排煙口の動作スキーム
①自火報連動による排煙口の開放
防排煙と連動した“3種の煙感知器”
天井内に設けられた排煙口ラッチ(電磁弁)
②排煙口開放ボタンによる手動開放
排煙口には “手動開放ボタン” も設けられています。✋(・ω・)
有事の際は、自火報による自動的な動作を待たずとも、ヒトの判断にて排煙設備を作動させることができます。💡
また、排煙口本体にも実は手動開放用の丸いボタンが設けられており、それを押すことでも動作させることが可能です。🔘❕
✍(´-`).。oO(ただし天井にありますので、、ボタンを押すには脚立 or 巨人が必要です…。。)
排煙口手動開放ボタンの位置
✍(´-`).。oO(いい写真が無くて、、困った困った…。。)
手動排煙口開放用ボタンの内部
上記の手動開放ボタン内部には、排煙口と繋がったワイヤーがあります。💡
排煙用ボタンを押すことで、ギリギリギリとワイヤーが伸びて排煙口が開放します。🚪
✍(´-`).。oO(このワイヤーが切れたり、、中で挟まったりするなどのトラブルが発生することが多いです…。。)
ちなみに、この写真を撮った際の工事は、この排煙口手動起動ボタンの移設でした。📷
排煙スイッチの移設
☜(´-`).。oO(幾つか覚えておくべきことがあります…。。)
排煙口スイッチの配線の数は…5本⁉
🌈(´-`).。oO(線が5本要りますので…、、3P(ペア)をご用意くださいませ…。。)
あと、今回の排煙スイッチは電線を外すのに "精密ドライバー" というアタマの小さいドライバーが必要でした…!!
排煙スイッチの"固定"
🍉(´-`).。oO(間違えてスイッチを押して…、、天井が "パカッ" と開いて "ビュー―" と空気を吸い込まないように…。。)
ボードの穴を"埋め戻し"
🔩(´-`).。oO(元の "穴" は…、、綺麗に埋め戻してクロス屋さんに引き継ぎましょう…。。)
煙の恐怖
よく、“煙の方が怖い”と言われるのを聞いたことないでしょうか。💭
これは、火災による死亡原因の多くは、火炎に包まれ火傷を負うことではなく、煙を吸い込んでしまったことによる一酸化炭素中毒などで無くなる方が多い為です。☠
✍(´-`).。oO(一酸化炭素が血中のヘモグロビンと結合し、、体内の酸素が減少して呼吸困難になり死に至ります…。。)
移動式の消火設備も “煙が充満する箇所” には設けられない理由に、消火活動中に煙を吸い込んで死に至る可能性が高いことが背景にあります。🔥
加圧防排煙装置
また、“加圧防排煙設備” なるものもあります。💡
防煙区画に設けられた旧機構より加圧給気することで、排煙口に煙が押し出されてぐんぐん抜けていくような仕組みです。(;´Д`)💭
✍(´-`).。oO(点検時にむやみに作動させると、、石膏ボードを吸い込んでしまうくらいの勢いがあるので細心の注意を…。。)
まとめ
- 排煙口は、火災の際に死因となる危険な煙を外に出す重要な設備であった。✅
- 排煙口の作動方法は、自動と手動によるものがあった。✅
✍(´-`).。oO(火災で煙が発生した場合は口を布で塞いで、直ちに逃げることが一番大事であることを覚えておきましょう…。。)
コメントをお書きください
伊藤建設㈱ 真下 (木曜日, 19 12月 2019 11:43)
古い建物で排煙口開放函の高さが高いので下げたいとのことですが、御社での対応は可能か連絡しました。一度写真を送りたいのですがお願いできますか?
伊藤建設㈱ 真下、 三重県松阪市より Eメール:mashita@ito-hinoki.jp
宜しくお願いします。
管理人 (木曜日, 19 12月 2019 13:22)
>伊藤建設㈱ 真下 様
コメント有難う御座います、メールを送信させて頂きます。
引き続き宜しくお願い致します。
あおん (木曜日, 14 10月 2021 21:50)
排煙口手動開放ボタンの写真ですが、ガス消火の手動起動装置の写真になってますよ