“鑑別” に出題されたもの
✍(´-`).。oO(また、管理人の回答に関しては答えをみて記しているわけではありませんので、あくまで参考程度にお願いします。……)
①高発泡用泡放出口について
まず、高発泡用泡放出口の写真が二つあり、その名称を書く問題。
ここに載せてある写真とは違いましたが、ファンが付いている方をブロワー型と書きました。
②混合器について
ア・ プレッシャープロポーショナー
イ・ ポンププロポーショナー
ウ・ ラインプロポーショナー
エ・ ???プロポーショナー(聞いたことないもの)
選択肢が4つあり、この混合器はどの方式で使われるかということを記号で答える問題。
左の混合器をプレッシャープロポーショナー、右の混合器をポンププロポーショナーと書きました。
右の混合器は、メータリングバルブ(調量弁)という泡消火薬剤の流入量を加減するものがあるので間違いないと思います。
左の混合器ですが、もしかしたら???プロポーショナーに使うものなのかもしれませんが、おそらくプレッシャープロポーショナーであると思います。
🎪(´-`).。oO(TOKYO国際消防防災展2018にて “深田工業さん” のブースに…、、泡消火設備の機器が色々展示してありました…。。)
③ダイヤフラムのある原液タンクの方式
ダイヤフラムが設けられている方式は何か?と問われました。
これは “プレッシャープロポーショナー方式” と記入しましたが、今思えば(圧送式)まで書いてもよかったかなと…。(´・ω・`)💦
また、ダイヤフラムの役割を記述することも問われていました。
これには、“原液タンクから泡消火薬剤を混合器に送るため” と記入しました。
おそらく大体正解ではないかと思っています。
④継手の方法
この継ぎ手の方式は?という問いに私は “フランジ管継手” と書きました。
また、図のAの部分の名称を答える問題には “ガスケット” と解答しました。初めはAの部分がフランジかなと思ったのですが、おそらくパッキンのことを指しているなかなと判断しました。
そして、この(フランジ管継手による)結合はどのような場合に用いられるか?という問いには、“配管相互を最終的に結合する部分に用いる” と答えました。
エルボやニップルで配管を繋げていきますが、最終的にその配管どうしをつなげるために使えるのは、ユニオンかフランジによる結合のみであると実務を通して知った為です。
⑤25%還元時間の計算
この問題は‥完全に間違えました。(;´Д`)💦
まず、この水成膜泡消火薬剤水溶液の還元時間は何分か?と問われました。
泡水溶液の正味の容量が確か400 ㎖とかで、0.25をかけて100とかそういう値が出てきます。
表が与えられており、【時間】と【還元された水溶液の量】が分かっています。そこから、100 ㎖が2.5分程度だとは判断して解答できました。
しかし次が、この還元時間が適切か不適切か?という問いと、その理由を書けという問題でした。
水成膜泡消火薬剤は、低発泡の場合の25%還元時間は1分なのですが、3分と思っていたため、不適にして3分の時点で25%以上還元しているため、と記入してしまいました。(ノД`)・゜・。.。o○
鑑別の最後の問題で、大きく減点にはなったと思います。
“製図” に出題されたもの
①泡消火設備系統図の誤り修正
一つ目は、系統図の誤りを訂正する問題でした。
かなり時間をかけて考えたので、暗記していました。笑|д゚)✨
まず、系統図に空欄と記号があり、そこに解答欄の選択肢から該当する名称を答えるという問題が出ていました。
- アなら火災感知用ヘッド
- イなら混合器
‥などと答えました。💯(;´Д`)👌✨
この手の問題は参考書にも載っていますのでサービス問題かと。
次は、配管の誤りを図面上にて “3か所” 実線を引いて訂正せよ、という問題でした。
手書きの絵で、赤い線で直した箇所が管理人の書いた解答です。
そして最後の問題が、その実線を書いた理由を記述せよという問題でしたので、赤線箇所の理由を以下に3つ述べます。
①起動用圧力タンクは止水弁(仕切弁)の2次側に接続しないと、減圧を感知してポンプ起動できないため。
②水温上昇防止用逃がし配管は、補給水槽の水位より高い位置でないとうまく還流されないため。
③水温上昇防止用配管は逆止弁の一次側でないとポンプ締切運転時に機能しないため。
以上のように解答しました。他にもあればご指摘いただきたいです!
