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火災報知器の原理・仕組みを学んで誤報をゼロにする作戦

感知器が作動すると赤い確認灯
作動した感知器は赤色灯がつき建物内のベルが鳴動

実は、火災報知器が作動するのは “非火災” または “誤報 と呼ばれる、火事でないときが大半を占めています。

 

器具の故障の場合もありますが、火災報知器(感知器)が何かを火事と間違えて拾ってしまうことが多いです。

 

ここでは、以下の3つをテーマに記します。

  1. ☑ 火災報知器の種類は?
  2. ☑ 火災報知器が何を判断して火事としているのか?
  3. ☑ 火災報知器の誤作動を防ぐには?

それでは、火災報知器の原理と仕組みを学びましょう。

①火災報知器の種類


火災報知設備の中の“発信機”
火災報知設備の中の“発信機”と呼ばれる器具

よくイタズラで押されるアレは、実は “発信機” と 呼ばれる代物でして “火災報知機” という名前ではないんですよね。🚨

 

しかし思い返せば、小学校の時から今の仕事に就くまではコレのことを“火災報知器”と呼んでいたましたし、よく見たら本体にもそう書いてあるんですよね。🔍(´∀`*)ウフフ💦

 

一口に “火災報知器” と言っても、発信機(強く押すボタン)や天井に設置されている感知器があります。

 

ここでは、火災報知器と呼ばれている自動火災報知設備の中でも、天井にある“感知器”について言及していきます。


差動式スポット型の“熱感知器”について

従来型と呼ばれる最も一般的な“熱”感知器
従来型と呼ばれる最も一般的な“熱”感知器

写真の火災報知器の正式名称は、 “差動式スポット型熱感知器” と言います。

 

文字通り、温度” の “” を感知して火災信号を発生します。

 

最も一般的なのは “従来型” というこの写真のような丸くて白いツルっとしたボディの感知器です。

 

まず、最も多い従来型の差動式スポット型熱感知器の原理と仕組みを紹介させていただきます。

 

従来型の熱感知器はよく 風船 に例えられて説明されます。


感知部が“風船のように”
感知部が“風船のように”膨らむと例えられることがある。

用は、空気が入って膨らみ、一定以上を超えると破裂することを言い換えたいわけですが、少し補足が要ります。以下に簡単にその仕組みを記します。✍(´-`).。oO💡

 

空気は、温度が上がると膨張します(体積が増える)。🎈

 

その膨張の度合いが、一定比率を超えると、感知器が作動します。

一般的なものは、温度変化Δ30℃程度で作動します。🌡

 

この急激な温度上昇に伴う空気膨張を感知する作動機構が、風船に空気が入っていき最終的に破裂するのに似ていると言われています。💣💦


定温式の“熱感知器”について


次に、熱感知器には “定温式” と呼ばれるものがあり、その文字が示す通り、“一” の “度” になると作動する感知器です。🌡(;´・ω・)

 

従来型の定温式スポット型熱感知器は鉄板
従来型の定温式スポット型熱感知器は鉄板が付いている。

押入などの収納には60℃キッチンには防水の70℃などと、場所によって作動する温度を変えて設置します。🏠

 

♨(´-`).。oO(ちなみにサウナについているのは150℃という‥、、最も定温式のなかで設定温度が高いものが…。。)

 

一定の温度以上になると、感知器中心部の鉄板(バイメタル)が “パチン” と裏返ることで作動する仕組みです。( ゚Д゚)❕

 

差動式と比べると、感度は劣りますが誤報が起こりにくいという特徴があります。(;´∀`)👌


煙感知器について


最後に煙感知器ですが、現在主流である物の正式名称は “光電式スポット型煙感知器 という“光” を作動原理とする者ですが、昔は放射線物質であるアメリシウム241を用いたイオン化式スポット型煙感知器という物もありました。💭

 

煙感知器は黒い部分に煙などの粒子が入ると作動
煙感知器は黒い部分に煙などの粒子が入ると作動する。

煙感知器は無窓階という避難上有効な窓などが少ない建物や、階段などの堅穴区画に設置されます。🏢

 

なお、“住宅用”の火災警報器はキッチン・洗面以外はすべて煙感知器であるといえます。🚭

 

