◎ ピトーゲージの測定方法
消火栓の水圧は、消防法で定められています。📝
屋内消火栓(1号)の放水圧力は0.17MPa以上0.7MPa以下で、放水量は130ℓ/minです。💡
(´-`).。oO(家庭用のお風呂が150~200ℓくらいの容量であり、それを1分くらいでホースから水を出して満たしてしまう。。)
また、屋外消火栓の放水圧力は0.25MPa以上0.6MPa以下で、放水量は350ℓ/minと大量の水をまき散らすこととなります。🌊
つまり、点検時には水はけのよい場所を選ぶほか、周囲に水が飛び散らないように考慮することが必要です。🏢(;´Д`)❕
通称:ジャバジャバ(製品名:ピトーキング)は、水流を弱めて排出してくれるほか、水圧も測定して切れる試験機です。⌚✨
◎ ピトーゲージの価格
製品名:ピトーキングは㈱岩崎製作所より販売されており、販売価格は税込み¥26,620~30,800円と公式サイトに記載されています。(※2021/10/14 時点)
また、1号消火栓の平ホースではなく易操作性1号消火栓や2号消火栓では丸ホースの場合はピトーキングではなく、写真の様な通常のピトーゲージを用いて放水圧を測定します。
こちらの消防設備士1類の試験に出題される様なピトーゲージについては¥10,000円前後で販売されています。
消防用設備の施工・メンテナンスを生業にするのであれば、この2つを所持しておく事はMustでしょう。
◎ 屋外消火栓の放水試験
次に、屋外消火栓の放水試験時について記します。
◎ 屋外消火栓の放水試験
✍(´-`).。oO(以下に、屋外消火栓の放水点検時の動画をアップロードさせていただきます‥。。)
◎ 放水圧力の測定結果から放水量を求める計算式
放水量は次式により算出します。
- Q=K×D²×√10.2P
Q:放水量(ℓ/min.)
K:1号消火栓は0.653、易操作性1号消火栓、2号消火栓及び広範囲型2号消火栓は型式により指定された定数を用いること。
D:ノズル口径(mm)噴霧切替ノズルにあっては、棒状にした場合の口径
P:放水圧力(MPa)
【✍追記】
- 危険物施設については放水圧力などの数字が異なる為、防火管理者向けのお役立ち情報「ボジョ」にて更新している「危険物施設の屋内消火栓5箇所同時放水試験【※屋外消火栓は4箇所】」ページをご参照くださいませ。
◎ まとめ
・ ピトーゲージは主に屋内消火栓と、屋外消火栓の点検時に使用する器具。✅
・ 消火栓の水圧は消防法で定められており、点検時にはその水圧を計るためにピトーゲージを使う。✅
・ 1号消火栓の平ホースではなく易操作性1号消火栓や2号消火栓では丸ホースの場合はピトーキングではなく、通常のピトーゲージを用いて放水圧を測定する。✅
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Major Duhart (金曜日, 03 2月 2017 06:03)
Appreciate this post. Will try it out.