
流水検知装置を構成する部品について

消防設備士甲種1類の資格試験にも、流水検知装置(アラーム弁)を構成する部品についての詳細までは言及されません。💡
細かい話になりますが流水検知装置には、非火災時の誤報防止のための “リターティングチャンバー” と呼ばれる部分があります。👵
正確に言うと、今回は、そのリターティングチャンバーの圧力スイッチとオートドリップを交換しました。🔧👷♪
以下の、圧力スイッチやオートドリップについて簡潔に知っておくだけでも、アラームの作動機構について考えることができると思います。⏰✨
圧力スイッチ

オートドリップ

オートドリップは、検知用の細い配管内に圧送されてきた水を、一定圧力内であれば流水検知装置に返すという役割のパーツです。
配管内は常に圧力がかかっていますが、その圧力は若干上下しています。
その誤差が一定範囲内であれば、圧力スイッチが作動しないようにオートドリップから水が逃げるようになっています。
(´-`).。oO(つまり、非火災報防止の要を担っています。。)
このオートドリップが、配管工事時の鉄くずや、配管内のサビやゴミなどで詰まってしまうと、誤差ともいえる配管圧上昇でも圧力スイッチが作動してしまい、アラームが鳴ってしまいます。
(´-`).。oO(実際にゴミが詰まっていたようです。。)
交換工事の模様
写真と共に、圧力スイッチとオートドリップの交換工事の模様を記していきます。(・ω・)ノ📷✨








1類の消防設備士免状取得のススメ
まとめ
- アラーム弁の非火災報が原因で、圧力スイッチとオートドリップの交換工事を行うこととなった。
- 流水検知装置には、リターティングチャンバーという非火災報防止の為の部分があり、そのパーツが圧力スイッチとオートドリップであった。
- 配管内のゴミやサビなどが流れて、オートドリップのが詰まってしまうと、誤差範囲内の圧力による水圧上昇も検知し、警報を発してしまう原因となった。
(´-`).。oO(本現場に関しては、施工は青木防災でしたが、メンテナンスは他社さんでした。。)
(´-`).。oO(定期点検時に、軽く掃除してやれれば…。。)
コメントをお書きください
とあるメンテナンス業者 (水曜日, 14 3月 2018 11:19)
お疲れ様です。
ちょっとお聞きしたい事があります。
SPアラーム弁、圧力スイッチの起動
動作確認のテストとして、消防設備点検時に圧力スイッチのバーをマイナスドライバーにて持ち上げ擬似的に発報させて点検しているのですが、バーで持ち上げ時は発報せず、端子台2線(赤),(白)を短絡すると発報しました。これは圧力スイッチの動作不良という事で宜しいのでしょうか?
それと圧力スイッチの取替工事をするにあたってなんですが、バルブ操作等は必要なのでしょうか?言葉足らずな説明かも知れませんがご回答できればで願います。
管理人 (木曜日, 15 3月 2018 09:00)
>とあるメンテナンス業者さん
コメントありがとうございます!(^^)/
アラームの鳴動テストが目的であれば、“電気的”な試験で発報させるのみで構わないでしょう。
しかし、流水検知装置が“機械的”に作動するかは、末端試験弁から放水して実際に水の流れを検知してもらう他ないですね。
サイレンを長時間鳴らすわけにもいかないので、「ウッ…」くらいで人為的操作による停止OKかと。
また、「圧力スイッチをマイナスドライバーにて…」という方法ですが、誤報対応時に弊社社員が見たことあるようですが、“機械が壊れないか心配だ”と言っていました。
(´-`).。oO(各階末端より放水試験時に、、流水検知装置に一人ついてもらいましょう…そうしましょう…。。)
圧力スイッチの取替のみであれば、バルブ操作などは不要です。電線を短絡させないように外して、交換するのみです!�
今後とも、より良いメンテナンスをお客様に提供できるよう、情報共有していきましょう!!�
同業者です。 (土曜日, 24 10月 2020 14:10)
いつもブログなど拝見しております。
当方、同業ですが初心者の為
御質問がございます。
当社の保守物件にてスプリンクラーの誤動作が有りました。
R型受信機の為、画面に以下の様な警告が出ていました。
受信機はホーチキ製 R型です。
「保守」 05-035-1 火災 感知器中継器
001 05-035-1 火災 感知器用中継器
1F ホテル スプリンクラー作動 2463
現在音響完全停止中です。
因みに休館なので大丈夫なのですが
この警告は、中継器・アラーム便・スプリンクラーポンプ
何処が悪いのですか?
大変お忙しいと思われますが
時間のあるときに御回答いただけますと
大変に助かります。