🚻(´-`).。oO(煙草の煙なども一定濃度を超えて感知すると警報音がなりますから…、、その性質を利用してコンビニのトイレなどでは禁煙してもらうために、抑止力としての効果を期待して設置されていたりします…。。)

 

感度は熱感知器より格段に良好ですが、その分値段も熱感知器の5倍ほどします。(;´・ω・)💰💦


②火災報知器は何を感知して火事としているのか


次に、火災報知器は何を感知して発報※するのか?‥についてご紹介させて頂きます。📝✨

 

 

発報とは感知器から発された火災信号を受けて火災を報知することです。

差動式スポット型熱感知器は、温度差を感知して発報
差動式スポット型熱感知器は、温度差を感知して発報する。

この発報に至る感知器の作動原理は、モノよって異なります。

 

熱感知器のケースについては、①の火災報知器の種類のところで書いた通りです。(差動式は温度変化Δ、定温式は一定温度以上)

 

よく点検の際に、『これは煙草の煙にも反応するのか?』と、熱感知器を指さして聞かれます。👆( ゚Д゚)

 

もちろん、答えは『しません』です。💡

 

(´-`).。oO (ただし、熱感知器の真下で七輪などで魚を焼いたりした場合の熱を帯びた煙は別です…。。)🔥🐟💦


 

✍(´-`).。oO✨(以下には、各感知器の発報機構について記させていただきます…。。)

“差動” 式の熱感知器


差動式スポット型熱感知器 風船

上述した通り、“差動式” の熱感知器は、風船の例にもあった通り、温度変化による空気の膨張を感知して発報します。🎈

“定温” 式の熱感知器


定温式スポット型熱感知器 バイメタル

定温式” の熱感知器は、2種の異なる膨張率の重ねられた金属が一定の温度で湾曲する性質を利用しています。🚥

光電式の “煙” 感知器


光電式” の煙感知器は、感知器内部に煙が入ると、発光ダイオードの光が煙の粒子に反応して発報します。✨

参考:Panasonic


③火災報知器の誤作動を防ぐには


①の火災報知器の種類、②の火災報知器の作動原理をもとに、火災報知器の誤作動を防ぐための方法を考えていきたいと思います。💡

 

以下に、よくある誤報の原因とその対策について記していきます。✍(´-`).。oO✨

⑴エアコンによる急激な温度上昇


エアコンの温風も誤報原因 感知器
エアコンの温風も誤報原因に…⁉

冬本番になると、必ず起こるのがこの空調による室温急上昇(エアコンの効き過ぎ)を感知した “差動式感知器” の誤報です。🌊

 

【対策】

  • ☑ 定温式に交換する
  • ☑ 感知器の位置を変える

✍(´-`).。oO(なお感知器設置場所は…、、空調などの吹出口から1500 mm離すことが定められています…!!)


⑵雨漏り


夜に大雨が降った日の翌朝は、留守番電話に誤報調査の依頼が何件も入っていることがあります。📞(;´∀`)💦

 

大雨の際はあらゆる箇所が浸水 火災報知器
大雨の際はあらゆる箇所が浸水します…。

雨水が、感知器内や配線の接続部が入った箱に侵入すると、電気的に感知器が作動した際と同じ状態になる可能性がある為、誤報してしまいます。⚡

 

【対策】

  • ☑ 建物漏水部の修復
  • ☑ 配線及び配線のある箇所に防水処理を施すなど

⑶経年劣化


感知器はシンプルな構造であり、動作していれば特段買い替えようとするものではない印象より、歴史のあるものが現在も使われていることが多いです。🏯(;・∀・)🍵💦

 

経年劣化した感知器が誤報
経年劣化した感知器が誤報する事も…。

ただ、古すぎる感知器ですと通常では起こらない誤報もしばしばあり、例えば、上述した空気の膨張を感知する従来型の差動式スポット型熱感知器には、少々の空気の膨張であれば動作しないようにする “リーク孔” という “逃し” の穴がありますが、それが埃で詰まってしまうと、ちょっとした温度変化ですぐ誤作動を起こします。🔕

 

