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自火報の受信機が同一建物に二つある場合の相互連動

受信機が二つ
火災報知設備の受信機が二つ隣り合って設置されている様子。

建物の増築や用途変更警戒区域が増えてしまい既存の受信機では対応できなくなり、一つの建物に自動火災報知設備受信機が2つあるというケースが発生します。👥💦

 

そのような場合、一方の受信機で感知した火災の信号を、もう一方の受信機にも伝えて、2台ともが発報する “相互鳴動” にしなければなりません。🚨♪

 

また、2つの受信機が離れた場所に設置されている場合は、その受信機間で “相互通話” できるようにしなければなりません。📞

 

✍(´-`).。oO(今回の例のケースでは…、、たまたま受信機隣同士であったため相互通話は不要でした…。。)

受信機に関する消防法


消防法施行規則第二十四条の自動火災報知設備の関する基準の中から、本題に係る条文をピックアップしていきます。📙P.452~

 

まず、2で謳われている受信機に関しての条文は以下の通りです。🎤♪

  • 2のト‥一つの防火対象物に2つ以上の受信機が設けられているときは、これらの受信機のある場所相互間で同時に通話することができる設備を設けること。📞

 

次に、5で謳われている地区音響装置に関する条文は以下の通りです。

  • 5のへ‥地区音響装置は、一つの防火対象物の2つ以上の受信機が設けられているときは、いずれの受信機からも鳴動させることができるものであること。🚨

受信機間の “相互通話”


では、相互通話をする為の設備って具体的に何をつければいいんだ…という話になるかと思いますが、ここは市町村条例で詳細が定められており、使用できるものが異なる可能性がありますから、所轄消防署に一度ご確認ください。🚒💦

 

そして、以前から大阪市内を中心に弊社が主に設置しているのが、リンク先にもあります “インターホン用の電話機” です。☎♪

 

他にも、型式が取れている非常電話電話の機能が付いているP型1級の発信機などでも相互通話ができれば良いらしいのですが、一番リーズナブルなのがコチラというわけ採用しております。💸(;´Д`)👌✨

参考:京都市


受信機間の “相互鳴動”


受信機に“連動”の警戒区域窓
受信機に“連動”の警戒区域窓を設定。

もう片方の受信機にて警戒している区域が発報した際、画像のような【連動】と書かれた警戒区域窓が火災発報するように設定します。

 

こちらの受信機の警戒で発報していなくても、もう一つの受信機で火災発報していれば地区音響装置(ベルなど)が鳴り響きます。🚨

 

✍(´-`).。oO(一般的には【◯◯移報】であったり…、、【◯◯連動】等という名称で表示されることが多いですかね…。。)


設定すべき警戒区域番号は?


もう一方の受信機も同様に“連動”の警戒
もう一方の受信機も同様に“連動”の警戒窓を…。

どの警戒区域番号にするかは甲種4類消防設備士が計画し、着工届を提出する際に所轄消防署の予防担当者と相談することによって決められます。📝

 

✍(´-`).。oO(しかし、他の警戒と判別しやすいからか…、、一番最後の警戒区域番号が設定されていることが多いですね…。。)

 

余談ですが、距離が離れた位置にある受信機と相互鳴動の為に配線が繋がっている防火対象物で誤報が起こった場合、全ての受信機が鳴るわ、もう一回その距離を配線し直さなければならなくなるわで最悪な目にあいます。💔


消防設備士4類免状取得のススメ


上記の事柄は、お客様にとっては “豆知識” ですが、実は弊社のような消防設備士防災屋の人間は誰でも知っているような事であったりします。🚒💨

 

そしてこれらの情報源に触れるタイミングとなるのは、“現場” と “資格試験の勉強” の2点です。📝✨

 

消防設備士の資格試験は、乙種であれば誰でも受験可能ですし、乙種を一つでも取って2年の実務経験を経れば甲種の受験資格も得られます。🌸(´∀`*)ウフフ

 

また、電気工事士の免状をもっていたり、工業系の学部を出ていればイキナリ甲種も受験できます。🏫♪

 

少しでもご興味のある方は、参考書などを入手してパラッと読めば、もしかしたら受験意欲が倍増するかもしれません。🌱

 

弊社ブログを見たことがきっかけとなり、未来の消防設備士として活躍される方が一人でも増えれば本望で御座います。📖(^^)/♪


まとめ


  • 一つの防火対象物受信機3台以上設けてはならず、2つ以上の受信機が設けられているときは、これらの受信機のある場所相互間で同時に通話することができる設備を設ける必要があった。✅
  • 地区音響装置(ベルや非常放送)は、一つの防火対象物の2つ以上の受信機が設けられているときは、いずれの受信機からも鳴動させる必要があった。✅

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コメント: 1
  • #1

    Madison Blanton (金曜日, 03 2月 2017 05:02)


    It's difficult to find experienced people for this topic, but you seem like you know what you're talking about! Thanks