きたいくらいです。
    ただ、今後小規模建物の消火器点検を業者ではないオーナー様等の“素人”の方々が実施するという風潮になり、それが加速すれば機能点検のタイミングで要交換‥ってことにもなるかも知れません。
    法制度と実態が曖昧な為、こちらでも曖昧な返答になってしまう事ご容赦下さいませ…。

    今後共、何卒宜しくお願い致します!

  • #13

    管理人 (水曜日, 13 5月 2020 13:13)

    >整骨院 様
    コメント有難う御座います!�
    6年目で交換の件については『蓄圧式消火器の機能点検できないので、本体ごと交換してね。』って主旨になります。
    仰る通り、本体に10年目安で使用期限書かれているのに法的には “機能点検” を理由に交換が推奨されるような仕組みになっています。機能点検をせずに使えるかどうかは、この場では言及いたしかねますが‥。
    ※メンテナンスの重要性を蔑ろにしているわけではありません。

    「非常口の緑色のアレ」は “誘導灯” といいまして、おそらく小型もしくはC級の避難口誘導灯が設置されているかと。
    その場合、有効範囲が15mと規定されていますので、曲がり角等や間仕切りが無ければ、仰られております「ドアで仕切られた部屋ではない」場合、入口のみに機器があれば事足りると考えられます。

    �手前味噌ですが、参考URLです
    https://www.aokibosai.com/2016/07/28/%E8%AA%98%E5%B0%8E%E7%81%AF%E3%81%AE%E8%A8%AD%E7%BD%AE%E5%9F%BA%E6%BA%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

    今後共、何卒宜しくお願い致します!��

  • #14

    クロスフォレント (水曜日, 13 5月 2020 14:20)

    管理人様

    コメントへの返信ありがとうございます。
    6年目~の話はその通りで、下記WEBサイト資料のP.10にある
    点検サイクルシミュレーションの内部点検がそれになります。
    ※水圧点検は10年なんですね。
    https://www.jfema.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/12/syokaki_dokuhon_2016.pdf

    とりあえず、次回(6年目)はそのままに消防署に報告してみます。
    ありがとうございました。

  • #15

    管理人 (水曜日, 13 5月 2020 14:26)

    >クロスフォレント 様
    お返事有難う御座います、参考資料の添付も有難う御座います!�

    一つ気になったのですが、コメント返しにタイムラグがあったにもかかわらず、すぐにお返事いただけたのは何かプッシュ通知の様な設定をされているのでしょうか?
    もし宜しければ、その方法をお教え頂きたいです!�

  • #16

    整骨院 (火曜日, 19 5月 2020 15:42)

    ご解答くださり、ありがとうございました。定期点検に間に合いました。去年と違う人が来られ「消火器が5年過ぎているので、点検するか購入するかどちらかになりますが、どうされますか?」と問われました。去年の人には2020年に変えると言ってあったし、管理人様が「言及しかねます」とご説明をしてくれたので、安全面を考え替えた方が良いと思い、替える旨伝えました。誘導灯については、管理人様のご助言通りお話ししました。社長も来ているので、後で社長が説明するとの事でした。
    社長が来られ、誘導灯は仰る通りで一つでも構わないと言われました。もう一つの方が壊れることもあるので、「もし、バッテリーを替える時は2~3万で出来るのですか」と聞いたら、「だいたい、そのぐらいです」とのお話でした。消火器については、「替えても替えなくてもいいんでしょうか?」と尋ねたら、「あと三年以内に替えてもらえれば良いですよ」との事でした。
    コロナで売り上げが半減している時なので、助かりました。

    いろいろ教えていただいたのに、当院が横須賀なので、お仕事の依頼というかたちで、お礼が出来なくて申し訳ありません。
    ありがとうございました。

  • #17

    クロスフォレント (木曜日, 21 5月 2020 17:48)

    管理人様

    特にプッシュ通知は設定していませんよ。
    回答が欲しくて定期的に見ていただけです。笑

  • #18

    管理人 (金曜日, 22 5月 2020 11:21)

    >クロスフォレント 様

    わ、定期的な閲覧有難う御座います!!��

    今後共、できるだけ有用な記事を書きますので何卒宜しくお願い致します!!�✨

  • #19

    管理人 (金曜日, 22 5月 2020 11:26)