【対策】

  • ☑ 器具交換など

◎ G-1グランプリ(誤作動ワン)開催しました


火災報知器 誤作動
火災報知器 誤作動

ブログおよびSNS上で、皆さまが体験された火災報知器の誤作動に関するエピソードを集めた大会を開催しました。

火災報知器の誤作動(非火災報)を伴ったエピソードは多種多様ですが、それが起こる原理については上述した通り数パターンに分類することができます。

 

事例を知ることで、解決策が見つかるかもしれません。


消防設備士4類免状取得のススメ


上記の事柄は、お客様にとっては “豆知識” ですが、実は弊社のような消防設備士防災屋の人間は誰でも知っているような事です。🚒💨

 

そしてこれらの情報源に触れるタイミングとなるのは、“現場” と “資格試験の勉強” の2点です。📝✨

 

消防設備士の資格試験は、乙種であれば誰でも受験可能ですし、乙種を一つでも取ってしまえば甲種の受験資格も得られます。🌸(´∀`*)ウフフ

 

また、電気工事士の免状をもっていたり、工業系の学部を出ていればイキナリ甲種も受験できます。🏫♪

 

少しでもご興味のある方は、参考書などを入手してパラッと読めば、もしかしたら受験意欲が倍増するかもしれません。🌱

 

弊社ブログを見たことがきっかけとなり、未来の消防設備士として活躍される方が一人でも増えれば本望で御座います。📖(^^)/♪


まとめ


  • 熱感知器のスポット型には、“差動式” と “定温式” があった。
  • 煙感知器は、熱感知器の5倍ほどの価格であった。💰
  • 差動式の熱感知器の動作機構は、風船で例えられることがあった。🎈
  • 誤報の原因には、空調による温度変化や、雨水による電気的な誤報があった。⛆

参考資料


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感知器の種類と作動原理.pdf
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コメントをお書きください

コメント: 35
  • #1

    青木誠 (火曜日, 27 12月 2016 15:17)

    差動式スポット型感知器には温度上昇の比率を調整するためにリーク孔という小さい穴が開けてある。 そのアナにホコリが詰まるとちょっとした温度上昇でも働いてしまう。 厩舎(お馬さんの家)なんかでその現象を確認している。材木屋さんでも最近あったのお。

  • #2

    管理人 (火曜日, 27 12月 2016 23:11)

    リーク孔の件、補足ありがとうございます!(・ω・)ノ

  • #3

    daiahan. (水曜日, 05 7月 2017 19:35)

    天吊りエアコンの付近設置された定温式スポット型感知器特種60℃の回りに天井からの遮蔽板が取り付けられているのを見かけましたがこれは何のために為されたのか疑問に思いました。煙感知器や差動式スポット型感知器等の誤作動対策と同様の考えで為されたことと推測されますが、これは感知器の特性を理解していない保守業者の為したことだと知り、驚いています。

  • #4

    管理人 (金曜日, 07 7月 2017 20:34)

    daiahan.様→コメントありがとうございます。(・ω・)ノ✨
    確かに、定温式であればエアコンの風による影響での誤報は発生しにくいと言えます。
    ただ、このことを知らない消防設備士はおそらくいないと思います…。(そう願います…。)
    通常の部屋に定温式をつけることはなかなかなく、通常は差動をつけます。
    その為何か別の要因があるかもしれません�
    そういうことにしておきましょう!!(;´∀`)笑

  • #5

    ねむれない (水曜日, 20 9月 2017 02:37)

    どこかから時々ピッピッピッピッピッピッピッと鳴っていて(最初は鳥かと思いました)、ホーチキの電池切れ?ではないかと思うのですが(マンションにて約8年使用)、まず不思議とどのホーチキなのかどうにも判断がつきません。。そして数十秒おきに何度も鳴るかと思えば、数時間鳴らなくなったりもして、これも意味が分かりません。多分これというのがリビングの天井についてるもので、蓋のようなのを外して書かれていた型番?DSMで調べると熱感知器のようですが、詳しいことがどこにもなく、どうしたらよいか分かりません。本体はスイッチなどもなく、配線を素人がいじってよいものか…。夜中にまた鳴り出して子供が起きてしまい、私も眠れなくなり困り果て、こちらを見つけて質問させて頂きました。何でもいいので何かアドバイス頂けると助かります。。

