泡消火設備の消防検査【前編】では消火ポンプの起動・薬剤混合の方式や性能試験について記していきました。🔍(´∀`*)ウフフ
【後編】ではいよいよ実際に放出試験をする様子や、その時に採集した泡が消防法で定められた性能を満たしているかの計算方法についてまとめていきたいと思います。📝✨
❄(´-`).。oO(発泡した泡消火薬剤混合水溶液が作り出す白銀の世界…、、大変フォトジェニックでした…。。)
2類の消防設備士資格試験を受講される方々も、本記事を事前に見られることでスケール感などをイメージしやすいかと。⛲
泡放射試験!!
主な泡放射試験項目は以下の通りです。🎩
- 起動性能など(例えば手動起動装置を用いて正常に作動するか等)
- ヘッドの放射状況(防護対象物がヘッドの有効防護空間内にあるか等)
- 放射圧力(圧力が一番低くなる最遠の泡ヘッドの一次側に圧力計を設ける)
- 希釈容量濃度(糖度計により確認)
- 発泡倍率(5倍以上であること)
- 25%還元時間(今回の水成膜泡消火薬剤は60秒以上)
🎐(´-`).。oO(それでは…、、確認していきましょう…。。)
消火ポンプ起動
泡ヘッド放射
放射圧力の測定
泡試料コレクタの配置
メスシリンダーで泡試料を採取
泡放射の停止
25%還元時間の測定
25%還元時間とは、その名の通り『発泡中の泡の1/4が泡水溶液に戻るまでの時間』です。⏰💦
採取した泡試料の入ったメスシリンダーの下の方から徐々に “透明” な泡水溶液に変わっていくので、その目盛りの推移を観察します。👀
✍(´-`).。oO(詳しくは…、、前記事 “泡消火薬剤の発泡倍率と25%還元時間” をご参照くださいませ…。。)
発泡倍率の測定
どれだけ泡立っているか、の指標となる “発泡倍率” の計算方法を以下に記していきます。📝✨
まず、“正味の泡重量=総重量-メスシリンダー重量” で採集した泡の重さを求めます。🍄
✍(´-`).。oO(水成膜泡の測定機器として…、、1000㎖のメスシリンダーが指定されています…。。)
よって、“発泡倍率=1000㎖ ÷ 正味の泡重量” を計算することで、どれだけメスシリンダー内の泡水溶液が泡だっているかが求められます。👾♪
2類の消防設備士資格試験 “実技” でも出題されますので、皆様できるようにしておきましょう。💡(´∀`*)ウフフ
希釈容量濃度の確認
✍(´-`).。oO(以上の糖度計による泡試料水溶液測定結果の値と…、、実際の泡放出試験で採取した試料で測定した値を照合することで希釈容量濃度が求められます…。。)
参考:総務省消防庁
“消防設備士2類” 免状取得のススメ
以上の記事の内容、如何でしたでしょうか。(・ω・)ノ📝
管理人が業務に取り組む上で一つ思っているのが『事前に関連する予備知識を蓄えておくことで、出会った仕事から得られる知見の吸収率を増大できる』ということです。💭
お勉強でも予習が大事だと言われますが、特に新人の時は次々に目の前で起こる新しい出来事に対して、いくつ “何か” を拾えるか、気づけるかというのが成長のスピードを左右すると考えています。💡
例えば泡消火設備の消防検査に立会う機会が得られたとして、2類の消防設備士の資格試験の勉強をしたことがある方であれば『おっ!!』という感動の連続で、強く脳内に刻まれることが多いでしょう。🧠
その知っているからこそ考えを膨らますことができるというワクワクが、日常を少し楽しいものへと変えるのではないかと思います。🌅✨
まとめ
- 実際に放出試験をする様子や、その時に採集した泡が消防法で定められた性能を満たしているかの計算方法についてまとめた。✅
- 糖度計による泡試料水溶液測定結果の値と、実際の泡放出試験で採取した試料で測定した値を照合することで希釈容量濃度が求められた。✅
- 2類の消防設備士の資格試験の勉強をしたことがある方であれば『おっ!!』という感動の連続で、強く脳内に刻まれることが多かった。✅
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