26日の午後4時半ごろに、西成区萩之茶屋にある共同住宅で火災が発生しました。(以下、斜体は毎日新聞記事より引用。)
107室中に51人が入居しており、生活保護を受給している独居の高齢者が多かったようです。そのうち、1階にいた高齢の男性が搬送先の病院で死亡が確認された他、60~70代の男性4人にけががあったと報告されています。
そして、中でも気になったことが2階の自室にいた男性(62)の以下のような証言です。
『火災報知器が鳴って5~6分したらドアから煙が入ってきた。ここ2~3カ月、火災報知器の誤作動が相次いでいたので、今回もすぐに火事とは思わなかった。』……
火災現場と火災報知機
証言した男性は消防隊のはしごにより何とか窓から逃げることができたそうです。
しかし、命を失いかねない、非常に危険な橋を渡ったことは間違いありません。
この危険は、未然に防ぐことができなかったのでしょうか。
私は予防できたと思います。なぜなら、消防設備のメンテナンスができていなかったことが逃げ遅れの原因になったと考えられるからです。
広告してみた
有事の際にのみ働くべき火災報知器の誤作動が続いていては、その信頼性が無くなり、本来の役割をまったく果たすことができません!
また、火災報知器の誤作動・故障は、人命にかかわるだけでなく、建物関係者の責任も問われます。
火災保険に入ることも一つの手段ですが、事前に予防できる火災があります。
何かご不明な点・お手伝いできることがございましたら、青木防災までご連絡ください。
火災や、その他災害による被害を、一つでも少なくできればと思います。
火事後の現場写真
火災報知器の確認広告を配りに行った際に、火災後の現場の様子を写真に収めてきましたので、ここにて報告させていただきます。📷(´・ω・`)
近隣住民の証言とニュースの差異
毎日新聞に掲載されていた、住人さんの証言によると…
「火災報知器はなっていたが誤報であったと思い避難しなかった」ということであった。
しかし、実際に現場の近くにいた方に火事の時のことについて伺ったところ「ずっと変な臭いがしており、見に行ったりしていた。誰かがたき火(西成区では多い)でもしているのではないかと思っていたら、建物から煙が上がってきた。その時にベルはなっていなかったので、ベルを止めていたのではないか。」とおっしゃっていました。
正確なことは分かりませんが、火災報知器が正常に作動していなかったことに間違いはないようです。
このような火事を他人事だと思わずに、日ごろから備えていきましょう!
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