    >整骨院 様
    引き続きコメント有難う御座います!!�

    落ち着くところで落ち着いて良かったです!�笑�
    もし今後、横須賀で私が整骨院に行く機会があれば『あの時の…』と思いを馳せながら施術して頂けるという幸せがありますので全然受注に繋がらなくても大丈夫です!�笑♪

    今後共、何卒宜しくお願い致します!!�

  • #20

    機械屋 (水曜日, 30 12月 2020 06:54)

    はじめまして。
    機能点検をなくした場合、何年で交換が妥当と考えますか?
    工業製品として考えた場合、5年でオーバーホール、もしくは新品への交換が妥当と考えます。
    10年で考えると機能点検をして傷んだ部品を交換しながらという現行制度が一般的な方法となります。

  • #21

    管理人 (月曜日, 04 1月 2021 16:39)

    >機械屋さま
    はじめまして、コメント有難う御座います!
    んー、機能点検を無くした場合の交換時期については難しい判断ですね。
    以前、初田製作所から発売されたカルミエについては、外観点検のみで10年周期で交換といったルールだったかと。
    機能点検のルールについては蓄圧式で5年経過なので、今の法令上で機能点検しないとなれば5年で新品交換というのが実質的なルールにされているかと思います。

    尤も、お客さんによってはいつまでも古い消火器のまま交換して下さらないパターンもありますし、業者によってはシール貼り‥といった現実ありますので、「妥当」についても見解様々かと存じます。

    ただ、できないルールを勝手に決めて業者にウソつかせるのは如何なものかと思っている次第です。

    今後共、何卒宜しくお願い致します。

  • #22

    キャサリン (土曜日, 16 1月 2021 19:56)

    はじめまして!
    小さなアパートの1室に住み、建物(全部で6室)の大家をしております。本日、管理会社から2021/7月に蓄圧式消火器が6年目に入るので、この機会に4本とも新品に変える必要がある、と見積書を持ってきました。消火器の期限が2025年となっているのに、なぜ?と思い、尋ねると、6年目から半年ごとに点検をすることになっていて、お金もかかるので大家さんにとっては新品に変えた方がお安いし、管理会社としても管理しやすいとのこと。
    消火器の交換のことで、もっとわかりやすい説明はないかな、と思って検索したところこちらにたどり着きました!
    皆様の書き込みや管理人さんの回答を見てみると、5年を過ぎたので新品交換するしかないと思えばいいのでしょうか。
    まだ2025年まで使えるのに…。
    消火器を作った会社にも申し訳ないし、それにエコじゃない。この交換された消火器はリサイクルされるのだろうけれど、なんだかもったいない気がするのは私だけでしょうか。

  • #23

    管理人 (月曜日, 18 1月 2021 09:46)

    >キャサリン様
    はじめまして、コメント有難う御座います!
    現行のルール上、新品交換が推奨される話になってしまっております‥。
    当業界が抱える闇みたいな話で、キャサリンと同じく『え、何それ?』ってなられる方がいらっしゃるのは大変良く分かります。
    真面目に考えて下さっているのに、心苦しいです。
    私からは今のところ『推奨されます』としかお伝え出来ませんが、この辺りのルール改善にも努めていきたいと思っています。
    今後共何卒宜しくお願い致します。

  • #24

    機械屋 (日曜日, 18 4月 2021 05:46)

    何ヶ月かぶりの登場です。
    名前の通り普段は機械の仕事をしていて、違う場所で縁あって消防設備の管理も担当しています。
    消防庁は、消火器は圧力容器であるので、圧力容器のルールに基づいて点検するように点検要領(消防予第557号)を定めているのであって、なぜ点検業者が蓄圧式の機能点検(内部点検)を不要と言うのか私には理解できません。
    圧力容器のルールというのは、労働安全衛生法、ボイラー圧力容器安全規則、圧力容器構造規格などです(厚生労働省所管)。
    蓄圧式も加圧式も圧力容器なので、点検を怠るとケガの原因になるのは同じです。
    実際に腐食がある蓄圧式を落下させて衝撃を与え、破裂させた事例が消防庁の資料で紹介されています。
    内部点検についても、圧力容器においては普通に行われていることです。
    私から見れば、点検業者はそれを知らずに恐ろしいこと(勝手なルール変更)を平気でやっているなと。

    前のコメントで「できないルールを勝手に決めて業者にウソつかせる」とありますが、蓄圧式の機能点検(内部点検)に費用がかかることを客に説明しない、点検業者側に問題はありませんか?

