ハロゲン化物消火設備の点検準備
今回現場に設置されていた薬剤は “ハロン1301” というもので、クリティカルユース(必要最小限の使用)のみが認められたものです。
その理由は、オゾン層破壊が懸念されるためで、みだりに大気へ放出されることは抑制しなければなりません。
総合点検時には、放射試験を行いますが、その試験用のガスは “窒素または空気” とすることが定められています。
✍(´-`).。oO(実際にハロン1301を設置現場に充満させるような点検はしませんできません…。。)
①容器弁開放装置の取外し
②起動用ガス容器の電磁弁取外し
ハロゲン化物消火設備の作動試験
実際にハロゲン化物消火設備が作動した際に、正しく機能するかを試験項目に沿って点検し、合否を判定します。
③警報スイッチの点検
④起動ボタンと非常起動停止ボタンの点検
⑤ガス放出試験
ハロゲン化物消火設備の復旧
作動試験後は、元通りに復旧します。
(´-`).。oO(復旧させるときに点検すべきポイントも…。。)
⑥ソレノイド復旧
⑦起動用ガス容器と消火薬剤容器弁の復旧
✍(´-`).。oO(このボンベの点検は同じ3類の “移動式粉末消火設備” の点検時にも行いますね…!!)
その他
自己救命脱出器 (任意設置)
まとめ
- 今回点検したハロゲン化物消火設備の消火薬剤は、ハロン1301であった。
- ハロン1301は、クリティカルユース(必要最小限の使用)のみが認められるものであった。
- 設置できる防火対象物の用途が限られているほか、実際に放射試験をする際は窒素又は気体を用いる必要があった。
コメントをお書きください
石川梨香 (日曜日, 03 2月 2019 22:39)
お疲れ様です。
今回、弊社も下請でハロンガス撤去取替を初めて経験しました。
現場からボンベも重く、肉体的に結構きつかったと聞いていたので、
どんなことをしているのかこちらのブログでわかりました。
割に合わない仕事ってボヤいてました笑
管理人 (月曜日, 04 2月 2019 09:31)
>コメントありがとうございます!
ボンベ交換は搬入がキーですね…、現地調査の時はルートを確認しないとエライ目にあいます。笑
仰る通り、重たすぎるので専用の台車を使って運ばれます。会社で初めて台車を見たときはナニコレ…って感じでした。
�(´-`).。oO(割に合うように…、、交渉させて頂きましょう…。。笑)