  • #6

    管理人 (水曜日, 20 9月 2017 08:59)

    >ねむれない様
    ピッピッピッピ…という音であれば、自動火災報知設備ではなく、住宅用火災警報器であると思います。
    しかし、住宅用火災警報器が室内にて鳴った場合、どの報知機か判断できないというような生易しい音ではないかと…。
    住警器が鳴っていたのであれば、当該機器を反時計回りに回すことで天井から容易に話すことができます。
    そして、機器裏側を見ると、バッテリーがコネクタ接続されていますので、それを引っこ抜いてやれば電池切れ警告音は止みます。
    弊社住宅用火災警報器ページもご参照ください!!
    https://www.aokibosai.com/2017/07/01/%E4%BD%8F%E5%AE%85%E7%94%A8%E7%81%AB%E7%81%BD%E8%AD%A6%E5%A0%B1%E5%99%A8%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%81%AF/

    また、他の可能性として、管理人が予想するのは…別の家電の警報音。
    冷蔵庫など少し開いていたりしませんでしたか?

    ねむれない様が安眠できることを、願っております。
    I hope you’re sleeping well...(;´∀`)✨

  • #7

    ねむれない (水曜日, 20 9月 2017 14:26)

    お力添え本当にありがとうございます。
    朝方、寝室のホーチキから音がしているのを確証しまして(これは昨日は確実に鳴っていなかった)、どうも複数のホーチキが連動しているような気がしています。そして反時計回りに回して外すと、天井にあけた穴に配線があり、お伺いしたページにありました「施工時に設置したものは100Vの電源に直接つながっているものも…」なのではないかと…。’09年製の作動式スポット型感知器と書かれております。電池でないとしたら故障の合図でしょうか…そして朝方以降は鳴らない状態が続いていて様子見中です。。

  • #8

    管理人 (水曜日, 20 9月 2017 15:22)

    >ねむれない様
    寝室の住警器であれば、煙感知器であることと、施工時に設置したもので部屋のブレーカーから100Vを供給しているものは埋込で用意にとれない可能性が高いことを勘案、さらに差動式スポットであればまず自動火災報知設備という感知器本体からは音が鳴らないものが設置されていると考えられます。
    故障の合図であれば、受信機という大元の盤がら“トラブル音響”というピーピー音が鳴ります。
    共同住宅でしたらインターホンと接続されているパターンもあり、インターホン受話器本体から警告音が鳴る場合もあります。
    他の部屋で何かの音がなっていることも、稀にですがあります。
    引き続き、犯人探しをするしかなさそうです…。。

  • #9

    ねむれない (火曜日, 26 9月 2017 13:03)

    原因はなんと秋の虫だったようです。。
    ご助力まことにありがとうございました。

  • #10

    管理人 (火曜日, 26 9月 2017 15:43)

    >ねむれない様
    何という結末でしょうか!����笑
    こちらこそ、誤報の可能性をブログコメント欄にて、ねむれない様と共に考えるという良い機会を頂けまして、ありがたい思いです。
    差し支えなければ、本件を現在頻出している“住宅用火災警報器の電池切れ音”対策の一つの事例として、より多くの皆様の役に立つよう拡散させて頂きたいです。�
    今後ともよろしくお願い致します。
    残暑が続きますが、“ねむれない”様が、安眠できるよう祈っております。�

  • #11

    ねむれない (火曜日, 26 9月 2017 21:04)

    虫はカネタタキという昆虫のようです。実際見てはいませんがもう確信しております。排気口か何かに入り込んだのでしょうか。少々恥ずかしいですが一事例として扱って頂くのはかまいません。お役に立てば幸いです。

  • #12

    管理人 (水曜日, 27 9月 2017 11:46)

    >ねむれない様
    カネタタキ…という虫を私も存じませんでした。(弊社社長は知っていました。)
    Youtube

  • #13

    管理人 (水曜日, 27 9月 2017 11:50)

    >ねむれない様
    (コメントがとぎれてしまいました)

    YouTubeで鳴き声を聞いたところ、私は間違えても致し方無いと感じました。(弊社社長は“虫やろ~”と言っていました。笑)