  • #25

    管理人 (火曜日, 20 4月 2021 11:46)

    >機械屋 様
    コメント有難う御座います。

    機能点検に費用がかかることを説明して、蓄圧式の機能点検時に消火器本体を更新してもらう事例ありますよ。
    腐食のある蓄圧式消火器の例を出されていますが、現地で外観点検を行った際に状態が良好であるにも関わらず、機能点検という実質できない制度があるから交換します‥といって納得されるお客様が果たしてどれ程いらっしゃると思いますか?
    また、この提案によって弊社のメンテ料は高くなります。すると、機能点検をせずに報告書に◯をうつ業者の方が安くなり、そちらが選ばれる可能性が高くなるといった市場原理が発生します。
    この市場原理に関しては点検業者側にも問題あるかも知れませんが、実質できない制度が無理矢理ねじ込まれているルール側にも問題あると思いませんか?もしこれを強行する手間をかけ、全業者が均一に実施をしてそれを確認できる様な審査がされているのならばルールとして成り立つかと。ちゃんとした業者やお客様が損するようなルールは違うかなと。
    今後とも何卒宜しくお願い致します!

  • #26

    機械屋 (木曜日, 29 4月 2021 05:59)

    返答コメントありがとうございます。
    また率直なところを聞きたいのですが、よろしくお願いします。

    今の点検要領は実績のある機械のルールを組み合わせた「さすが消防庁」と言える内容です。
    ただし、分かりづらいのか、「損をした」と思われるようですね。
    外観点検のみで10年使用することも多いようですが、使用されている部品から見て、かなり危うい使用方法です。

    以下に機械のルールで説明しますが、点検業者の人たちは認識しているのでしょうか?

    ・指示圧力計
    蓄圧式は圧力計が正確でないと、使用できる消火器か判別できません。
    10年間、1回も針を動かしていない測定機器(圧力計)を正確と見なすというのは、異常です。
    加えて、圧力計は衝撃、振動に弱く、故障しやすい。
    針を動かさない外観点検のみでは今の制度の5年程度が限度です。

    ・バルブに使用されるゴム製のパッキン、Oリング
    パッキン、Oリングなどのゴム製品が正常でないと、消火薬剤の放射機能、容器内の気密、内圧を維持することができません。
    ゴム製品を10年間、動作確認、劣化の目視確認をせずに正常と見なすのも異常です。
    動作確認、劣化の目視確認を実施しないなら、こちらも今の制度の5年程度が限度です。

    ・消火薬剤、容器内部
    6年目以降は、圧力計もあやしい、パッキン、Oリングもあやしいので、容器内の気密もあやしいということになります。
    容器内の消火薬剤の点検、容器内部の腐食や塗膜の剥離の点検も必要になります。

    機能点検ができない住宅用蓄圧式の使用期限が5年であることからもわかるように、機能点検を廃止すると6年目で全交換になると思われますが、これならば対応可能でしょうか?
    また、価格を上げ部品や構造を変更しないと10年使用できる消火器への規格変更は難しいと思います。

    あと、点検を実施しなくても〇を付けて消防署へ提出した、安く上げたなんて、通用するご時勢ではありません。
    それは業者の見積や点検を確認しない管理担当者にも原因があります(立ち会えば素人でも分かります)。
    不正が発覚したら、業者は即取引停止、私のような管理担当者も厳しい立場に置かれるでしょう。

  • #27

    管理人 (金曜日, 30 4月 2021 10:01)

    >機械屋 様
    引き続きコメント有難う御座います。

    なるほど、機械のルール的に5年で交換するのがベストという話になっているというわけですか。
    お客様にそれを説明し、納得いただければ加圧式消火器の時代から「容器の耐圧試験の際に実質10年で交換」となった時と同様に、蓄圧式も実質5年で交換ということがスタンダードにできるかも知れませんね。
    蓄圧式消火器本体に耐用年数が賞味期限の如く記載してあるので、それに関して質問を受けた際には機械屋さんの仰るような事を我々業者側が説明できる様になっているというのが理想的です。

