弊社のInstagramアカウントにフォロワー様より下記のようなお問い合わせが御座いました。📧( ゚Д゚)📷✨
『漏水が原因で発報してしまうのですが、①コモン(C線)を外して発報中のライン(L線)抵抗挿入が適切か?、②発報中の警戒区域の感知器点検は不可か?』
…という二点ですが、こちら専門用語も含まれていますから、おそらく他業者の方だと見受けられます。👷💭
色々なお客様から、同様のご質問を受けることも多々ある為、参考までにネット上で “我々の対処の仕方” を公開していきます。⚡
①火災発報を一時的に消去
火災信号は負極であるコモン(C線)と陽極のライン(L線)が、くっついてショート(短絡)することにより発されます。🔌
✍(´-`).。oO(詳しくは…、、前ブログ “自動火災報知設備の配線工事方法~感知器編~” をご参照くださいませ…。。)
誤報しているという事は、どこかでそのショート(短絡)が起こっているという事であり、それを解消してやらねば火災信号は消えません。🚥💦
当該発報警戒のライン(L線)を抜くと火災信号は消えますが、今度は “断線” の表示が出ることになり、多くの場合、トラブル音響が受信機からピーピーと鳴ってしまいます。🐥♪
この断線表示によるトラブル音響も鳴らさずに火災発報を一時的に消すためには、画像のようにコモン(C線)とライン(L線)の端子台に終端抵抗を入れてやれば済みます。📷❕
ただ、この状態ですと当該警戒区域の全ての火災信号が受信機にいかなくなり危険ですので、早急に改修する必要があります。🔧
✍(´-`).。oO(あくまで止血程度の応急処置になります…。。)
上記の措置が “適切か” と聞かれれば『やりたくはないが、そうせざるを得ない。』と言ったところでしょうか。💔
なぜなら、火災発報し続ければベルなどの地区音響に加えて受信機本体の主音響も鳴り響き続けますから、誤報であればそれは早急に解決しなければならない事項でしょう。((((;゚Д゚))))📣
加えて、例えば受信機の操作で “音を消す” 状態にして置いておくと、今度は誤報していない警戒での発報の際も音響が鳴らないことになり建物全体に火災発報が知らされないことになり危険です。🚫
✍(´-`).。oO(例えば危険度が高いとされる特定一階段等防火対象物では…、、地区音響を停止しても暫くしたら再鳴動する “再鳴動機能付き” の現行の受信機を設置することになっていますね…。。)
その為、誤発報中の警戒のみ、改修・復旧まで一時的に殺すことが最善の策となるわけです。⚡
②火災発報中の警戒の感知器点検
冒頭で記しています御質問頂きました “火災発報中の警戒の感知器の点検” というのは、『発報中の警戒区域で新たに感知器の発報試験が出来るかどうか』を言っていると解釈して話を進めます。🚨(;´Д`)👌✨
結論から言うと、受信機の許容電流値の範囲内であれば他の感知器も発報試験が可能ということになります。⚡
例えば、消防用設備の点検の際も同じ警戒区域内で次々と感知器の試験をしていくのと同じように、発報中の感知器があっても、受信機からくる電流が足りていれば、複数個の感知器の動作の正誤を確認灯によってチェックして点検することは可能です。🔍✨
✍(´-`).。oO(古い受信機だと…、、許容電流値が小さくて1つずつしか確認灯を光らせられなかったりしますが…。。)
また、“断線” の表示よりも火災発報は優先される為、断線表示中に感知器試験をすると、電気がどこまで流れているかを確かめることも出来ます。💡
その為、わざと線を抜いて断線が出るかどうかを試し、断線が出たら、それ以降の感知器 or 配線でショート(短絡)して火災発報していると判断できたりします。🔌(´∀`*)ウフフ
甲種 “消防設備士4類” 資格取得のススメ
以上、自動火災報知設備の感知器や誤報等について簡潔に紹介させて頂きましたが如何でしたか?💭
上記の感知器配線工事は消防設備士の独占業務になっていますし、受信機へのAC100Vでの電源系統を触るには電気工事士の免状が必要です。🔨👷‼
そしてこれらの内容については、モロに消防設備士4類という資格試験の内容でして、甲種の消防設備士4類では実際に上記で簡潔に書いたような図面が “製図” という実技の科目で試験に出ます。💯✨
ご興味のある方は、是非一度消防設備士4類の資格試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。🗻
📖(´-`).。oO(ここに自分で出版した消防設備士の参考書リンクを貼るのが目標です…。。)
SNS上でのメッセージによる質問について
参考:わるいスリーパー
お陰様で多くの方に消防用設備に関することや、その他諸々についてご質問頂けており、また、回答をする事でより多くの方に見て頂けるチャンスを貰いまして、大変ありがたく思っております。🙇✨
しいて言えば、もう一つ有難いのはDM(ダイレクトメール)ではなく、Twitterなどのタイムライン上で御質問頂ければ、その質疑応答の様子が広く公開され、より多くの方のお役に立てるかなと思いますので、諸質問はできればタイムライン上でやり取りさせて頂きたい次第でございます。⏰(;´Д`)👌💦
また、消防法に基づいた助言・発言や、業務に関する回答をさせて頂きますが、例えば上記の場合ですと『お前の言った通りの誤報対応したけど、トラブルになったぞ!』云々のクレームを頂きましても何もできませんのでご容赦くださいませ。💔
最後に、消防用設備に携わる業者の方々が上記のような措置をすることになると思いますが、“わるい” ことをしないように、そうならないように努めて下さいませ。現場からは以上です。🎤♪
まとめ
- 弊社のInstagramアカウントにフォロワー様からの問い合わせに回答していった。✅
- 誤発報中の警戒のみ、改修・復旧まで一時的に殺すことが最善の策となっていた。✅
- 受信機の許容電流値の範囲内であれば他の感知器も発報試験が可能であった。✅
- 諸質問は広報の為、できればタイムライン上でやり取りさせて頂きたい次第であった。✅
コメントをお書きください
tmhr (金曜日, 30 11月 2018 20:26)
御社の参考書が発行されるの、楽しみにしています。
管理人 (土曜日, 01 12月 2018 08:49)
>tmhrさん
有難うございます!!(´∀`*)ウフフ
出版するので買ってくださいね~♪笑