“フート弁” は、消火に用いる水源の水位が消火ポンプより低い場合のみ、吸水管の先端に設けるものです。👷❕
ポンプ側の水が水源に戻らないように “逆止弁構造” となっている他、異物が消火用水に混ざらないように “ろ過” する装置の役割も果たしています。🔎
本工事では、経年劣化による腐食により、フート弁を通して水を吸わなくなっていたため、交換に至りました。💔(;´∀`)
フート弁交換工事の模様を、写真と共に記していきます…。✍(´-`).。oO
◇フート弁の交換工事
✍(´-`).。oO(以下に、写真と共に工程を紹介させていただきます…。。)📷✨
◎ 工事の下準備
◎ 既設配管及び故障したフート弁の撤去
消火水槽内の水が一通り排出した後、既設配管とフート弁を外しました。🔧(;´∀`)👌
✍(´-`).。oO(酷い腐食の進行具合でした、、これは水が吸えないわけです…。。)💔
◎ 新しい配管及びフート弁の取付
新しい配管及びフート弁系統は、地上である程度組んでおきますが、消火水槽内での作業は避けられません。👷💦
また、消火水槽内の “狭く・深くなっている箇所” は “サクションピット(釜場)” といい、最後まで効果的に水槽内の水を吸えるように工夫されているものです。💡
✍(´-`).。oO(紙パックのジュースをストローで飲むときに、最後まで吸うために容器を傾けるのに似ていますね…。。)🏄
リンク
コメントをお書きください
サイ (火曜日, 17 10月 2017 19:32)
写真とても見やすく分かりやすくて、説明もわかりやすい例えで、フート弁というのが
どういった役割で意味を持つか再確認する事が出来る記事ですね!
経年劣化による錆びってグロいサイ!
管理人 (水曜日, 18 10月 2017 10:26)
>サイさん
ご確認いただきまして、有難う御座います!!
サクションピットの喩え、我ながら上出来だと思っております!!(;´∀`)�
あ、語尾に“サイ”ってつけるんですね��笑
もりお (金曜日, 14 6月 2019 20:22)
とても、分かりやすいです!
少し、お聞きしたいのですが、フート弁の交換工事は、消防への届出は必要なのですか?
あと、フート弁自体も認定がとれてないと使用できないものなどあるのでしょうか?
管理人 (土曜日, 15 6月 2019 15:27)
>もりおさん
コメント有難う御座います!
例えば屋内消火栓ですと、取替えの場合は消火ポンプを除く構成部品については“軽微な工事”として扱われる為、着工届を省略して設置届の提出のみで良い…と消防法的には規定されています。
フート弁単品でも、日本消防設備安全センターの評定品があり、その評定番号をもらっているものを使用します。
最近、“スレモンスキ”という地上で点検できるフート弁が評定をとられたので設置工事をしたいのですが、なかなか機会に恵まれません。
止水弁や逆止弁一つでも、届出類に機器図面をつけなければなりませんから、モノを選ぶときは注意です!
今後とも宜しくお願いします!<(_ _)>
もりお (日曜日, 16 6月 2019 10:55)
とても、分かりやすく質問に答えて頂きありがとうございました!
まつだ (金曜日, 01 5月 2020)
解説が丁寧でわかりやすいし、写真も見たい部分が抑えられていてありがたい!
非常に参考になりました。
ありがとうございます。
ぬけ (水曜日, 28 10月 2020 10:50)
惜しい!
スレモンスキ ではなく、 スモレンスキ ですよね ( ´艸`)
https://ishizaki.biz/s_18.html
私も興味あります。施工する機会が御社に訪れ、レポートが上がりますことを楽しみにしております。