    実際、所轄消防署の予防担当者さんが仰る事として『こちらは◯で出されていたら、例え機能点検が実質できない状況であり、されていないとしても踏み込まずに受け付けるしかない。』との事でした。管理担当者に原因や責任があるといっても、そこまで興味関心を持たずに業者に任せている方が楽‥だから我々が消防点検を “代行” しているという事情もあります。

    個人的には、不正をしている消防設備士側への罰則も、もっと強化されれば改善されていくと思っています。消防法の罰則は現在とても緩く、極めて悪質な建物オーナー側の刑事告発に至るまでも長い道のりとなっています。
    https://aokibosai.jp/fire-prevention-law-violation30/
    法に則った適切な維持管理ができ、かつ誠実に業務を行っている真面目な人たちが得をする市場になって欲しいと願い、行動もしております。有意義な問題提起と、専門家の見地からの助言、大変有り難いです。

    今後とも何卒よろしくお願いいたします。



  • #28

    機械屋 (月曜日, 10 5月 2021 08:09)

    返答コメントありがとうございます。
    長々と書きましたが、ご理解いただけたようでよかったです。
    今回がまとめです。

    しかし、消防署員もあやしいこと言いますね。
    機能点検、内部点検は10%の抜き取り検査なので、点検した消火器は再充填が難しいなら廃棄し、その分の新品を補充すればいいんです(分かりづらいし、説明しづらいでしょうが)。
    分解した消火器の部品を確認して、残り90%の消火器が「まだ、安心してお使い頂けますよ」になるか、「交換を検討された方がよいですよ」になるかの検査なので。
    抜き取り検査は様々な分野に使用されている品質保証のルールです。

    また、法令(と安全)に関わることなので「できないからしない」で済むものではなく、「できる方法を考える、調べる」もしくは「対象外にする(6年目で全交換)」ものであると思っていますが、消防法の適用に関しては「本当にこんなのでいいの?」ってくらいゆるいです。
    消火器などの消防設備、機器がどのようなときに使用するものなのか認識しているか?、と思います。

    あと、この件に関して探した資料を紹介しておきます。
    「老朽化消火器の破裂事故を踏まえた安全対策 - 総務省消防庁」
    https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/h22/2207/220716_1houdou/zenbun.pdf

    ・蓄圧式でも破裂事故がある
    ・アメリカ、イギリス、ISOの規格では5年もしくは6年で全数内部点検(実際は点検前に全交換)
    など、記載されています。

    日本の規格JIS(経済産業省)も国際規格ISOに統合が進んでいるので、所管(総務省消防庁)は違うのですが5年で全数機能点検、内部点検(実際は点検前に全交換)になるのが自然の流れだと思います。
    実際のところ6年目から10%ずつ機能点検という今の制度を現場が上手く運用できていないので、今後の制度変更についてはそれを消防庁がどのように判断するかになると思います。

  • #29

    消火学会 (日曜日, 03 10月 2021 15:27)

    官庁(消防当局)の見解は、いまだに消火器一本が高価だった頃の時代を引きづってますね。一本の消火器をこよなく使い続けるというスタンス(それにしちゃあ、作っては形式失効にするということを繰り返してましたが)。
    いまはコスパによって、機能点検(分解)するよか工場出荷の新品を買っちゃったほうが安全面を考えれば割安感があります。
    消火器点検に携わるほとんどの業者は、点検票の為に架空の機能点検を書き込んでるんではないでしょうか。

  • #30

    管理人 (水曜日, 06 10月 2021 19:53)

    >消火学会 様
    コメント有難う御座います!
    暗に『新品に替えましょう…』ってメーカー側がルール作る側と結託したルールに見えます。
    仰います通り、業者側にウソをつかせるor新品交換させる営業を促す状況かと。
    現在は機能点検のタイミングで一旦新品交換は提案しますね。
    今後共、何卒宜しくお願い致します。

  • #31

    kuri (水曜日, 19 1月 2022 15:10)

    調べ物をすると必ず検索に上がってくるのでちょこちょこ拝見させていただいております。

    消火器メーカーというのは本当に罪深い連中ですよ。
    蓄圧に切り替えると同時に海外生産始めて消火器価格を下げて、
    事実上消火器の整備詰替の供給なくしておきながら形式上需要だけ残した。
    お客様との接点の設備業者に機能点検or新規交換の対応一任のてい。

