非常放送設備と連動
なぜ音声・点滅機能付き誘導灯を区分鳴動にする必要があったかというと、冒頭でも述べました通り、今回は自動火災報知設備・非常放送設備が区分鳴動になっていた為といえるでしょう。
🔔(´-`).。oO(区分鳴動の詳細については…、、前ブログ "区分鳴動と一斉鳴動について" をご参照下さいませ…。。)
そしてクリアしなければならない点が幾つかありまして、まず大きく以下の二つの要素に分けて言及してみます。✌(´ω`)✌
- 非常放送音声の違い
- 放送と誘導音のタイミング
まず、1. に関してですが非常放送には[発報放送]と[火災放送]がありまして、[発報放送]の段階では火災かどうか断定されていない為、まだ誘導灯の音声・点滅はしません。🔕
発信機と非常電話の起動は火災断定の合図
非常放送と誘導灯の関係チャート
🍚(´-`).。oO(ここでは…、、感知器による発報時の動作機構を例に紹介していきます…。。)
- 感知器が作動。[発報放送]が女性の声で「只今、◯階の火災感知器が作動しました、係員が確認しておりますので次の放送にご注意ください。」と鳴ります。👩
⇒この時、まだ音声・点滅機能付き誘導灯は作動せず。
- 一定時間後(消防検査の際は2分に設定)に、[火災放送]に変更。「火事です、火事です…」と男性の声で鳴ります。👨
⇒この時、出火階及び直上階のみ "点滅" します。※火災放送の音声と、誘導灯の音声が被らないように設定します。
- 「火事です、火事です…」の音声が流れた後、「ビューッ、ビューッ…」という音に変わります。
⇒この時、出火階及び直上階の誘導灯で "音声(非常口はコチラです)" が鳴り、フラッシュが "点滅" します。
- そして[火災放送]移行後、さらに2分経過すると全館に火災放送が鳴り響く "一斉鳴動" に切り替わります。
⇒誘導灯の "音声" 及び "点滅" も全階に移行します。
…ほら、タイトルの通り "時間差" がありますよね。⏰♪笑
多回路用の誘導灯信号装置
🚥(´-`).。oO(音声・点滅機能付き誘導灯を区分鳴動させるには…、、専用の信号装置を使わなければなりません…。。)
信号装置を購入する際は必ず確認を!
こちらのFF90028Kという品番の誘導灯用信号装置は "多回路用" でして、自動火災報知設備の火災信号と連動して "地区別" に音声・点滅信号機能付き誘導灯等を動作させられるものです。🏢♪
本現場は既設で非常放送設備と自動火災報知設備が区分鳴動で設置されていたので、1回路用のものでは対応できませんでした。💔
💸(´-`).。oO(滅多に出ない機器なので…、、お値段が…。。)
参考:Panasonic
1回路用の信号装置と大きさを比較
まとめ
- 区分鳴動の場合は信号装置も "多回路用" を使用する必要があり、 "多回路用" の信号装置で "地区別" に音声・点滅信号機能付き誘導灯等を動作させる必要があった。✅
コメントをお書きください
自火報好きの中学生 (木曜日, 27 1月 2022 18:16)
コメント失礼します。
趣味の事で、申し訳ないのですが
誘導音付点滅型誘導灯を購入して音を鳴らそうと思って蓋を開けると、点滅信号AC100V/DC24Vと書いてありました
これは、点滅信号に100V を入れても大丈夫ということですか?