◎ “消防設備協会”が発行するシールの意味
画像の点検シールは、 “表示登録会員” という大阪府消防防災協会が資格審査によって一定の条件を満たしていると認めた “優良事業所” が使用しているものです。🏆(;´Д`)👌✨
◎ “偽造”と“模倣”
今回の点検シール “そっくりさん” は、実は大勢いらっしゃることを管理人は知っております。👯💦笑
ちなみに、「偽造」と「模倣」の定義は以下の通りです。📚✨
- ☑ 偽造‥ニセモノを作ること
- ☑ 模倣‥自分で工夫して作り出すのではなく、既にできているものを真似ること
よって、ニセ札みたいに見分けがつかないようなモノ‥まではいかない代物な為、偽造ではなく点検済証ステッカーを “模倣” したシールであると言えます。💔(;´Д`)💨
節約したい気持ちは分かりますが、ちゃんとしている業者の信用を借りて商売するなんて些か不誠実だと個人的に思います。📛💦
そういった “不当な節約” の仕方をしちゃってる業者さんって憶測ですが、多分サービス自体も粗悪品である‥と思いませんか?⛔
◎ プロスペクト理論と“点検料”
最近、管理人がハマり散らかしている行動経済学に “プロスペクト理論” というモデルがあります。📖♪
プロスペクト理論では思考実験を通して、以下の二つの “バイアス(偏見)” の存在を指摘しています。🧠(;´Д`)💨
- ☑ ヒトは “損をしたくない” 思いを “得をする” 事より優先する。
- ☑ ヒトは富そのものではなく、富の “変化量” から効用を得る。
2.に関してはイメージしやすいかと思います。💡
🎀(´-`).。oO(例えば120キロの巨漢が3キロ太るよりも‥、、40キロの美少女が3キロ太った方が圧倒的に事件ですよね‥。。)
1.について、消防用設備等にかかるコストを例に挙げて説明してみます、如何にヒトが “得する” 事より “損しない” 事を選ぶか…。💸💦
質問1:防火対象物の管理権限者に、以下の2つの選択肢が提示されたものとします。
質問2:防火対象物の管理権限者に所轄消防署から “消火器を交換しろ” との指導が入り、それには100万円かかるものとします。
質問1は、どちらの選択肢も手に入る消火器の期待値は50万円分ですが、一般的に堅実性の高い “選択肢A” を選ぶ人が圧倒的に多いとされています。📝
質問2の両者の期待値もー50万円と同額であり、質問1で “選択肢A” を選んだヒトは、質問2でも “選択肢A” を選ぶと推測されます。💡
しかし、質問1で “選択肢A” を選んだほぼ全てのヒトが、質問2ではギャンブル性の高い “選択肢B” を選ぶことが実証されており、目先の100万円という出費(損失)を免れたいという思いが判断を狂わせているのです。
要は、“50%の確率で支払いを免除されよう” という考えが最も強いと言えるわけです。💸(;´Д`)👌✨
その為、目先の点検費用という損失を回避することを、将来的にもたらされる火災のリスク回避という “利益” より優先してしまいっていると考えられます。🚒💦
よって、ヒトには偏見という初期設定がある為、お客様に「長い目で見て、消防点検を信用できる業者に頼んだ方が “損しない” ですよ!」と知ってもらって、判断してもらえるように、誠実業務を行う消防設備士は一工夫しなければならないのです。🧠(´∀`*)ウフフ💦
◎ 悪質な消防用設備点検のリスクを負うヒトは…?
✍(´-`).。oO(もしかしたら、知らない間にリスクを “とらされている” 利用者・住人さんや‥、、コスト面で押された管理権限者の方々が‥。。)
◎ 逆の現象が起こっている“工事”
一方、消防用設備の工事に関しては逆ともいえる現象が起こっています。♲👷❕
消防法改正により(6)項ロ 有床の福祉施設に延べ面積に関係なくスプリンクラー設備を設置する事となった為、工事のラッシュが起こったことがありました。📅(;´Д`)💦
その中で幾つも見積りを提出するのですが、お客様から頂く声に『コスト面で選びました。』という事が数回ありました。👀✨
💸(´-`).。oO(決して‥、、安いわけではないのですが…。。)
これはプロスペクト理論云々ではなく、比較的価値があり “簡単に真似し辛い” ような工事を、市場が評価するより安価で提供できているという事ではないかと推測しています。👷💭
◎ ダンピング対策としての “情報公開”
前職で輸出入の業務に携わる際に “通関士” という資格試験を勉強していたのですが、その中で “不当廉売関税” という輸入貨物に対して正常価格とダンピング価格の差額(ダンピングマージン)の範囲内で関税をかけるという制度がある事を学びました。📖✨
◎ 本当にあった“ワル過ぎる”点検の話…👻
ある日…、築30年ほどのビルオーナー様より消火ポンプの交換工事依頼がありました。📝
それにしても築30年もの間、一度も放水試験をしていなかったと考えられる点検業者は相当ワルいと思われます…。👿
⛲(´-`).。oO(放水試験サボっちゃダメですよ…、、それ位して下さい…。。)
【🧻結論】
- ※消防用設備点検は、ちゃんとした点検済証シールを使用している業者が信頼できるので、そこに任せましょう。🚒💨
◎ まとめ
- “大阪府消防防災協会” の“点検シール” と外観がそっくりなものが市場で横行しており、それは協会が制定したルールがもたらす “信用” に安価で乗っかろうとしていて恥ずかしいモノであった。✅
- プロスペクト理論という行動経済学のモデルで、ヒトは得をするよりも “損をしたくない” という思いが強いという偏見を持っており、目先の点検費用を “損” と考えて法を犯してリスクをとってしまっている可能性が示唆された。✅
- 誠実業務を行う消防設備士は、お客様に「長い目で見て、消防点検を信用できる業者に頼んだ方が “損しない” ですよ!」と知ってもらって、判断してもらえるように一工夫しなければならなかった。✅
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りゅう (土曜日, 24 3月 2018 23:25)
管理人様
やはり2類落ちてました
まーあの出来じゃ当然かな(・∀・)
でも前回53%でしたが今回55%でした 笑
前回より明らかにできなかったと
思ったんですが・・・
3度目の正直目指します(๑•̀ㅂ•́)و✧
個人的には激ムズに思えたんですが
合格者が沢山いて驚きました
皆さん優秀(・∀・)
管理人 (日曜日, 25 3月 2018 17:39)
>りゅうさん
惜しい!!(´;ω;`)
とりあえず、お疲れ様でした。
次は絶対いけますよ!!(´;ω;`)�
管理人も、りゅうさんから情報提供頂きました出題を元に、記事を作成中です。
ただ、年度末な事もあり、なかなか進んでおりません!
りゅうさんのお役にも立てますように、今後とも精進してまいります。