二酸化炭素消火設備の概要
参考:日本消火装置工業会
二酸化炭素消火設備は、不活性ガス消火設備の消火薬剤に “CO₂” を用いたものです。💊(;´∀`)
他の不活性ガス消火設備と同様に、防護区画内に消火薬剤を放出し、酸素濃度を下げる “窒息消火” による消火反応機構を利用しています。💡
二酸化炭素消火設備の構成は、主に以下の通りです。✅
- 消火剤貯蔵容器
- 起動用ガス容器
- 選択弁
- 配管
- 噴射ヘッド
- 操作箱
- 感知器
- 音響装置
本現場では、危険物施設として利用されていたことによる設置義務に加え、機械なども当時は置かれていたと伺っています。⚠
✍(´-`).。oO(不活性ガス消火設備は消火薬剤による現場の汚損が無いため、精密機械や電気通信室に設置されます…。。)✨
二酸化炭素消火設備の事故
二酸化炭素消火設備の事故は、過去に多数報告されています。📞
中には、点検業者の作業員が事故にあっているケースも報告されています。((((;゚Д゚))))💔
参考:高層機械式立体駐車場におけるガス系消火設備のあり方検討会
✍(´-`).。oO(なんと、こちらの検討会員様の中に、先日研修会にてお話させて頂きました消防庁の塩谷様のお名前が…。。)
また、平成22年には二酸化炭素貯蔵容器の “容器弁封板” の劣化によりCO₂が放出される事故がありました。💣💦
幸いにも負傷者はいませんでしたが、当該二酸化炭素消火設備は設置後35年が経過していたにも関わらず容器弁の点検をしていなかったようです。👮‼
参考:消防庁予防課
二酸化炭素消火設備の撤去工事
✍(´-`).。oO(写真と共に、以下に工事の模様を記していきます…。。)📷✨
撤去前の様子
撤去中・撤去後
二酸化炭素消火設備の撤去および交換工事などについて、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせ下さい。
まとめ
- 以前は “危険物貯蔵所” として運用されていた現場の二酸化炭素消火設備を、設置義務が無くなったため撤去した。✅
- 二酸化炭素貯蔵容器の “容器弁封板” の劣化によりCO₂が放出される事故があるなど、お客様もボンベの錆びを危険視していた。✅
- 過去には、点検業者の作業員が二酸化炭素消火設備のCO₂ガス誤噴射の事故も報告されていた。✅
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