    そのうえ消火器リサイクルシステムで消火器販売代理店をそのシステムから外して
    廃棄消火器は集めろ、でもこちらからはビタ1文払わねぇ、客から取れ。
    生意気いうなら特定窓口取り上げて役所関係に消火器納められねぇようにしちゃうよ的な所業。
    一方、ホームセンター様は大口顧客なので特定窓口でなくとも下取りという形で消火器預かっていただければメーカーが引き取りにまいりますよの優遇措置。
    今メーカーが死にかかってるの見ると正直なところさもありなんです。
    宮田だけ生き残って価格爆上げの未来予想図。

  • #32

    管理人 (金曜日, 21 1月 2022 17:11)

    >kuri 様
    コメント有難う御座います、毎度ちょくちょく拝見頂きまして有難う御座います!
    メーカーさんはルール作る側とガッチリなので、より世の中の為になるっぽい&儲かる仕組み作りますよね。これから、どうなっていくんでしょうか‥。
    今後共、何卒よろしくお願いいたします。

  • #33

    消防太郎 (土曜日, 19 3月 2022 10:56)

    消防当局は、消火器1本が高額だった頃の時代を引きずってます。1本の消火器をこよなく愛して、耐圧性能までやって使い続けるという愚かさ。そんな手間かけるより、今はコスパが良くなったので、新品を買っちゃったほうが安いです。
    消火器の点検票にもそれがうかがえる節があります。要修理という項目はありますが要交換という項目は無いです。交換という手段が消防当局のアタマには無いんでしょうか。
    そんでいて、メーカーにコロコロ作らせちゃあコロコロ失効にするなどして、矛盾したことをやってました。

  • #34

    HONAG (金曜日, 06 5月 2022 20:35)

    いつも消防設備の不明点で検索すると青木防災様の有益かつ分かりやすいブログで助かっております。(本音を消しつつ、心のつぶやきの文面も楽しいです)
    この消火器の機能点検も大変有意義でまた皆様のコメント、それに返信される管理人様の内容で更に色々と知識と業界のモヤモヤなんかも知ることができました。
     私も工場内で消防設備の担当をしており、消火器点検業者の仕事を見てましたがほぼ点検済証シールを貼るだけでした。埃も払うことなく屋外のボックスに入れられた消火器はそれはひどいものでした。
     それで、これじゃ自分たちで出来ると思い乙種6類を取りました。(当然青木防災さんのブログで令別表1を覚えました)勉強して初めてロットを作って全数点検とか知りました。なのでロット作って機能点検はしなくていいのですか?と聞いたら私は山梨なんですが、山梨では暗黙の了解でしなくていい事になってます、消防からやらなくて良いって言われてます。
     そのまま鵜呑みでその点家業者に代わり自分なりに点検基準に則り点検し、消火器も埃を落としきれいにして消防署へ報告。上記の事の様なので機能点検はしてません。正直に言ったらそんな事はありません、点検してください、違反です。ときつく言われました。今までと同じように報告しただけなのに・・・。点検してから再度報告してくださいと。
     世間はどうなのかと思いここへきました。工場内約550本の消火器のロット作成し、その後の機能点検どうしましょ。法改正を望みます。署名活動しましょう。

    長々とすみませんでした。

  • #35

    kuri (金曜日, 17 6月 2022 12:13)

    横レスすいません。
    HONAGさんの件だと550本をどのようにロット分けしますか?
    550本もあると製造年はバラバラになります。
    これを5年以上経過とそれ以外というロットに分けると
    5年以上の該当本数は毎年繰り上がる消火器を足していきます。
    ものすごい手間です。ということですよね。

    点検見積もりも毎年消火器関連だけ予算がぶれまくります。
    また消防設備は棟ごとに報告書を作成することが原則です。(形骸化してますが)
    例・本館管理棟消火器30本機能点検6本放射3本
      第一工作機棟消火器15本機能点検3本放射2本・・・

    諸々勘案すると消防さんor法令原理主義者を納得させる為には6年目に入る前に全数交換しかないんですよ現状は。
    2017年以前の消火器を今年中の点検前(ここ重要)に全数交換しておけば機能試験も放射試験も不要になります。
    お金かかりますけどやりますか?という話になります。
    これは屋内消火栓ホースの耐圧性能試験でも同様の問題が起きてますね。
    無駄ですよね地球が汚染されています(笑)グレタ・トゥーンベリ召喚案件です。