    貴重な情報、並びにやり取りをコメント欄で行うという参加型の誤報対策法を確立してくださいまして有難う御座いました!!|д゚)�

  • #14

    素人 (月曜日, 08 10月 2018 18:07)

    誤報では無いのですが教えて下さい。
    築30年のマンションを3LDKから2LDKにフルリノベしました。半年ほどして定期点検があり作動しないものがあると言われました。また、隣の方の部屋は全く作動していないようです。
    我家では1カ所だけが作動しません。マンションなので廊下の消火栓から何件かがひとつの配線で繋がっているみたいなことをいわれました。4芯配線らしく探知器本体と作動している探知器からしていない探知器の配線をやり変えてもらいましたがダメでした。
    その箇所は隣の家の手前のものらしく我家の断線が原因だと思うということです。
    最悪、天井をめくる可能性もあるみたいです。まだ新築同様なのでいやです。
    10カ所ほどあるほかの探知器が作動するのに1カ所がダメな場合何かほかに原因は考えられないのでしょうか。

  • #15

    素人 (月曜日, 08 10月 2018 18:12)

    上記質問の文がわかりにくくて申し訳ありません。マンションの消防の探知器の質問です。よろしくお願いします。

  • #16

    管理人 (火曜日, 09 10月 2018 10:00)

    >素人さん
    コメントありがとうございます!
    文書見た感じだと、フルリノベーションの際に天井裏の配線ちょっと触ってしまった(傷つけたり、故意に切ったり)後にそのまま点検せずに仕舞いしちゃったってパターンが考えられますね。
    防災屋が入ってない現場だと結構ある話で、つい最近も弊社で点検している雑居ビルの一角がリノベーションしてたんですが、自火報の線がズタボロに切られて天井裏に放り上げられていました。
    天井をめくるといっても、悪い感知器の近くに点検口を作るくらいですし、感知器だけ変えて治るという可能性も無くはないです。ただ、リノベーションした業者さんも呼んだ方がいいとは思います。お金のこともありますし。
    何とか穏便に解決される事を願っております‥!!(=´∀`)人(´∀`=)

  • #17

    素人 (火曜日, 09 10月 2018 10:14)

    早々にありがとうございます。
    反応のない探知器と配線は取り替えしました。その手前までの探知器は正常に反応しているんです。
    原因はどういう順序でさがすのでしょうか?
    悪いと思われる個所を取り替えたのだから我家の問題なのかなという疑問もあります。設備屋さんもはっきりしないので不安です。
    素人で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

  • #18

    管理人 (木曜日, 11 10月 2018 08:48)

    >素人さん
    ちょっと専門的になってしまいますが、感知器は殆どの場合「送り配線」といって一筆書きで施されています。その為、もし途中から不作動の感知器があるならば「どこまで働いているか」を試していくような方法を取ることが多いです。
    参考までに弊社ページhttps://www.aokibosai.com/2018/08/22/%E8%87%AA%E5%8B%95%E7%81%AB%E7%81%BD%E5%A0%B1%E7%9F%A5%E8%A8%AD%E5%82%99%E3%81%AE%E9%85%8D%E7%B7%9A%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E6%96%B9%E6%B3%95-%E6%84%9F%E7%9F%A5%E5%99%A8%E7%B7%A8/
    もご覧くださいませ。
    納得いくまで聞いてみてもいいかもしれません。
    なにぶん、この分野は通常知られていないことが9割ですから、我々のような業者側にも説明責任があると思っています。

  • #19

    素人 (木曜日, 11 10月 2018 18:11)

    ありがとうございます。

  • #20

    疑問です (水曜日, 17 4月 2019 00:18)

    管理人様はじめまして。

    現在のマンションで火災報知器の設備を一新する作業が行われています。

    しかし、私が入居している部屋の火災報知器の設備や配線が古いので、そのため警報が鳴り続けてから早く工事してほしいと管理会社から連絡がありました。

    そんな事ってあるんでしょうか?
    すごく胡散臭いです。

    マンション外の火災報知器は異常なしです。

    消防も出動したみたいでこのような状態が続いて続くと強制入室するともいってました。

    それもありえない話だと思います。

    現在は忙しすぎてスケジュールが合えません。

    よろしくお願いします。

  • #21

    管理人 (水曜日, 17 4月 2019 09:00)

    >疑問です 様

    はじめまして、コメント有難う御座います!