②区画された箇所の泡消火設備
まず、駐車場に設置する泡ヘッドの種類は?と問われました。
これは “フォームヘッド” 即答ですね、超頻出問題です。
次にフォームヘッドの全区画の設置個数を計算せよ、とありました。
これは{(8+8+8) ㎥×(9+9) ㎥} ÷ 9 ㎥=48(個)で求められました。
最後の÷9は、フォームヘッドは9 ㎡あたりに1つ設置することからです。
※ちなみにウォータースプリンクラーヘッドは8㎡あたりに1つです。
また、一斉開放弁の全個数は?との問いに関しては、一区画に1つなので “6つ” と解答しました。
✍(´-`).。oO(区画に関しては、“0.4 m以上のはりがある場合は別区画” となります。)
最後に、各泡消火薬剤を使用した場合に、一区画あたり何ℓ必要か?という問いでした。(薬剤は、10分放出する容量が必要です。)
たん白泡は 6.5 ℓ/分・㎡ × (9×8) ㎡ × 10分=4680 ℓ
合成界面活性剤泡は 8.0 ℓ/分・㎡(✕ 8.5 ℓ/分・㎡)、水成膜泡は3.7 ℓ/分・㎡で計算しました。
👆
※2020/10/30 誤り確認されましたので修正しました。
まだ“消防設備士2類”持ってないの?
かく言う管理人も、実はコッソリと消防設備士2類の資格試験のみ一度不合格を経験しました。🍂
落ちた理由という言い訳は、1類の消防設備士試験に似ているからできるだろうと舐めていたところと、前日が第二種電気工事士の実技試験であったというような事だったと記憶しております。📅(;´Д`)💔
そして、その後に合格した理由ですが “問題集を購入して取り組んだから” というのが勝因の大きな要素であったと思っています。📖✨
1回目の受験時に薄い参考書1冊しか購入していなかった時点で、今思い返せば足らなさすぎる!と感じますが、まさか2類が一番難しい試験になっているとは思いもしませんでした。🌊🏄💦
泡消火設備のみで一つの試験になっている事から、その出題内容は “狭く深い” 傾向にあります。
合格する為には、“消防設備士2類模擬試験問題集” というバイブルを解くことは必須でしょう。📕
“消防設備士2類” 免状取得のススメ
管理人が業務に取り組む上で一つ思っているのが『事前に関連する予備知識を蓄えておくことで、出会った仕事から得られる知見の吸収率を増大できる』ということです。💭
お勉強でも予習が大事だと言われますが、特に新人の時は次々に目の前で起こる新しい出来事に対して、いくつ “何か” を拾えるか、気づけるかというのが成長のスピードを左右すると考えています。💡
例えば泡消火設備の消防検査に立会う機会が得られたとして、2類の消防設備士の資格試験の勉強をしたことがある方であれば『おっ!!』という感動の連続で、強く脳内に刻まれることが多いでしょう。🧠
その知っているからこそ考えを膨らますことができるというワクワクが、日常を少し楽しいものへと変えるのではないかと思います。🌅✨
㊙ 2類「過去問テスト」作りました
ここまで読んで下さいまして、誠に有難う御座います!🙇🙇
そんな勉強熱心な方々にのみ、消防設備士という資格試験における勉強方法として圧倒的に効果の高い「実際に出た問題」を解く為の「過去問テスト」を紹介させて頂きます。📈👷💭
「過去問テスト」は、弊社ブログ及びTwitterの管理人が情報収集を積み重ねピックアップして過去問ベースの模擬試験です。📋✨
青木防災㈱のnote上でのみ2類の「過去問テスト」を限定公開しております、表に出づらい貴重な「実際に出た問題」の情報をGETしてライバルより早く合格を勝ち取りましょう!💯(´∀`*)ウフフ♪
出題される可能性が高い問題を解くことで5〜10点を比較的ラクにGETできるって、自分が受験生の頃だったら絶対に「過去問テスト」使ってるなと我ながら思います。
まとめ
・ 奇問は少なかったが、この記事を書いているうちに自分の認識していた不合格率がどんどん高くなっていき、心配になってきた。
・ 今後受験される皆様に向けた記事の予定であったが、自分もそこに含まれている可能性が高まった。
・ こんな問題やったかなあ、こうやって書いたかなあ…と最後の製図のところに関しては思っています。(ノД`)・゜・。
コメントをお書きください
さくお (土曜日, 02 5月 2020 11:01)
いつも参考にさせてもらってます。
忙しいのにこの様なサイトを作って下さりありがとうございます。
これからも色んな記事楽しみにしています。
管理人 (日曜日, 03 5月 2020 14:03)
>さくお 様
コメント有難う御座います!
とても励みになります!!(´;ω;`)✨
今後共、何卒宜しくお願い致します!!�
柳崎 清 (日曜日, 21 2月 2021 17:01)
区画された駐車場に設置する泡ヘッドの個数を問われたら、1区画ごとに設置する泡ヘッド数を算出して6区画の計を算出するのが正しいのではないですか。天井の梁の張り出しで区画されていたら、こうするのが正しく、天井の梁の張り出しがなければ、全体の面積をフォームヘッド1個の面積9平方メートルで割ってよいと思うのです。
管理人 (水曜日, 19 4月 2023 00:21)
>柳崎 清 様
コメントありがとうございます!
一度ご自身で計算してみて下さいませ!