  • #36

    管理人 (土曜日, 18 6月 2022 10:33)

    >機械屋 さん
    まとめコメント有難う御座います!(お返事、遅れてしまい申し訳御座いません。)
    抜き取り検査、仰る通り抜き取った消火器については放射試験した後に廃棄し、新品交換ってのが最も楽に条件を満たせる点検方法ですね、得策です。
    (※抜き取って交換だけではなく、抜き取ったものを放射試験して、それを新品に交換する部分が重要←機械屋さんではなく他の人向けの注釈)

    実質、蓄圧式は機能点検の実施義務が生じる前の5年で全交換ってのが法律を順守する上でのスタンダードになりつつある気がします。これで海外やISO規格と同じような感じになりますね、偶然にも。
    機械屋さんの視点、大変参考になりました。
    引き続き何卒よろしくお願いいたします。。

  • #37

    管理人 (土曜日, 18 6月 2022 10:46)

    >消防太郎 様
    コメント有難う御座います!
    耐圧試験とか、もう誰もやってないですもんね。
    機能点検も、耐圧試験みたいな「交換しなきゃいけない理由」の一つになりつつあります。
    ただ本体に「製造年より10年」って使用期限が記載されているのに『なんで交換するの?』って思われちゃいますが…。
    今後共、何卒よろしくお願いいたします。

  • #38

    管理人 (土曜日, 18 6月 2022 11:02)

    >HONAG 様
    コメント有難う御座います!平素より弊社ブログご覧頂きまして誠に有難う御座います!
    乙6取られたとのこと、素晴らしいですね。(‥というか業者がヒドいだけかもしれませんが。)
    令別表第一、覚えることに貢献できて嬉しい思いです。
    山梨の業者さん、暗黙の了解で『消防からやらなくていい…』は解釈に間違いがありますね。
    しかし、この機能点検の話も然り、情報不足で消防設備士を自分で取ったけど、所轄消防署への届け出類で苦戦するって状況があると思います。この情報の非対称性を発信で無くすことができれば、低品質のサービス業者を減らすことができると思っています。
    HONAG様のように、もっとできるところは自分でされることが当たり前になればと私は思っています。自分(もしくは自社)の設備であり、かつ有事の際はその建物の利用者が使うわけですから。
    消防署も『機能点検、して下さい』としか言えないんですよね。特に事情を知らない予防係員さん等が仰る通りキツく言うような状況になると手に負えません。
    ちゃんとやろうとした人が損をしてしまうルールは違いますよね。
    とりあえず550本の消火器ロット(加圧式&蓄圧式?)から機能点検対象となる消火器を抜き取り、放射試験して下さい。それらは放射試験OKになるはず(ならなければメーカーが悪い)なので、その抜き取って放射試験した分だけ、新品に交換してください。
    これが法に則り、かつコスパのいい点検方法です。
    今後共、何卒よろしくお願いいたします。

  • #39

    管理人 (土曜日, 18 6月 2022 11:25)

    >kuri 様
    引き続きコメント有難う御座います。
    ロット分けについては仰る通り少々、手間ですね。
    HONAG様の件をロット分けするならば‥まず小型消火器の加圧式と蓄圧式の粉末2種類と仮定して、製造年から3年を超えて8年以下の加圧式消火器と、5年を超えて10年以下の蓄圧式消火器の2ロットがありますね。加えて製造年から8年越えの加圧式および10年越えの蓄圧式は別ロットなので計4ロット生じ得ると思っています。

    6年目入る前の全数交換、現状と思っています。
    これをお客様に説明し、納得してもらうのが消防設備士の仕事になりつつあります。
    上記コメント機械屋さんの話より、5年で新品入れ替えって他国やISOでは一般的っぽいので実質それに準ずる感じで不自然ではないのかもしれません。
    How dare you!?って話ですね。
    今後共、何卒よろしくお願いいたします。

  • #40

    機械屋 (日曜日, 10 7月 2022 11:35)

    ご無沙汰の機械屋です。
     たまにコメント欄を見ています。
     機能点検に肯定的な意見がないところなど、なかなか興味深いです。

     点検業者が全交換か機能点検が必要であることを説明しないと、設備の管理担当者が提案しても実現しないことがあるので(←ココ重要)、引き続き説明をお願いしたいです。
     法令順守しつつ廃棄物を減らすという意味では機能点検の方が有利になるので、今後は意外に復権するかも。