    誤報(非火災報)が多いという事で、共同住宅の自動火災報知設備を一新する工事というのは普通にありますよ!
    管理会社さんからの連絡という事であれば、信憑性も高いかと思います。

    おそらく、どこかのお部屋で誤報しているが場所が特定できていないので『この際、古いし全部変えちゃえ!』って
    なっているのだと推測されます。ちなみに我々からすると、とても助かります。経年劣化してくると、あちこちで不具合が出てきて
    誤報対応が増えるので、なんせ維持管理に手間がかかります。

    そして、恐縮ですが施工側にとって一番困るのが『部屋に入れないこと』です。
    正直なところ、居住者さまの強い反対で点検はもちろん改修工事にも入らせてもらえない部屋もあります。
    そう言った場合、工事が完了できないのでいつまで経っても現場が収まらず残っちゃうんですよね。(所轄消防署の検査受け等々…)

    何せ"疑問です"様が怪しさを感じておられるとのことですから、今一度管理会社さんに詳細を問い合わせて頂きまして、
    納得いくようであれば、こちらからのお願いとしてはご協力頂ければ、どこかの防災屋さんも助かると思います。

    また、納得いかない、ここが不明確、といったことがあればまた気軽にご質問くださいませ。

    疑問です様の命を火災から守り得るのが消防用設備です、最適な状態で維持管理されることを願います。

  • #22

    tmhr (火曜日, 04 6月 2019 14:26)

    ねむれない様とのやり取りを見て、ほっこりしました。
    きっと、カネタタキの「虫の知らせ」も、良き知らせ(誤報)でしょう!

  • #23

    管理人 (火曜日, 04 6月 2019 15:32)

    >tmhrさん
    コメント有難う御座います!!\(^o^)/

    ムシの鳴き声が住警器の音と間違えられていたというケース、我々も目からウロコでした!

    誤報は迷惑な話ですが、火災でないだけ良き知らせな訳です。ほっこり、防火していきましょう!!

  • #24

    防災士 (火曜日, 17 9月 2019 08:03)

    はじめまして。
    一つ質問させていただきます。
    トンネルに設置されている炎感知器について
    ①誤発報する原因について
    ②熱感知器と同様、感知器している間のみの作動なのか?また、受信機の表示も感知している間のみの点灯なのか?
    ③発信機が押された場合と同様に、感知器が作動した段階で消火栓ポンプは作動するのか?
    以上3点になります。
    宜しくお願い致します。

  • #25

    消防士 (土曜日, 07 12月 2019 14:49)

    熱感知器が発報すると、赤いランプが点灯しますが一定時間経過して熱が下がるとランプは消えるんですか?

  • #26

    管理人 (月曜日, 09 12月 2019 15:00)

    >消防士 さま

    コメント有難う御座います!!消防士さんも機器については謎な部分が多いかと思います。

    感知器の赤い確認灯ですが、現行品のサーミスタを使用したものについては「自己保持」機能がついているので、受信機上で復旧操作をしない限り、消えません。
    ですが、従来の熱感知器については本体の発報(電気的に+と-が短絡)状態が解除されてしまうと、赤い確認灯も消えてしまいます。その為、従来型だと誤報対応時に既に普及していて『…一体どれが発報していたんだ⁉』という状態になる事も少なくありません。

    大変貴重な質問、有難う御座います!これだけで一本記事が書けそうです。

    今後共、何卒宜しくお願い致します!!�

  • #27

    設備担当 (火曜日, 07 1月 2020 09:19)

    素人にもわかりやすい説明で大変参考になりました。
    作動式分布型検知器の誤報について質問です。
    空調の無い倉庫10mX30mXh5mの天井に空気管を巡らせて検出器を壁面に設置しています。
    室内温度15℃の時、シャッターを5分程度開けて外気(5℃)を取り込んだ時に誤報が発生しました。
    それも一回ではなく、シャッターを開け続けると確実に発報します。
    考えられる原因を教えてください。

  • #28

    管理人 (火曜日, 07 1月 2020 10:13)

    >設備担当 様
    コメント有難う御座います!

