改修工事に至った“背景”
簡潔に言いますと、連結送水管の送水口側に “水” が逆流して漏れ出していたことが今回の改修依頼の発端でした。⛲
送水口自体も逆流防止措置はされていますが、湿式で配管系統が長い場合だと入口にかかる水圧も大きくなります。🗻(;´Д`)💦
その為、多くの場合は “逆止弁” が設けてあり、本件も送水口から逆止弁までの交換工事となりました。🚀



改修前 ~現地調査と見積り~






埋込の送水口“改修中”
🍠(´-`).。oO(夢中で “サツマイモ” を掘った…、、あの頃を思い出します…。。)
土木作業








既設“送水口”の撤去


新しい配管の作成(地中埋設用)

作成すべき配管長は、現場にて測りとってきました。✍(´・ω・`)♪
また、“旋盤” という配管を切ったり、ネジ部分を作成したりする機械を用いました。🔩♪
✂(´-`).。oO(100Aの場合は設定が異なるので…、、屋内消火栓の工事後に旋盤を使用する際は注意ヨシ…。。)
配管加工や、接合時の注意は以前に投稿した “連結送水管配管工事の様子” という記事をご参照下さいませ。👀🌱✨






現地にて据付(一部補修)
✍(´-`).。oO(逆止弁に不具合が生じるケース…、、他にも結構記事にしております…。。)




連結送水管の“顔”である送水口
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
Twitter上での意見交換
もちろん配管の埋設深さによって適切な使い分けが必要なのですが、
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2018年3月28日
ユンボ一掘りの加減を間違えたりすると配管を損傷させてしまったり。
逆に関連工事で「何もないはず…」の所で掘ったら、水道管他が出てきてびっくり…など、この手の土木工事や壁面他のハツリ工事は怖いところです。
うちの現場で去年コンクリート壁の撤去工事があったのですが・・・
— yoshi (@yoshi_u0214) 2018年3月29日
数週間後ガスの臭いがするという事で掘削調査したら
撤去工事で、近傍を走っていたガス管にユンボが軽く当たっていたみたいです。
掘削事故防止の観点からも、地上に明示する埋設鋲と埋設標(杭)、そして配管の上方に一緒に埋める事で気付かせる「埋設シート」などがあり、公共工事等の施工基準にも含まれています。しかしいずれも「明示」が目的であって、物理的な防護性とメンテナンス性については今後も重要なテーマでしょうね。 pic.twitter.com/I1BcdgPEVX
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2018年3月30日
本工事は “全て手掘り” でしたが、実際に途中に水道管があったことは作業中に発覚したため “明示” の必要性を感じました。💡
もちろん “配管表示” が無ければ事故に繋がる場合だと、それは無くてはならないものになります。🎏❕
一方で、無くても構わないが “あったら超便利” なことや “親切!” と思える仕事が世の中を良くするとも思っています。🌎⤴
このページも、連結送水管について知らない方が見て楽しんでもらう事に加えて、次回同様の工事をする業者様の役に立ちたいを言う思いで、工事を “やり切り” にするのでなく広報させて頂いている次第です。🔨(・ω・)ノ📣✨
〝裏面にバルブあり〟 pic.twitter.com/geJLlDh8C2
— 青木防災㈱【公式】🚒 (@aokibosai) 2018年2月18日
ずっと当該現場を担当できれば理想ですが、時の流れと共に管理者も変わるでしょうし、他社さんへの引継ぎなど行われない場合も。
— 青木防災㈱【公式】🚒 (@aokibosai) 2018年3月30日
その際 “気を付けて!” というメッセージを残しておければ、起こりうるトラブルも回避可能に。
同じ失敗を繰り返していては、長い目で見て業界へ悪影響を与えるでしょう。 pic.twitter.com/P1fulErg9H
後々の事を考えると“明示”がどれだけ効果的か、そして施工する側としては助かる事か。こういう事をケチらずサボらずやっていくことが選ばれる秘訣だと思っています。
— 青木防災㈱【公式】🚒 (@aokibosai) 2018年3月30日
『おー!親切…どこの会社だ??』
『やっぱりあそこか…、流石だなあ。』
…というような事は“あるある”ですし、逆もまた然りです。 https://t.co/IDw8HkJR3q
✍(´-`).。oO(次回は…、、配管表示をしてみよう‥。。)
1類の消防設備士免状取得のススメ
まとめ
- 連結送水管の送水口側に “水” が逆流して漏れ出していたことから、改修工事の依頼を頂いた。✅
- 配管が “埋設” であったため、地面に埋め込んである配管にアクセスするために土木工事が必要であり、大変であった。✅
- 途中に水道管があったことは作業中に発覚したため、配管表示などの “明示” があれば便利だと感じた。✅
コメントをお書きください
空調屋 (月曜日, 18 1月 2021 11:15)
コメント失礼します。
スプリンクラー設備の送水口の逆止弁不良で交換が必要な現場が有ります。
壁に逆止弁が付いているのですが、交換工事には消防設備士の資格は必要
なのでしょうか。
防災屋さんと設備屋さんの工事区分が、いまいち分かりません?教えて下さい。
管理人 (火曜日, 19 1月 2021 09:42)
>空調屋さん
コメント有難う御座います!
配管工事については、消防設備士の独占業務に該当していません。
ただ、その後の点検については消防設備士の有資格者が点検を行う事とされている為、防災屋の出番となるケースになります。例えば新設の連結送水管工事があったとして、その後の耐圧試験のみ呼ばれるケースがあります。
�手前味噌で恐縮ですが
参考:消防設備士の独占業務https://www.aokibosai.com/2016/06/18/%E6%B6%88%E9%98%B2%E8%A8%AD%E5%82%99%E5%A3%AB%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%81%AE%E7%9F%A5%E5%90%8D%E5%BA%A6%E3%81%A8%E6%9C%89%E7%94%A8%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97/
参考:第31条の6〔消防用設備等又は特殊消防用設備等の点検及び報告〕
https://www.aokibosai.com/%E6%B6%88%E9%98%B2%E9%96%A2%E4%BF%82%E6%B3%95%E4%BB%A4%E9%9B%86/%E6%B6%88%E9%98%B2%E6%B3%95%E6%96%BD%E8%A1%8C%E8%A6%8F%E5%89%87/%E7%AC%AC%EF%BC%93%EF%BC%91%E6%9D%A1%E3%81%AE%EF%BC%96/