     日本の蓄圧式消火器の機能点検が6年目からで、アメリカ、イギリス、ISOの内部点検が5~6年ごとなのは、たぶん偶然ではないです。
     消防庁も点検ルールを作る(改正する)にあたって、海外の消火器の法規制や国内の圧力容器の法規制を参考にした上で決めていると思います。
     物が同じ、似たようなもので、あまりに違った点検ルールではおかしくなるので。
     過去の書き込みにありますが、「メーカーと結託して儲かる仕組み」ってのは可能性低いと思います。
     日本は10%ずつで、海外は全数、日本の方が緩い。

     ちなみに経済産業省が所管の圧力容器であるプロパンガスのよく見る50kgボンベは5年ごとです(高圧ガス保安法/容器保安規則第24条)。
     蓄圧式で、数がたくさんあって、固定して設置されていなかったり、持ち運びが可能で、いつでも誰でも触れる状態で設置されていて、風雨、湿気、日光にさらされたり、管理が緩いのも同じです。
     現地で検査できないので、ボンベを入れ替えて検査場に持っていって、中のガスを抜いて、表面の塗装を剥がして、外部検査、内部検査、耐圧検査をしています。
     検査費用を払った記憶がないので、毎月のガス料金に含まれているのでしょう。
     ガス屋は上手くやってますね。
     気づいていないだけで、身近なところで圧力容器の内部点検、耐圧試験が普通に行われています。

     ネット、リアルを問わず蓄圧式の機能点検に関するトンデモ論のようなおかしな説明が広がっていて、それを信じる人たちがいて、不正や偽装、放置につながっているように感じます。
     その説明って、面倒な点検をしたくない、過去に戻りたくないという業者都合の創作???
     面倒なのは本当だけど、「必要ない、できない、誰もやってない」ってのはウソなので。
     本当のことを知ったら少しは行動を改める人もいるのでしょうかね。

  • #41

    ガードマン (土曜日, 27 8月 2022 14:56)

    蓄圧式じゃなくて加圧式消火器の話なんですが以前つきあいのある防災屋さんの消防設備士の人から加圧式消火器も機能点検せず封印なんかを張り替え・付け替えして済ましてると聞いて非常に驚いた記憶がありますがまさか加圧式でも機能点検しないのは普通なんでしょうか?

  • #42

    管理人 (金曜日, 09 9月 2022 10:47)

    >機械屋 様
    引き続きコメント有難う御座います!

    いやホントそう思います。クライアントと接点を持つ我々業者が案内をサボってはいけませんよね。
    もし機能点検を行いたい方は‥って選択肢が、そもそも今ない状況と思っています。(10年経過時の耐圧試験と同じで新品入れ替えの方が遥かに安いため。)
    同業他社で地方で働く方に伺ったのですが、そこでは機能点検をしたいので敢えて未だ加圧式で提案および管理しているそうです。

    ガスボンベの話、知りませんでした。ガス屋さんが上手くやっているのもそうですが、この消防設備業界は消防署が営業の役割を担ってくれる周り方なのでビジネスモデルや料金体系を強化する工夫が弱いと思っています。産業人として、ここも改善していきたいです。ちゃんとやって然るべき対価が得られる仕組みを作る、これが商売ですよね。

    5年過ぎたら入れ替え、これをスタンダードにする為の案内していきますね!

  • #43

    管理人 (金曜日, 09 9月 2022 10:52)

    >ガードマン 様
    コメントありがとうございます!
    非常に答えにくい質問、有難う御座います。
    もちろん加圧式については、放射試験を含む機能点検をすることは多々あります。
    例えば放射試験を含む機能点検をしたかどうかを写真提出しなければならないとルールで明文化されている現場などでは喜んでさせて頂きます。その料金が含まれておりますので。
    その他はノーコメントで…。いろいろな業者さんが、それぞれのポジションや価値観で動かれていますね。

  • #44

    くろくま (火曜日, 20 12月 2022 21:11)

    点検時に消火器を交換した場合、みなさんの地域では設置届とか必要ですか?それとも点検表に放射試験実施後機能点検をし新品と交換しましたと記載でオッケーですか?