    以下、頂いた情報より考えられる可能性について。

    ①検出器ー受信機間の電線がシャッター上部にあり、シャッターが開くと+と-が接触してしまっており発報している。

    ②シャッターが開くと室内全体の空気が動き、例えば倉庫内に暖房の効いた事務所などがあれば、その熱気が循環して天井に流れて発報している。

    ‥位でしょうか。

  • #29

    設備担当 (火曜日, 07 1月 2020 15:35)

    早々に回答くださりありがとうございます。
    ①シャッター上部には配線はありませんのでケーブルの接触は考えにくいです。
    ②私も空気の流れが懸念されると思ったのですが、倉庫内には暖房が全くありません。
     どちらかというと、通常天井付近の温かい空気がシャッターを開けたことによってかき回され
     15℃⇒5℃に下がるのではかと推測します。

    仮説1
    検出器はシャッターの対面の壁面に設置されており、空気の流れ(風)が検出器の隙間に入って振動でリミットSWを起動させる。
    仮説2
    空気の流れ(風)で空気管を振動させてリミットSWを起動させる。
    仮説3
    室温が急激に低下する事で空気管の内圧が低下してリミットSWを起動させる。

    何が考えられるでしょうか?

  • #30

    消防士 (水曜日, 29 1月 2020 19:43)

    感知機発報の誤作動の件で、感知機に虫や雨水が入った等、感知機の異常ではなく、受信機の異常で感知機が誤発報することはありえるんでしょうか?

  • #31

    管理人 (木曜日, 30 1月 2020 09:10)

    >消防士 さん
    コメント有難う御座います!!

    感知器の機器の異常でなくても誤発報する可能性はありますよ!
    ①受信機ー感知器間の電線の+と-が接触している
    ②受信機内基盤の異常

    自動火災報知設備の誤作動、幾つかパターンがありますので穏便に解決される事を願っております!!
    今後とも、何卒宜しくお願い致します!!�✨

    前ブログ“悪徳リフォーム会社が原因であった火災報知器の誤作動”
    https://www.aokibosai.com/2019/12/13/%E6%82%AA%E5%BE%B3%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%8C%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A7%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%81%AB%E7%81%BD%E5%A0%B1%E7%9F%A5%E5%99%A8%E3%81%AE%E8%AA%A4%E4%BD%9C%E5%8B%95/

    前ブログ“実際に火災報知器が誤作動していた現場ご紹介のコーナー”
    https://www.aokibosai.com/2019/01/25/%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E7%81%AB%E7%81%BD%E5%A0%B1%E7%9F%A5%E5%99%A8%E3%81%8C%E8%AA%A4%E4%BD%9C%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/

  • #32

    消防士 (金曜日, 31 1月 2020 11:47)

    管理人様

    ご返信ありがとうございます。なるほど、そういったケースもありえるんですね!
    参考になります。

  • #33

    同業です。 (月曜日, 24 2月 2020 11:30)

    いつも大変参考にしております。
    自分の顧客様で一つの警戒で
    確認灯が何処も点灯しない誤報が起きています。
    最初は確認灯故障と思いましたが
    感知器を一つ一つ外しても見つかりません。
    良いアドバイスあればお願い致します。

  • #34

    管理人 (火曜日, 25 2月 2020 10:26)

    >同業です。様
    コメントありがとうございます!

    確認灯ついていない誤報、けっこうありますよ!
    ➡実際に火災報知器が誤作動していた現場ご紹介のコーナー
    https://www.aokibosai.com/2019/01/25/%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E7%81%AB%E7%81%BD%E5%A0%B1%E7%9F%A5%E5%99%A8%E3%81%8C%E8%AA%A4%E4%BD%9C%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/

    この季節、エアコン等による急激な温度上昇で従来型の差動が発報して、現場に行ったら感知器は復旧しちゃってる‥みたいな事が頻発しますね。�

  • #35

    現場管理人 (火曜日, 31 3月 2020 01:01)

    二感度感知器の結線.配線方法がいまいち理解出来ません
    ご教授願いますT^T